1.除籍謄本編
先日、区役所で取った舅の戸籍(除籍)謄本は、
果たして『A郡○○町より転籍』で始まっていた。
つまり、最後の本籍地だけでは決着が付かず、
思った通り、「前」があったという訳だ。
私は既にたくさん学習した。
とにかく、役所というところはいきなり行っては駄目だ。
役所は、ヒトに平気で無駄足を踏ませる。
ので、今回も私は電話でなんとかしようと考えた。
だが、A郡などという名称は、現在の広島には、無い。
仕方がないから、Aなんとかという似た名前の区の役所に、
あてずっぽうで電話してみた。
そうしたら、そこの直接の管轄ではなかったのだが、
A区役所○○出張所、というところが係だとわかった。
この時点で私は、そこへ直接出向くことは諦めた。
物見遊山で電車でも乗って行ってみるかと思っていたが、
私の実家みたいな僻地だったらエラいことだ。
暗くなる前に帰って来られないじゃないか。
で。
そこへ電話をして、郵送で除籍謄本が欲しい、と言ってみた。
以下、○○出張所の返答。
1.除籍謄本が必要と明記すること。
2.筆頭者として舅の名前を書いておくこと。
3.A郡○○から昭和○年に除籍になった者、と書くこと。
4.出生からのものがすべて必要、と書くこと。
以上を、直系の者(我が家の場合は主人)が自筆で書き、
やむをえずパソコン文書になるのであれば印鑑を押すこと。
昼間連絡可能な電話番号を書いておくこと。
こちらの送付先も併せて書いておくこと。
除籍謄本は一通750円。郵便小為替を組むこと。
更に除籍謄本が必要になる(これ以前の本籍地がある)場合を
考えて、三通分くらい同封するとよい。
除籍謄本はかさばるので、返信用切手50円を二枚、10円を四枚、
白い小袋に入れ、「切手在中。50円×2 10円×4」と明記。
2.固定資産税評価証明書編
話はまだ終わらない。本当にエンドレスなのだ。
固定資産税の支払い者も決めなくてはならないので、
「固定資産税評価証明書」なるものも、取らなくてはならない。
これは広島バスセンターの市役所サービスセンターでは駄目で、
市内区役所に出向かなくてはならない。
こっちが何か貰えるという話ではなく、
こちらが納税させて頂くために、手間暇かけて交通費払って、
わざわざ手続きをせねばならないのだから、大変だ。
私だから、ブーたれながらも真面目にやっているけど、これ、
じーちゃん本人が行動してたら、タダじゃ済まんよ?
こっちも例によって「直系」でないと手続きができないので、
私が出向く場合は、いちいち主人からの自筆委任状が要る。
それと、舅と主人の関係が証明できる、戸籍謄本、または、
除籍謄本を持参すること。
3.国民年金・厚生年金・老齢基礎年金編
社会保険事務所ともあれっきりになっているのだが、
それというのも、死亡診断書に区役所の証明が要る、
というところが、まだ整っていないからなのだ。
除籍謄本まであるのに、どうして死亡診断書が要るのか、
しかも原本または区役所の証明済みコピーでないといけない、
というほど厳密なことをなぜ言われるのか、私には完全に不明だ。
それと、介護度5で寝たっきりの姑の、
「平成17年度所得証明書」なるものも取りにいかねばならない。
年金収入のほか、名義上、不動産収入があったりするといけない、
ということだろうとはわかるのだが、
ある訳ないことを百も承知している身内としては虚しいよ(T.T)。
私はつくづく思った。
こういう手続きが、理解できない・実行出来ない、
という理由で、相続も納税もせず、放置し続ける人間は、
世の中、ひとりも居ないものだろうか?
あるいは、今お金がないという理由で手続きできないヒトとか。
だって、先日来、謄本類を次々と取ることと、その交通費とで、
私は既に、一万円は支払っていると思う。
まあ、多分、これをほったらかしにしておくと、
とどのつまりは、裁判所かどこかの決定か命令により、
相続人が不利益を被るような結末になるから、
皆、どうにかこうにか、手続きをやり遂げているんだろうとは思うが。
それにしても腹立たしいのは、
ヒトにこれだけの条件を課しておいて、
どこの役所でも窓口業務は月~金の8:30~17:00だということだ。
しかも、土日祝日は例外なく休み。
直系でないと手続きできないとかなんとか、いちいち細かいが、
私以外の誰が、こういうことに時間を費やせるというのか。
これで私がフルタイムで仕事していたら、どうなるのだ。
どの家にも必ず、暇な女がひとりは居る、
というのが、お役所の前提ですか?
Trackback ( 0 )
|