魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

血液型 閑話(2)

2009年08月28日 | 占いばなし

血液型による見方が、科学的市民権がないことを承知の上、
さらに占いでもないことを断りながら、血液型閑話をしてみたい。
当然、A型B型にO型要因が強くあることは前提だ。

A型B型
家族全員A型の中で、たった一人のB型のお父さんが、Tシャツを買った。
これがなかなか気に入ったので、お店に在庫があるうちにと、翌日、まとめて5枚買って来た。

家族全員の大ブーイングが起こって、困ってしまった。
「お父さん、止めて!」「人に同じシャツ着てると思われる」

お父さんとしては、だから5枚買って来た。毎日、とっ替えて清潔なシャツを着ていたいからだ。

この話を聞いて、笑ってしまった。
B型は一つ気に入ると、しばらくは、そればかりになる。
どこかのメンチカツが気に入ると、毎日そこに買いに行く。
B型の家庭では、毎日が、ナベでも誰も文句を言わない。

着るものにしても、着心地がよくて、見た目もイケてると思えば、毎日それを着ていたい。物理的に「良い」からだ。

ところが、A型は自分の思う感覚より、他人にどう思われるかで判断する。ファッションという、社会性に波長を合わせることが、イケてる「良い」ことなのだ。

A型にせよB型にせよ、自分なりの基準やこだわりを持っている。
A型は精神や社会性だが、B型は物質と感覚だ。
A型とB型の関係は、まったく違うので、互いに解りやすい。

O型
ところが、O型には自分の基準に対するこだわりはない。
鈍感なわけではない。識別能力は、偏見やこだわりのAやBよりむしろあると言える。

自己防衛本能による好き嫌いはあるが、価値観の基となる、こだわりや好みがない。
ここが、A型B型が、O型に調子がくるうところだ。

O型は現実的だから、A型B型と付き合う時、何でも物量に置き換える。
大きい、多い、強い、上位・・・を強調するO型に、
A型もB型も、あっけにとられてしまう。次元が違うからだ。

例えばグルメ・・・について、B型が、味そのものにこだわるのに対し、A型は、そのストーリーにこだわる。この両者の「こだわり」は、生い立ちからくるそれぞれの「好み」による。

しかし、「好み」がないO型は、それにまつわる「データ」を網羅し始める。
歴史、由来、調理法、食材・・・それぞれのデータを、得意の記憶力を活かして網羅し、そのバイタリティーで熱心に講義する。
そして、これが「最高」なのだと、店に案内したり、自分で調理したりして、さらには、指導しようとする。

A型B型の「好み」の話が、O型にかかるといつの間にか、上下や勝ち負けの支配権争いに変わってしまい、A型B型にとっては無意味な問題なので、結局、沈黙し、O型は「どうだい」と溜飲を下げる。