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転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



昨夜は、塩谷 哲&松本和将 2台ピアノジョイントコンサートに行った。
@安芸区民文化センターホール、18時開演。
プログラムは、以下の通り。

(第一部)
ミヨー:スカラムーシュ(2台)
 Ⅰ Vif Ⅱ Modere Ⅲ Brazileira
松本和将ソロ(当日発表)
 ショパン:夜想曲 第8番 変ニ長調 作品27-2
 ショパン:ワルツ 第2番 変イ長調 作品34-1
塩谷 哲ソロ(当日発表)
 ビル・エヴァンス:Waltz For Debby
塩谷 哲:Valse(2台)

(第二部)
モーツァルト:2台のピアノためのソナタ ニ長調 K.448
 Ⅰ.Allegro con spirito Ⅱ.Andante Ⅲ.Molto Allegro
塩谷 哲: 組曲「工場長の小さな憂鬱」より(2台)
 Ⅰ.純白の野心 Ⅱ.森に棲む妖精たちのラベル貼り
 Ⅳ.慈愛  Ⅶ.彩られる明日へ
塩谷 哲:Spanish Waltz (2台)

(アンコール)
塩谷 哲:あこがれのリオデジャネイロ(2台)
ミヨー:「スカラムーシュ」よりBrazileira(2台)

*****************

最初から最後まで、ふたりのピアニストの丁々発止のやりとりと、
そこから発散される「陽」や「正」のエネルギーを満喫させて貰った。
塩谷氏の、表現者としての、また作曲家としてのスケールにも圧倒されたし、
日頃はクラシック演奏家である松本氏の、モダンな即興演奏も素晴らしく、
ジャンルを超えた「音の楽しさ」が溢れるほどに感じられたコンサートだった。

初めの御両名の登場時、やや遅れて出てきた譜めくりストさんたちが、
とても可憐なお嬢さん御二人だったので、よく見たら、
コンクールの常連であり地元では既に将来を大いに期待されている、
中学生のMちゃんと高校生のKちゃんだった。
二人とも、演奏後いきなりステージ上で名前を紹介され、
塩谷氏からインタビューまでされて、本当はとても戸惑ったと思うが、
はにかんだ笑顔で、素直に答える様子が大変かわいらしかった。
昨夜は、このような演奏を、譜めくりを担当しつつ間近に観たり聴いたりでき、
きっと二人にとっても、またとない大きな収穫があったことだろう。

ところで、昨日のコンサートは、「2台ピアノジョイント」だったが、
私の印象としては、松本氏のクラシック音楽のフィールドよりも、
塩谷氏のラテンやジャズ、即興などの分野のほうに、
より力点の置かれた内容だったように思った。
純然たるクラシックは、松本氏ソロのショパンと、2台のモーツァルトだけで、
そのほかはすべて、近現代音楽と塩谷作品だったし、
演奏形態としても、「即興」が醍醐味となる構成になっていたからだ。

私は十代の頃からずっと、ロックでもクラシックでもOK(^^)、
という雑食系の音楽ファンで、ライブという形態も大好きだったが、
実はその一方で、意識的に「パス」して来たジャンルがいくつかあって、
そのうちのひとつがジャズ、特にモダン・ジャズなのだ。
ディキシーあたりなら、自分なりに好きか嫌いかの基準を持って聴けるが、
ジャズの時代が下り、長いインプロヴィゼーションが入る演奏形態になると、
私は自分の感覚がついて行けなくなるのを感じる。
長大な即興演奏の間、本来なら一緒に展開を楽しむべきなのに、
「今どのへんなのかな」「どうやったら終わるのかな」
と私はなぜか「完結の仕方」を探し求めてしまって、勝手に疲れる。
「どのへん」も何も、筋書きなどないのが即興の魅力である筈なのに、
私はその世界にうまく入ることが、感覚的に出来ないのだ。

