・主人が先週から風邪気味で、咳がとれない。
二日ほど咳がひどくて、先週後半にかけて一旦なおったように見えたのだが、
土曜日からまた咳が戻ってきてしまった。
倦怠感は多少あるが熱は全くなく、また時節的にも、
風邪なのかアレルギー(花粉症の始まり?)なのか、もうひとつ判然としない。
そして、いつものことだが、本人は容易なことでは医者にかかろうとせず、
おまけに、「寒ぅない」と言い張って、あまり着込まないし、
薬を渡しておいても飲むのを忘れるしで、まったく困ったものだ(--#)。
・先週半ばに、頼山陽 史跡資料館で「女筆」の展示を見てきたので、
その感想を書こうとずっと思っているのだが、まだ果たせていない。
見てすぐ途中まで書いたものがあるのだが、例の脱走犯の事件があったので、
UPする時機を逸して、下書きフォルダにしまい込んだままだ。
もう一回、展示を見に行こうかしらん(爆)。
・タケカワユキヒデの、60~70年代のデモテープをCD化したものが出ていて、
知っている曲が多く、出来心で買ってみたら、あまりにも面白くて驚嘆した。
今更過ぎて申し訳ないのだが、タケカワユキヒデという人は天才じゃね?(殴)
この話は、ちょっと簡単に済まないので、改めて書きたいと思っているのだが、
とにかく、彼の神髄はデモテープにあったか(爆)!と思ったほどの衝撃だった。
ご本人も凄いが、若き日の彼の録音を自宅で手伝ってくれていたという、
二番目のお兄さん(タケカワ氏は三人兄弟の三男)の、
ドラムやボンゴ、コーラスも、大変な出来映えで驚かされた。
更に当時のタケカワ氏は、自宅とは別に、一番上のお兄さんのマンションでも、
お兄さん所有のチェロやチェンバロなどを使わせて貰っては、
自分で演奏してデモテープのバックに録音しているのだった。
家族皆がピアノを弾き、自身も幼い頃からヴァイオリンを習い、
ゆえに鍵盤も弦も馴染みで、譜面の読み書きが自然に出来た、
という彼は、まるで、
「子供の頃、この世にピアノを弾けない人間がいることを知らなかった」
と言ってのけたバレンボイムさながら、仰天するような環境を当然の属性として
成長した人なのだということが、今回のCDと解説を入手してよくわかった。
ちなみにタケカワ氏は、祖父が裁判官、父親(武川寛海氏)が音楽評論家で大学教授、
母方曽祖父は、鈴木バイオリン創業者の鈴木政吉、
母方大叔父がヴァイオリン教育のスズキメソッドで有名な鈴木鎮一、という血統だ。
タケカワ氏の音楽から放たれる陽のオーラの理由が、理解できた気がした(笑)。
・デモテープといえば、大昔、友人の弟がYMOフリークで、
細野晴臣のデモ音源というのを聴かせてくれたことがあった。
聖子ちゃんに提供した、『天国のキッス』だったか『ガラスの林檎』だったかが、
あんまりにもかわいらしい歌い方で、まさにおじさんの「るんるん♪」状態、
細野晴臣のビジュアルが、払いのけても払いのけても目に浮かび、
友人とその弟と私とで悶絶したことを、つい思い出してしまった。
普通、デモテープは関係者しか聴くことがなく、オモテに出る機会は少ないが、
そこには、名曲の基礎となった最初のアイディアや、
作曲者のミュージシャンの、様々な顔が記録されていると思われ、
あの曲やらこの曲やら、ヒット曲とその作者のことを思うと、
最初に録音された音楽はどのようなものだったことだろうかと、なかなか興味深い。
ときに、この友人弟くんとは、この一件よりもっと以前からの付き合いがあり、
私は彼から、RCサクセションもスネークマンショーも、
そしてスーパー・エキセントリック・シアターも教えて貰った。
彼はある意味で、私の道楽の源流だ。足を向けては寝られません(笑)。
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