転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



ちょっと調べたいことがあって、YouTubeを検索していたら、
当初の目的からは外れて(笑)、いろいろと懐かしいものに出会ってしまった。
どなた様もこういうことは、よく経験なさっているのではないでしょうか(^_^;。

町田義人:赤い狩人(『キタキツネ物語』)(YouTube)
『キタキツネ物語』は、私が中学2年のとき公開になった映画だと思うのだが、
何しろ当時の私はヒドい田舎に住んでいて、映画館なんか行ったことがなく、
初めて全編、目にすることができたのは、79年夏にテレビ放映されたときだった。
私は動物モノに弱いので、キタキツネの家族の姿も強烈な印象として残ったが、
何より町田義人の歌が物凄くて、以来、私は夢に見るほど感動し、
サウンドトラックのLP(当時)を、町まで出てお小遣いをはたいて買った。
最近は、レコードを聴くことが簡単ではなくなっていたのだが、
今、ここで巡り会えたお蔭で久々に聴くことができた。
記憶に違わず、力の漲るような歌声だったが、それにもまして、
歌詞の素晴らしさが、このトシになって胸に染みいった。
キタキツネの、前を向いて進むことしか知らぬ姿、その健気で逞しい一生が
この歌詞と歌唱によって、実によく表現されていると思った。
ちなみに町田義人氏は、現在は残念ながら歌手活動をされておらず、
海外在住とのことで、公式的には詳細は明かされていないようだ。

布施明:開けてみれば愛(YouTube)
私は布施明氏のファンだったことは、実は一度もないのだが(汗)
この人の声は素晴らしいと、子供の頃からずっと思っていた。
最近になってテレビで聴いても、相変わらず見事な歌唱で、
やはり巧い歌というのは、時代が変わっても色褪せないものなのだなと感じ入った。
この曲は、70年代後半にテレビでやっていたサントリーのCMソングなのだが、
歌詞とメロディと歌手と、三拍子揃った名曲で、私には忘れ難いものだった。
レコード(CD)化されているかどうかも知らなかったが、
こういう完全なかたちで音源のあることがわかり、
三十年の時を経て出会えたことを、今回はとても嬉しく思った。

加橋かつみ:ニルスのふしぎな旅(YouTube)
80年に教育テレビでやっていたアニメだったと思うのだが、
『ニルスのふしぎな旅』の主題歌が、私はなかなか気に入っていた。
タイガースのトッポが歌っていたことは当時から知っていたのだが、
いつも画面はアニメーションだったし、オープニングは1コーラスだけだったので、
ご本人が歌われる映像、それにフルコーラスを、このたび初めて観ることが出来た。

ついでに、ワロてしもたのは、検索していて出会ったこの歌の英語版だ。
確かにニルスの歌で、間違いなく英語なのだが、
どーしてだか、ジャッキー・チェンが出てきそうな感じがする(爆)。
加橋かつみ:ニルスのふしぎな旅(英語版)(YouTube)
コメント欄にも「なんか中国語に聞こえる@@」とあり、
やはり皆、感じることは同じなのだなと可笑しかった。
よく聴けば、英語の発音はそんなに変わっているとも思われないのだが、
なぜかリズムが、チャイニーズ娯楽系ナンバーに聞こえるのだ(^_^;。

と、ここまで来たところで思いついて、もうひとつ、
ブラザーミシンのCMで松田聖子が歌った『縫うほどに、ロマンス』
を探してみたが、これは見つけられなかった。
聖子ちゃんのCDにも収録されていない、幻のナンバーであるようだ。
しかし何しろYouTubeだから、またいつか当時の音源が出てくるかもしれない。
そう考えて、これに関しては、しばらくは気長に待ってみよう。


……ときに、私のもともとの検索ワードが何であったか、
このラインナップを見ただけでわかった人は、結構、マニアであると思う。
私が最初に調べていたのは、そう、『タケカワ・ユキヒデ』だった。
ここに挙げた曲はすべて、彼が作曲してほかの人が歌ったものばかりだ。
私が、どうしてタケカワ氏について調べようと思い立ったかの話は、
いずれまた、改めて(笑)。

Trackback ( 0 )



« 昨日は一斉下... 大脱走、決着 »