そういう意味では、昨夜のコンサートは、
1曲目のミヨー『スカラムーシュ』は文句なく楽しかったが、
塩谷氏のビル・エヴァンス『Waltz For Debby』、
それに2台での塩谷作品『Valse』になると
自分的にやや、忍耐ゾーンに差し掛かった自覚があった(汗)。
私の感覚の中心に居座る、
「今、曲全体の中で、どの部分を弾いていることになるのか?」
を追い払うことが、どうしても出来ず、
音楽の展開に、無条件に自分の感覚を添わせることが出来なかった。
これは全く理屈ではなく、味覚とか嗅覚みたいなもので、
こちらのセンスがその部分をカバーしているかどうか
という問題なのだから仕方がなかった。

だから私としては、本プロの見事さは十分に頭では理解しながらも、
感覚としては、最後はクラシック……、
でなくとも、即興でないものを聴きたい、と途中から思い始めていた。
別にベートーヴェンなどを望んだわけではなかったが(爆)
その場その場の展開に必死でついて行くのではなく、
私のような者でも、もう少しラクに追える曲が最後に演奏されたなら、
今夜の私の幸せが完成するのだが…、という気分だったのだ(^_^;。
そうしたら、まるでそれを叶えるように、アンコールの途中から、
リフレインのように「スカラムーシュ」っぽいフレーズが登場して、
最後の最後がBrazileiraで終わったのは、最高だった。

このような形式のコンサートでなかったら、
私が決して自分から聴くことはなかっただろう、
と思われるジャンルの曲をいくつも聴くことができ、
自分の感覚が多少なりとも、新たに開拓されたのを感じたと同時に、
やはり自分がごく自然に、心から聴きたいと願うものが何であるか、
ということも、改めて認識できた、面白いコンサートだった。

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午前中からピアノのレッスンに行って、
帰りに買い物をしたのだが、やはりきょうも暑かった。
バスの中では、どこかの知らないオジさんたちが会話していて、
「あとはー、なでしこと、レスリングかいの。」
「もうだいぶん、終わってしもうたけえねえ。」
「ほかにはメダルが取れそうなもんが、あるかいの。」
世の中、やはりどこでもオリンピックは日常生活の大きな楽しみなのだ。

我が家でも、主人が相変わらず熱心にオリンピック観戦をしているのだが、
私自身はテレビを観ないので、夜更かしして応援する、
ということは、申し訳ないが全くしていない。
ただ毎朝起きたらメダルが増えており、凄いなあと思いつつ、
ネットの記事で、進行状況や試合内容を確認する、という状態だ(^_^;。

そんな私の、今後の最大にして最後の楽しみは、おそらく閉会式だ。
mixiのお仲間から教えて頂いたのだが、さすが英国だけあって、
このオリンピックの閉会式には、そうそうたるミュージシャンの出演が
予定されているのである!

The very eclectic official line-up for closing party

クイーンが出るじゃないか!!というのは勿論のこと、
ザ・フー、レイ・デイヴィス、ニック・メイスン等々、
『A Symphony of British Music』というテーマでこれほどの顔ぶれになるとは、
全く人材に事欠かない国だなあと驚くばかりだ。
閉会式は、日本時間では8月13日の朝4時頃になるようだ。
私は、その時間に起きていることは難しいと思うのだが、
開会式の朝のように、早起きしたら、途中から観ることは可能かもしれない。

ジョージ・マイケルの「復帰ライブ」も話題だ。
このかた、私にとってはどうしても未だにWham!のヒト、という感じなのだが、
改めて調べてみたら、私よりひとつ年上なだけだった。
大昔からスターだったような印象があったが、同世代だったのか……。
お体を大切になさって下さいね(^_^;。
Gマイケル閉会式で復帰をポロリ(デイリースポーツ)

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ひとり夏フェスってどうよ?(ウレぴあ総研)
というリサーチに偶然に出会って、その選択肢を見たら、
 ・別にいいんじゃない? 自分は人と行くけど
 ・実は一回ひとりで行ってみたいと思っている
 ・ひとりの時も、誰かといっしょの時も両方あっていいのでは
 ・正直、できればひとりは避けたい
 ・かなり抵抗ある、ひとりのお客さんは見てて寂しそう
 ・ひとりは絶対無理、ありえない
と、6つも選べるようになっているのに、
『普段からひとりで行くのが好き』系のものが無いのが意外だった。
そんなに連れだって行動するのが初期設定なのか?

