転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



北海道は広いので、「来たついでに」と思っても、
簡単に観光地をハシゴすることはできない。
私の長年の希望である「岬巡り」は、
バスツアーか道内飛行機でも利用しないと不可能だし、
旭川や富良野だって片道何時間か見ておかないといけないから、
札幌からちょっと行って来ようという距離ではない。
第一、富良野なんてまだラベンダーの季節になっていない(爆)!

それで今日は、無理なく往復できる場所で、私の行ってみたいところ、
を主人が優先してくれて、苫小牧に出かけることになった。
苫小牧には、旧ソ連時代の宇宙ステーション『ミール』の予備機が
内部まで見学可能なかたちで展示されているということと、
太平洋に近いので、波打ち際から大洋が眺められるということ、
の二点が、私にとって大変魅力的であったのだ。

なぜ苫小牧にあるの? 世界唯一の宇宙ステーション「ミール」とは(北海道ファンマガジン)

札幌からJRで苫小牧まで、千歳線で1時間ちょっと。
特に混雑することもなく、順調に到着した。
まずは苫小牧市科学センターまで徒歩で。
10分ほどで行けるし、何しろ平野なので坂道等もなく、快適だった。

苫小牧市科学センターには、飛行機のモデルや、
重力関連の実験装置なども多数、展示されており、
休日に家族で出かけるにはとても楽しい場所だ。
その中でも勿論、ミール1号機の予備機を見学できるところが最大の魅力で、
作業服や、無重力対応ベッド、吸引式トイレなど、
実際の宇宙ステーションでの生活ぶりがリアルに想像できる、
様々な「本物」が並んでおり、宇宙ステーションの内部に入って、
それらを自分の目で見たり、写真に撮ったりすることができるようになっている。

    

それから更に、南のほうに10分ほど歩いて、太平洋岸に出た。
気温が10度程度で結構冷たい風が吹いており、海も波が高めだった。
小樽に行くのに日本海側の海岸線をJRで辿り、
きょうはこうして太平洋側にも来ることができて、
水辺が好きな私にとっては、なかなか収穫の多い旅になった(^^)。
札幌を真ん中に、余市から苫小牧まで南北に渡りきった感じだった。

苫小牧は製紙業で有名というのを、遙か昔、小学校の社会科で習った記憶が、
50過ぎてもなお、私の頭に残っていたのだが、
行ってみると駅からほど近い場所に、グランドホテルニュー王子という
かなり規模の大きなホテルがあり、その他にもビジネスホテルが多く、
やはり王子製紙その他の製紙業関連の出張で来る人が多いのだろう、
という印象だった。
太平洋岸の港湾都市は、工業地帯として発達しているし、
新千歳空港にもほど近く、苫小牧は立地としてなかなか良さそうだった。

 

午後からはJRで恵庭まで戻って、現地在住の友人某氏のご厚意で、
夕張郡栗山町の小林酒造に連れて行って頂いた。
某氏が自家用車で案内して下さった御蔭で、快適に最短距離で
現地まで行くことができた。
折しもこのあたりから天気が崩れて雨模様になり、
酒造に到着した頃にはかなり激しく降っていたので、
我々だけでバスやJR利用で動いていたら、とてもこのようには
小林酒造まで出かけることは出来なかったと思う。
改めて、友人某氏に感謝している。
ありがとうございました<(_ _)>!!

蔵元に行けば、娘には嬉しい試飲コーナーがあり、
飲まない私にはわからないが、娘はいろいろと試して、
気に入ったものを購入し、東京の自宅宛に送って貰うよう手配していた。
ちなみに、娘は量はそんなに飲めないので、小さい瓶で複数種類、
という買い方が楽しくて良いのだそうだ。

ときに栗山町には、名前が縁でファイターズの栗山英樹監督が居住されており、
その関わりは、ファイターズが北海道に来る前から始まっていたとのことだ。
小林酒造でも「栗山英樹」ラベルが販売されており、
近くには栗山監督がつくった「栗の樹ファーム」もあった。
帰る頃には雨がかなり強くなっていたので、
某氏の車の中から見せて頂いただけだったが(^_^;、
ログハウスや野球場に、実際に行ってみることができたのは貴重な体験だった。

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この日の夕食は、上記の友人某氏と、もうひとり、
たまたま帰省中だった、手稲出身・現在は東京在住の某氏にも来て戴き、
皆で、札幌で夕食ビュッフェを楽しんだ。
友人ふたりと私とは、実はもう20年ほど前からの宝塚観劇仲間で、
最初はインターネットの掲示板で知り合ったのだが、
観劇等でこれまでも幾度も一緒に行動してきたので、
今回はうまい具合に札幌で顔を合わせることができて嬉しかった。
宝塚人事評論家ころもんにとっても、興味深い話題がいろいろ出て、
思った以上に意義深い時間となった(笑)。

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