転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



転夫ころもんは、ときどき、ネットで見つけたお店から
美味しそうなものを「お取り寄せ」している。
我が家は各自勝手に食べたいものを食べるという雰囲気が、
常日頃からあるので、ころもんはそういうときは、
自分だけのために、純粋に自分の欲しいものだけを注文する。

先日のお取り寄せは、なんとかいうワインだった。
既に馴染みの宅配業者さんのオジさんが、
「転妻さん。きょうは、ワインが届いてますよ!」
と、いつも以上に、大変ニコヤカに配達して下さった。
私は出不精で、何かというと、これまでにもよく、
ニッ○ンとかセ○ールとか各種通販会社を利用して来たのだが、
『おばはん、ついに酒かよ~』
と宅配業者さんは考えたに違いなかった。

そして、今朝また何か来た。
「きょうは、クール便ですよ♪」
と、くだんの業者さんが、やはり朗らかに届けて下さった。
見たら、フォアグラのテリーヌだった。
業者さんには、どういう道楽もんのおばはんだと思われたことだろう。
主人の留守に、テリーヌをつまみにワインを愉しむとは。

さて、主人はきっと、これを楽しみにしているに違いない。
そう思った私は、主人の携帯にメールをした。
転妻『今、フォアグラ、来ましたよ』
転夫『わ~い♪』

なにしろ、ころもんにとって、滅多に食べられないご馳走だ。
今晩の御飯は、ワインとテリーヌに合わせて、
お酒のアテになりそうなものを用意することにした。
白身魚を揚げたものとか、カルパッチョとか。
私自身は全く飲まないが、それらをオカズに
普通に御飯を食べるのにはやぶさかではない。
まぁ白い御飯にフォアグラ乗せて食べようとはさすがに思わないけど。

果たして、いつもより数段早く戻って来た主人は上機嫌だった。
が。

「あ。パン買って来んの、忘れた」
主人は家に入るなり、そう言って、また回れ右して、出て行った。
主人は、テリーヌを好みのフランスパンに塗って食べるのだ。
そもそも私が事前にメールでテリーヌ到着を知らせたのも、
そのパンを、主人本人が、帰宅途中にどこかに寄って、
自分で選んで買ってこられるようにと考えたからだったのに、
本人、喜びのあまりか、すっかり忘れていたのだった。

ちなみに、『ガラスの仮面』44巻は、忘れずに買ってきていた。
偉いのか、偉くないのか、不明だった。

Trackback ( 0 )