確かに、ファン同士でツルんで行くと盛り上がる面があるのは、認める。
特に野外フェスだと、タイムテーブルによってはライブ以外の時間も長いし、
喋ったり食べたり、グッズ売り場を覗いたりするときに、
何かにつけて、共通の話題で賑やかに笑い転げて過ごすのは楽しいものだ。
しかし、それに劣らず、独りも良いものだと私は思っている。
記事でも触れられている通り、食事も買い物も自分ひとりで決めて良いし、
何より、妄想も自由だ(爆)。
黙っているときしか、基本、妄想茸とゆーのは、育たないものでございましょ?
そもそも私は、ライブを観る聴くとなると、もう目指すアーティストのことで
開演前から頭がいっぱいなので、別に誰かに盛り上げて貰う必要は無いのだ。

むしろ、ライブが始まって、私が立ち上がって拳を突き上げた途端、
「え~……、よしこさんって、こんなヒトだったんだ~…」
的に、隣から静かにシラけて眺めていられると、いちばん困る。
ゆきずりの人なら大した問題ではないのだが、
なまじ知っている間柄だと、かなり気まずい。
同じくらいのテンションでヤれる連れだと、最初からわかっているときは安心だが、
初めて一緒に行く相手の場合、ファン仲間でもノリ具合が異なることがあり、
こればっかりは、ライブが始まってみないとお互い、わからないのだ(汗)。

いや、勿論、私にも節度はある、つもりだ(大汗)。
別に所構わずヘドバンするわけではないし(しない。頭位めまいが怖い)、
全ナンバーを一緒にコーラスするような妖精ちゃんの仲間でもない。筈だ。
しかし歌うところは歌うし、ササゲるところはササゲるし、
タオルを振ると決まっているナンバーには予め用意があるワケだ。
夏フェスの話ではないが、いつぞや娘とその友人を、
西川貴教のライブに連れて行ったとき、
1曲目の『Save The One, Save The All』のイントロで、
右手を挙げてスタンバったのが3人の中で私だけだったときには、ビビった。
いや、娘の友人が一番ビビったんだとは思うが(大汗)。
娘まで瞬時に裏切りやがったのは、許せなかったぞ。
よりによってオバさんだけが、って一番イタいじゃないか(T_T)。
もう二度と、彼女らと並びの席は取るまいと、あのときワタシは誓った。

というわけで、私は夏フェスに行くなら、独りでも何も困ることはない。
連れが居ないという理由で、行かないで済む程度の夏フェスなら、
別に行かなくても良いのではないか、とさえ思っている。
友達との交流が目的なら、涼しいところでゆっくりお喋りしたほうが、
もっとずっと快適だし、贔屓アーティストの音楽なら家や店でも聴ける。
暑い中、それなりの支払いをして野外フェスに行くのだったら、
私ならばライブそのものが目的だから、
誰が行かないと言ってもワタシは行くぞ!!というくらいの勢いだ。
同行者の有無など全く関係がない。

関連記事の『これで安心! ひとりで夏フェスを楽しむ6つのポイント』も
ひとりで夏フェスに行きたいけど不安、という人には良い内容だと思うが、
特におしまいのほうにある『5・出口の位置を把握しておく』は大事だ。
これは仲間が居ようが居まいが、心がけておいたほうが良いことだ。
だいたい大トリには目玉のバンドが出るから、ライブが終了すると、
何万人という観客が一斉に出口に向かうことになる。
これは日常生活ではちょっと経験しないくらいの人数だ。
武道館だって帰りは結構、人が多いなと思うものだが、あれでも1万人だ。
野外フェスはその何倍もの人間が、一度に帰ろうとするのだから、ヒドい。

