転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 

昼顔  


小学生の頃、理科の単元で「朝顔の世話」というのがあり、
夏休み中、植木鉢を家の前に置いて、花がいくつ咲いたとか、
つぼみがついているとか、観察日記を書いた覚えがあるので、
「朝顔」のほうはすっかりお馴染みなのだが、
私は、このトシになるまで、「朝顔」の仲間の「昼顔」なるものを、
きちんと見たことが一度もなかったような気がする。

写真は近所で見かけた昼顔で、花の感じは朝顔によく似ている。
ツルがあるところもそっくりだが、葉は、朝顔より縦長に見える。
調べてみたら、「朝顔」も「昼顔」も同じ「ヒルガオ科」なのだそうだ。

「昼顔」は種がなく地下茎を伸ばしているのだそうで、
一旦生えると、駆逐することは困難であるようだ。
うちの舅には絶対に許すことのできない種類の植物だと思われる。

ちなみに「夕顔」だけは科が違っていてウリ科だということだ。
私はこちらのほうは直接見たことをはっきりと記憶している。
私が小学生の頃、母方の祖母が園芸に凝っていて、
玄関の脇に夕顔を植えて大切にしていたものだった。
白い、大ぶりな花が咲いていたことを覚えている。
咲いたから見ろと言われて、外に出て眺めたこともあった。

ただ夕顔は、かんぴょうのモトになる植物であるせいか、
甘い独特のニオイがするから虫が付いて困る、
と祖母がぶつぶつ言っていた記憶がある。
ぼんやりと優雅な花だったけれども、世話は難しかったようだ。

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