転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



昨日から急激にやる気を出した主人が、
本という本を引っ張り出して要るものと要らないものに分け、
近々、またBO○K-OFFを呼んでやると言って張り切っている。
本人的には、確かに整理しているのであり、荷造りしているのだが、
私から見ると、家の中がどんどん雑然と散らかっていくだけ、
のように見えて仕方がない(T.T)。
棚の上(ピアノの上から移って貰った)にいる舅が、
心なしか、怖い顔をして睨んでいる気さえする。

これからは、広島に拠点が要る!
という強迫観念に駆られて買ったマンションで、
舅が亡くなってからは、もう要らないから人に貸すか?
みたいな話も出たりしたのだが、
いやせっかく新築なんだからと我々が自分で住むことに決め、
そうしたら例のヒューザーと姉歯物件の事件が発覚して、
うちのはまだ仮契約だし、いっそやめようかと動揺したり、
・・・まあ、ここまで、実になんだかんだと紆余曲折あったのだが、
結局、こうして、転勤でもないのに我々の希望だけで引っ越す、
という事態になってしまった。
これまでの数多い転居のなかでも、こんなのは初めてだ。

で、新居は嬉しいには違いないのだけれど、私はなんだか複雑だ。
官舎は、どこで住んでも、実にいろんな生き物がいて、
こりゃもう、自分の田舎を思い出す気色悪さだったものだが、
いざ出て行くとなると、なんだか惜しいような気がしたりして。
ゴキ男、極太並太、それにネズ子、おまいらのお陰で退屈せんかった。
私は居なくなるけど、皆の者、堅固で暮らせよ
(ってまだ三月いっぱいはここに居るけど)。

官舎を出て行くにあたり、今の私の不安はもうひとつ、
マンションは誰が隣人になるかわからない、という点にある。
官舎は、互いの勤務先が同じだったし、名簿を見れば部署もわかり、
何期であり何号給であるか(爆)も、全く隠しようがなかったが、
それは裏を返せば、お互いの境遇がわかりきっている、
という安心感にもつながっていた。

外のマンションとなると、そうは行かない。
引っ越し!引っ越し!さっさと引っ越し!!
とスゴい形相で巧みに太鼓を叩くオバさんが隣人だったら、どぼじよう。
そして、本当にすぐ転勤があってまた出て行くハメになったら
我々はまさしく引っ越し貧乏に陥ってしまうことだろう。
ご転勤で、賃貸に転用なさる場合には、是非ともご用命下さい、
と、マンション販売業者さんが、満面の笑顔で言っていたが、
そうしたら、華麗に不動産収入を得る転勤族になれるのだろうか?

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