しかも真っ暗になっている時間帯だと、ステージとその周辺は明るくても、
客のいる側はただの「屋外」だから、十分なライトアップはされていないし、
自分の場所によっては出口まで遠くて、距離感をはかりそこなったりする。
それなりの設備がある野球場やスタジアムなどとは、条件が違うのだ。
私は特に耐久力がなく、帰る段になって疲弊するのは御免なので、
アンコールの前あたりから、じりじりと最後尾に移動し、
最後のYeah!!では既に、棺桶に、…じゃない出口に片足を突っ込んでいる。
近年は私の場合、野外というとイナズマ・ロックフェスが続いているが、
あれだったら、締めくくりの花火は会場外のゲート前後で観る、
というくらいの段取りだ。

それにしても、KISSはいつ来日するのだろう。
アルバムが出たらワールドツアーをすると思うが、日本は入っていないのか。
夏が近づくと、サマソニか何かで名前が出ないかなあと淡い期待をするのだが、
できるなら、あまり私がトシ取って体力をなくさないうちに来て欲しいものだ。
んなことを、還暦前後の彼らに向かって言うのもアレなんですが(大汗)。

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ファジル・サイが訴えられていた
Turkish Pianist Is Accused of Insulting Islam(The New York Times)
ピアニストのファジル・サイが、ツイッターで、
イスラム教を侮辱する発言をしたとかで、訴えられたそうだ。
問題とされているツイートのうち、
イスラム教の死後の世界(天国)を侮辱した発言のほうは、
ファジル・サイが自分で書いたものではないということらしいが、
もう一方の、イスラム教の祈りの時刻を告知する人のことを茶化して、
『そんなに仕事が素早いなんて、早く飲みにでも行きたかったのか?』
という意味のことを書いたツイートは本人のものだということだ。
ファジル・サイは無神論者を自認していて、以前から政府批判はしていたようだ。
裁判は10月18日開始の予定で、有罪判決となった場合は
最大1年6ヶ月の懲役となる可能性もあるとのことだ。
ファジル・サイの演奏には、私は去年、ハイドンをやっていたとき、
結構、YouTubeで聴かせて貰って、勝手にお世話になっていたのだが、
……その後、注目していない間に、なんかエラいことになっていた(大汗)。


のんだくれジョニーが……
ドラム ジョニー吉長さん肺炎で死去(日刊スポーツ)
『ロックドラマーで俳優のジョニー吉長(本名・吉長信喜)さんが4日未明、肺炎のため死去した。63歳だった。葬儀日程などは未定。』
今朝、私信でこれを知って、私なりにショックだった。
ピンク・クラウドのファンの方は勿論、
RCサクセションや清志郎のファンの間でも、
ジョニーは親しまれ、愛された人だった。
凄く、格好いいドラマーであり、シンガーだった。
Paradise - Sons of Blues(YouTube)
元・夫人の金子マリちゃんの歌も、以前はいっぱい聴かせて貰ったけれど、
最近は私のほうがご無沙汰だった。
どうしていらっしゃるだろう。大丈夫かしら。

今にして思えば、私がジョニーと出会ったのは、
70年代に、泉谷しげるの『眠れない夜』を聴いたときだった。
当時はドラマーがどういう人であるかなど、何も知らなかったが、
とても何度も繰り返して聞いた曲だった。
あのレコードは、今も実家にある。
そして清志郎ファンにとってジョニーと言えば、やはりこの曲に尽きるだろう。
RCサクセション Johnny Blue(YouTube)

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・きょうは忌野清志郎の命日だ。武道館では昨年に続き、
『忌野清志郎 ロックン・ロール・ショー 日本武道館 Love&Peace』
が今夜も行われる。
勿論ファンとしては行きたいのだけど、でもそこに清志郎は居ないから、
私はこういう催しに本当に行くとなると、
清志郎の不在をよりはっきりと感じてしまうかもしれないな、
……と思ったりもしている。
武道館は、81年からおよそ十年間、RCサクセションのクリスマスライブが、
毎年必ず行われていた場所で、私は86年以降、これと夏の野音は皆勤だった。
寒い師走の夕暮れ、九段下から人波に流されながら武道館に向かった、
あの熱い思いは、いまだに忘れられない。
清志郎が出演しない今、あそこにもう一度行くのは、少し勇気が要る。

