明日、娘の通う小学校では卒業式が行われるのだが、
4年生である娘は式には出ないのだそうで、
通常通り登校はするが、「朝の会」だけですぐ下校になるらしい。
学校滞在時間、およそ30分(^_^;)。
週日とは思えない、早い時間から下校できるとあって、
娘は大喜びだが、私は「そんなんでいいのか(--#)」という、
ちょっと納得できない気分も、実は、ある。
今時の小学校では、「在校生」として卒業式に出席するのは、
5年生だけでいい、あとは帰れ、というのが普通なのだろうか。
昨日、ちょっと用事があって娘の学校に行ったとき見たら、
体育館は前半分しか椅子が並んでいなくて、がらんどうだった。
施設が狭くて、保護者席を取るとあとは5、6年生しか収容できない、
という問題でないことだけは、あきらかだ。
私が小学生だった頃は、何年生から出席していただろうか。
小学校2年生のときには、卒業式に在校生として出て、
歌など一緒に歌った記憶があるので(『仰げば尊し』の時代だった)、
少なくとも三十数年前の某公立小学校では、
5年生だけが「在校生」扱いだったということはないと思う。
ちなみに、各学年4クラスずつあり、各クラス45名以上は居たので、
当時のほうが、今より人数的には多かった。
ちょっとネットで検索してみたのだが、
各地の小学校の卒業式の式次第や記録などによると、
やはり、「在校生」として卒業式に出るのは、
5年だけ、あるいは4年生以上、等々と、
主として「高学年」に限っている、
という学校が、今は非常に多いようだ。
式に出ない低学年をどうするか、は学校によって違うが、
1~3年生は朝のうちに、6年生とのお別れの式をして帰る、
等の配慮がある学校はまだまだある意味「良心的」なほうで、
割り切っているところになると、4年以下は完全な休校日、
などという学校もあった(--#)。
(ちなみに1生から全員で卒業式に出席する、
という方針をとっているのは、分校とか複式学級などの、
特別に小規模で家庭的な雰囲気の学校が主流と見られる。)
どうして、この、6年生の大切な門出の日を、
できるだけ多くの在校生で見送ろうとしないのだろう?
娘の学校に限って考えてみても、
現に、体育館にはスペースが充分に余っており、
他学年児童も通常通り登校することになんの支障もないのに、
敢えて式に出席させず、帰宅させなければならない理由が、
私にはさっぱりわからない。
彼らが下校したほうが良い、その理由は一体何なのだろう?
だんだんと上級生になり、順番に送り出していく、
ということを、小さい学年のときから経験させるのは、
どう考えてもとても良いことだと私は思うのだが、
何か、間違っているだろうか。
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