実は、書く機会を逸していたのだが、
我が家は、かなり前に、マンションをひとつ、契約した。
建設計画がある、と聞いて調べたら、場所が良かったので、
転勤になって自分たちが住まなくても賃貸として転用がきく、
と考え、建設中のものを早々と契約したのだ。
勿論、最初から投資用と決めていた訳ではなくて、
そもそもの話の発端は、自分たちが住むためのものだった。
当時は、舅が癌を抱えながらも一応、元気で、
姑とふたりの生活を維持していた頃だったので、
我々は転勤になったとき、果たしてふたりをおいて行っていいのか、
ということで、密かに、頭を悩ませていた。
もしも、じーちゃんに相談でもしようものなら、
「そんな心配いらん、いらん!お前ら、遠慮せんと、行け!」
と言うに決まっていたから、コトは我々の側の問題だった。
舅姑もだが、私のほうの両親も歳を取るばかりなのだから、
やはり今後は、あまり遠方の県外で呑気に暮らすことは出来まい、
というのが、我々の結論だった。
それで、とにかく転勤となれば官舎はすぐ空けなくてはならないから、
必要とあらば娘と私だけでも残れるよう、広島に拠点が要る、
万一、住む機会がなくても人に貸せば良い、
ということになり、マンション購入を決めたのだった
(年齢的にも、ローンを組むのに限度があるから、
どちみち、どこかで決断せねばならない段階には来ていたし)。
そこへ、このたびの、耐震強度偽装マンション事件だ。
聞くところによると、私たちの契約したマンションも、
「おたくまで、偽装などしていないでしょうね!?」
という問い合わせが、不動産会社のほうに殺到しているらしい。
先日、私たちの担当だった方から直接、我が家に電話があり、
ご心配なくという主旨の説明が、改めて、あった。
確かに、この会社は、耐震強度の偽装など、一切していない。
私は、自分でその会社のHPを見たので、知っている。
そのようなあやしい記述など、全く載っていない。
我々が契約したマンションは、サイトのどこを読んでも、
そもそも、耐震設計に、なっていない
としか思われないのだから(爆)。
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