・2010年同様、今年も5月の連休にポゴレリチが来日しているので、
私はきょうは再び、清志郎を偲びつつ旅支度をするという忙しい日だった。
ポゴレリチと清志郎は、80年代、私の中では同時進行で、一番キツかったのは、
88年の5月にポゴレリチが5年ぶりに日本ツアーを行い、
そのあと6月にRCサクセションが広島に『来日』してしまったときだった。
どちらも当時の私にとって「一発で半年はモつ」ヤクみたいなものだったのに、
続けざまに公演があってシヌかと思った。
ポゴレリチに完全にヤられてから一ヵ月も経っていなくて、
頭が全然切り替わっていないところへ、至近距離で清志郎を聴いてしまい
(当時RCは広島では動員があまり良くなく、その日、私は最前列だった・汗)、
『こりゃもう明日からワタシ廃人かもな』
と真面目に思ったものだった。
でもちゃんと翌朝は起きて、どうにか錯乱していない状態で仕事に行った。
若かった(^_^;。

******************

伝言板

このあとのポゴレリチ来日公演は、私は今のところ、
4日 金沢、7日 東京、13日 名古屋、
の三公演を聴こうと考えております。
実は11日の六ヶ所村公演もチケットは持っているのですが、
未だに娘の体育祭弁当問題が解決を見ていないので(爆)、
恐らくこれは見送ることになると思います。

その他の、金沢・東京・名古屋に関しましては、
お目にかかるお約束にもかかわらず私がボケていましたら、
当日はご遠慮なく、メールにてお呼び出し下さいませ。
以前に携帯メアドの交換をさせて頂いた方は勿論のこと、
それ以外の場合でも、拙サイトのトップページのメアド、
Twitterのダイレクトメッセージ、facebookのメッセージは、
いずれも携帯からも確認できますので
公演期間中も(←宝塚のようだな・爆)ご使用頂けましたらと思います。

ではでは、いざ。

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強風で「TMRごっこ」がホットワードに…本人は戸惑い(J-Castテレビウォッチ)
『春の嵐が吹き荒れた3月31日(2012年)、ツイッターのホットワード(多くつぶやかれている言葉)ランキングで、「TMRごっこ」が1位になった。』『TMRごっことは、歌手のT.M.Revolution西川貴教のミュージックビデオに「強い向かい風(あるいは雨)を受けながら歌う」という映像が多いことにちなみ、風が強い日などに屋外でその真似をするという「遊び」で、台風などが来ると決まってネット上で話題になる。』『ただし西川本人は以前から、「本当に危険なので『T.M.Revolutionごっこ』は、おやめ下さい」と呼びかけており、この日もファンからの報告に、「え?またぁ?」といささか戸惑った様子だった。』

なんと、ついにニュースにまでなってしまったか(^_^;。
前々から、TMファンの間ではお約束ではあったのだが、
一般にまで知られるところとなったとは。

きょうは東日本を中心に春の嵐が吹き荒れ、公共交通機関にも乱れがあった。
西川貴教本人は、昨日の仙台公演に続いて、
今夜は福島のいわき芸術文化交流館アリオスで
T.M.R.のCloud Nine Tourのライブが行われることになっていたのだが、
強風で列車のダイヤ等が大きく乱れたため、
開演を15分遅らせる由、これも夕方前にツイッターで告知していた。

19時半現在、既に開演している筈だが、こうしてツアーがついに東北へ戻り、
西川氏の思いもひとしお深いものになっていることと思う。
2011年4月に神戸初日で始まったこのツアー、全国都道府県をくまなく巡り、
最後に東北へ赴くことが、彼の念願だった。
宮城の栗原文化会館が再建され公演が実現するまで、ツアーをやめない、
と西川氏はかつて宣言していた
が、その願いもついに叶い、
いよいよ4月15日、その栗原でファイナルステージを迎えることになっている。

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午後、鹿児島市内の旅館から隼人の京セラホテルに移って
夜は、いよいよTMR霧島公演@霧島市民会館!

