転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



9月号のテキストが発売された。
いよいよ前期の最終月だ。

フランス語の初級編は、さすがに耳だけでやるのはキツくなってきた。
特に『練習問題』で、与えられた日本語の意味に相当するフランス語を
作文して言うところなど、当初は何も見ずに余裕で言えていたのだが、
先月くらいからテキストを見ながらでないと厳しくなってきて、
8月になって複合過去と半過去が入り乱れると、
ついにテキストを見ていても即座には言えなくなった。
少し待って貰えるなら、正しいフランス語を組み立てることができるのだが
私が言い終わらないうちに、フロランス・オガワ先生の正解が聞こえてきて、
「まっ、待って、まだ…(汗)!」と内心で焦ることが大半になった。
1月の仏検2級の二次試験のときにも痛感したが、
私のフランス語はゆっくりでないと駄目で、全くスピードが出せないのだ。
理由は勿論、勉強不足ということに尽きるわけだが、
時間をかけて考えないと適切な語彙が出て来なかったり、
動詞の活用が瞬時に出来なかったりすることがとても多い。
この状態を脱却するためには、丁寧な反復練習あるのみ、
とわかっているのだが、なかなか実行できていない。
このあと9月は条件法・接続法に触れ、時制の一致まで扱うとのことで、
初級講座にしてはレベルが高く、私にとっては実に良い復習になりそうだ。
と同時に、ますます負荷のかかる練習となることだろう(^_^;。

応用編のトリュフォー関係のインタビューは、とにかく聴くのみだ。
できるだけ予習して語彙を増やそうとは思っているのだが、
日々の忙しさにかまけて、ほとんど実行できていない。すみません。
私が映画に全然詳しくない、ということも壁になっているとは思う。
例えば、もしこれがピアニストのインタビューだったなら、
作曲家や作品、演奏家について私にいくらかは予備知識があるので、
話の流れを掴むことがもう少し容易だっただろうと思うのだが、
私は映画ファンではなく、取り上げられる作品もほぼ全部観ていないので、
せっかくの貴重なインタビューが
『猫にコンバンワ』になってしまっているのだ。
客観的に言って相当勿体ない状態であるという自覚は、ある(^_^;。

スペイン語は入門編のみを聴いているのだが、
とりあえず脱落はしないでここまで来ることができた。
しかしスペイン語がいかほど巧くなったかというと、心許ない限りで、
4月当初よりマシになったことは事実だが、
多くのことがあやふやなまま、最終月まで来てしまったと思っている。
今期のスペイン語入門編はある意味、魔法のような構成で、
先週や先月のことを忘れていても、『今日の表現』を覚えれば、
それできょうのレッスンはなんとかなってしまうように出来ているので、
私はあちこち取りこぼしをしたままでも、
そのことに深刻な危機感は持たず、毎回やりおおせてきたのだ。

折しも帰省中の娘は第二外国語がスペイン語なのだが、
彼女によれば、大学のスペイン語は既に文法は相当進んでいるそうで、
私のやっている入門編のテキスト自体は簡単に見えるということだ。
「でもこういうスペイン語が喋れるわけじゃないよ。
日本人の先生にスペイン語の文法を習って日本語に訳しよるだけじゃもん」
と娘は言うのだが、それは当然だ。
週2回×四ヶ月の練習だけで話せるようになる外国語などあるわけがないが、
それ以前に、そもそも大学のスペイン語は街の会話教室ではないのだから。
天気や食事や買い物の話題で、ノリと勢いの雑談をすることより、
まずは外国語の文献を読めるようになることが、大学での学習の目標だろう。
それがしっかりできた上でなら、喋れないより喋れたほうが良いだろうけれど。

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