とりあえず、BASARA関係は全部あった(はず)。
去年6月の三原のときとだいたい同じセットリストだったと思うのだが、
恒例のくじ引きアンコールが一曲に減っていたのは残念だった。
小倉、三原の頃は二曲あったのに(^_^;。

ちなみに今夜のアンコールは『蒼い霹靂』。

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昨夜は三宅伸治ライブがあった。
LIVE CAFE JIVEに行くのも、チャボのときを入れるとこれで四度目
(三宅伸治オフィシャルブログ 『倉敷 広島』 2012年3月21日)

しんちゃんは去年、50歳になった話をしていたが、
今年はだから51歳で(笑)、しかもデビュー25周年とのことだった。
私はRCサクセションのファンだったお蔭で、
しんちゃんをインディーズの『BACKしよう』から知っているのだが、
今となってみれば、これはなかなか貴重なことだったかもしれない(^^ゞ。
昨日のしんちゃんは、リクエスト曲はほぼ全部やってくれた様子だったが、
次の機会には、それでは私が『BACKしよう』をリクエストしようかしら。
というのも、皆から貰うたくさんのリクエストの中には、
SIONとか福山雅治などのナンバーもあるのだそうで(^_^;、
「(演ったことがないから)TSUTAYAで探すところから始めないといけない」
としんちゃんが笑っていたのだ。
そんな、他の人の曲をリクエストする勇気あるファンがいるのなら、
しんちゃんの大昔の曲くらい、言ってみても罰は当たらないのではないか。

ほか、珍しい選曲としては、昨夜はしんちゃんは、
JIVEをおしゃれな店だと褒めてくれて、
ここの雰囲気に相応しいジャズ・ナンバーをやります、
と、『Nearness of You』を日本語版にして歌ってくれた。
この曲では、普段聴けないようなギター・プレイもあって、
ギタリストとしてのしんちゃんの意外な面も知ることができた。
また、日本語でと言えば、プレスリーの『ポーク・サラダ・アニー』を
しんちゃん自ら日本語歌詞に直したものもあって、これまた面白かった。
三宅は詞が書けるから、……と清志郎がよく言っていたが、
本当に、しんちゃんの言葉の扱い方はとても味わい深くて、
無理なく内容まで聞かせてしまう説得力も持っていて、いいと思った。

RCサクセション『明日なき世界』、『雨あがりの夜空に』
そして清志郎の『JUMP』もあった。
しんちゃんのライブに、私はソロのしんちゃんを独占したくて行くのだが、
その、しんちゃんのきっかけとなった存在として、清志郎がいてくれることを
このような曲を通して感じることができるのも、また幸せなことだった。
昨夜も歌った、しんちゃんの『春』というナンバーは、
以前、清志郎と一緒に、曲作りのために長野に行ったとき、
早朝、先に目覚めて、しんちゃんがひとりで作った曲なのだそうだ。

『It's All Right』『ベートーベンをぶっとばせ』などの、
スタンダードと言えるような曲も良かったが、
昨日、私が本当に聞き入ったのは『Forever Young』で、
  ♪でも僕は やれるよ まだまだやれるよ
  ♪無理だと思うことも やってみよう
という箇所が特に、しんちゃんの歌声で聞くとよけいに胸に染みるように響いた。
面と向かっての会話では、その心の部分を伝えるのが難しいようなことでも、
歌にすると届くものなのだ、と、しんちゃんの声を聴きながら感じ入った。
いや、きっと、「伝える歌声」を持っているしんちゃんだからこそ、だね……。

……という具合で、最後はしんちゃんに握手もして貰い、
本当に幸せな二時間で、ライブにはもう全く言うことはなかったのだが、
ただひとつ困ったのは、店内がいつにもまして煙草モウモウだったことだ(^_^;。
酒あり煙草ありの空間で、ライブハウスとしてはこれもヨシとは思うものの、
私は全く喫煙しない人間なので、ケムいのに逃げ場所がなく、弱ってしまった。
髪にも服にも上着にも煙草の匂いが染みついて、
家に帰ってからもケムケムがまとわりついているようで、ほとほと参った。

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・主人が先週から風邪気味で、咳がとれない。
二日ほど咳がひどくて、先週後半にかけて一旦なおったように見えたのだが、
土曜日からまた咳が戻ってきてしまった。
倦怠感は多少あるが熱は全くなく、また時節的にも、
風邪なのかアレルギー(花粉症の始まり?)なのか、もうひとつ判然としない。
そして、いつものことだが、本人は容易なことでは医者にかかろうとせず、
おまけに、「寒ぅない」と言い張って、あまり着込まないし、
薬を渡しておいても飲むのを忘れるしで、まったく困ったものだ(--#)。

・先週半ばに、頼山陽 史跡資料館で「女筆」の展示を見てきたので、
その感想を書こうとずっと思っているのだが、まだ果たせていない。
見てすぐ途中まで書いたものがあるのだが、例の脱走犯の事件があったので、
UPする時機を逸して、下書きフォルダにしまい込んだままだ。
もう一回、展示を見に行こうかしらん(爆)。

・タケカワユキヒデの、60~70年代のデモテープをCD化したものが出ていて、
知っている曲が多く、出来心で買ってみたら、あまりにも面白くて驚嘆した。
今更過ぎて申し訳ないのだが、タケカワユキヒデという人は天才じゃね?(殴)
この話は、ちょっと簡単に済まないので、改めて書きたいと思っているのだが、
とにかく、彼の神髄はデモテープにあったか(爆)!と思ったほどの衝撃だった。
ご本人も凄いが、若き日の彼の録音を自宅で手伝ってくれていたという、
二番目のお兄さん(タケカワ氏は三人兄弟の三男)の、
ドラムやボンゴ、コーラスも、大変な出来映えで驚かされた。
更に当時のタケカワ氏は、自宅とは別に、一番上のお兄さんのマンションでも、
お兄さん所有のチェロやチェンバロなどを使わせて貰っては、
自分で演奏してデモテープのバックに録音しているのだった。
家族皆がピアノを弾き、自身も幼い頃からヴァイオリンを習い、
ゆえに鍵盤も弦も馴染みで、譜面の読み書きが自然に出来た、
という彼は、まるで、
「子供の頃、この世にピアノを弾けない人間がいることを知らなかった」
と言ってのけたバレンボイムさながら、仰天するような環境を当然の属性として
成長した人なのだということが、今回のCDと解説を入手してよくわかった。
ちなみにタケカワ氏は、祖父が裁判官、父親(武川寛海氏)が音楽評論家で大学教授、
母方曽祖父は、鈴木バイオリン創業者の鈴木政吉、
母方大叔父がヴァイオリン教育のスズキメソッドで有名な鈴木鎮一、という血統だ。
タケカワ氏の音楽から放たれる陽のオーラの理由が、理解できた気がした(笑)。

・デモテープといえば、大昔、友人の弟がYMOフリークで、
細野晴臣のデモ音源というのを聴かせてくれたことがあった。
聖子ちゃんに提供した、『天国のキッス』だったか『ガラスの林檎』だったかが、
あんまりにもかわいらしい歌い方で、まさにおじさんの「るんるん♪」状態、
細野晴臣のビジュアルが、払いのけても払いのけても目に浮かび、
友人とその弟と私とで悶絶したことを、つい思い出してしまった。
普通、デモテープは関係者しか聴くことがなく、オモテに出る機会は少ないが、
そこには、名曲の基礎となった最初のアイディアや、
作曲者のミュージシャンの、様々な顔が記録されていると思われ、
あの曲やらこの曲やら、ヒット曲とその作者のことを思うと、
最初に録音された音楽はどのようなものだったことだろうかと、なかなか興味深い。
ときに、この友人弟くんとは、この一件よりもっと以前からの付き合いがあり、
私は彼から、RCサクセションもスネークマンショーも、
そしてスーパー・エキセントリック・シアターも教えて貰った。
彼はある意味で、私の道楽の源流だ。足を向けては寝られません(笑)。

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ちょっと調べたいことがあって、YouTubeを検索していたら、
当初の目的からは外れて(笑)、いろいろと懐かしいものに出会ってしまった。
どなた様もこういうことは、よく経験なさっているのではないでしょうか(^_^;。

町田義人:赤い狩人(『キタキツネ物語』)(YouTube)
『キタキツネ物語』は、私が中学2年のとき公開になった映画だと思うのだが、
何しろ当時の私はヒドい田舎に住んでいて、映画館なんか行ったことがなく、
初めて全編、目にすることができたのは、79年夏にテレビ放映されたときだった。
私は動物モノに弱いので、キタキツネの家族の姿も強烈な印象として残ったが、
何より町田義人の歌が物凄くて、以来、私は夢に見るほど感動し、
サウンドトラックのLP(当時)を、町まで出てお小遣いをはたいて買った。
最近は、レコードを聴くことが簡単ではなくなっていたのだが、
今、ここで巡り会えたお蔭で久々に聴くことができた。
記憶に違わず、力の漲るような歌声だったが、それにもまして、
歌詞の素晴らしさが、このトシになって胸に染みいった。
キタキツネの、前を向いて進むことしか知らぬ姿、その健気で逞しい一生が
この歌詞と歌唱によって、実によく表現されていると思った。
ちなみに町田義人氏は、現在は残念ながら歌手活動をされておらず、
海外在住とのことで、公式的には詳細は明かされていないようだ。

布施明:開けてみれば愛(YouTube)
私は布施明氏のファンだったことは、実は一度もないのだが(汗)
この人の声は素晴らしいと、子供の頃からずっと思っていた。
最近になってテレビで聴いても、相変わらず見事な歌唱で、
やはり巧い歌というのは、時代が変わっても色褪せないものなのだなと感じ入った。
この曲は、70年代後半にテレビでやっていたサントリーのCMソングなのだが、
歌詞とメロディと歌手と、三拍子揃った名曲で、私には忘れ難いものだった。
レコード(CD)化されているかどうかも知らなかったが、
こういう完全なかたちで音源のあることがわかり、
三十年の時を経て出会えたことを、今回はとても嬉しく思った。

加橋かつみ:ニルスのふしぎな旅(YouTube)
80年に教育テレビでやっていたアニメだったと思うのだが、
『ニルスのふしぎな旅』の主題歌が、私はなかなか気に入っていた。
タイガースのトッポが歌っていたことは当時から知っていたのだが、
いつも画面はアニメーションだったし、オープニングは1コーラスだけだったので、
ご本人が歌われる映像、それにフルコーラスを、このたび初めて観ることが出来た。

ついでに、ワロてしもたのは、検索していて出会ったこの歌の英語版だ。
確かにニルスの歌で、間違いなく英語なのだが、
どーしてだか、ジャッキー・チェンが出てきそうな感じがする(爆)。
加橋かつみ:ニルスのふしぎな旅(英語版)(YouTube)
コメント欄にも「なんか中国語に聞こえる@@」とあり、
やはり皆、感じることは同じなのだなと可笑しかった。
よく聴けば、英語の発音はそんなに変わっているとも思われないのだが、
なぜかリズムが、チャイニーズ娯楽系ナンバーに聞こえるのだ(^_^;。

と、ここまで来たところで思いついて、もうひとつ、
ブラザーミシンのCMで松田聖子が歌った『縫うほどに、ロマンス』
を探してみたが、これは見つけられなかった。
聖子ちゃんのCDにも収録されていない、幻のナンバーであるようだ。
しかし何しろYouTubeだから、またいつか当時の音源が出てくるかもしれない。
そう考えて、これに関しては、しばらくは気長に待ってみよう。


……ときに、私のもともとの検索ワードが何であったか、
このラインナップを見ただけでわかった人は、結構、マニアであると思う。
私が最初に調べていたのは、そう、『タケカワ・ユキヒデ』だった。
ここに挙げた曲はすべて、彼が作曲してほかの人が歌ったものばかりだ。
私が、どうしてタケカワ氏について調べようと思い立ったかの話は、
いずれまた、改めて(笑)。

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