館林ロストシティーランブラーズ・フォークソングシングアウト

フォークを歌って43年の坂を今登坂中。世間に一言あってこそフォーク。軟弱アコースティックミュージックにシングアウトだ!

あかんべ山2008・本番なのだ!・おまけはネット上のあかんべ山。(終章)

2008-02-01 07:29:59 | あかんべ山ログ
聞き飽きたコンサート記事・許せ!・・・・・・・今日で終わる。



1:55分。
主催者からの、お客さんへのナレーションが流れる。僕らロストは1番・つかみだ!ナレーションと同時に、ステージへ進む。

創る僕らは、この時、ミュージシャンになる。

乳飲み子・青年・父の世代・おじい、おばあ、この地に生きるすべての人に聞いて欲しかった。そのフォーク・咳払いも、子供の泣き声も共有する空間では、許せる!そんなコンサートにしたかった(もちろん、それが困る音楽も存在することは分かる)。
そのナレーションを、数年前に僕は作った。

「ご挨拶・・・・中略・・・・コンサートが始まるにあたりまして、演奏中の飲食・館内でのビデオやカメラでの撮影・録音機材を使っての録音・小さなお子様を連れての音楽鑑賞は、全くの自由でございます。おくつろぎの上、最後までどうぞ、ゆっくりコンサートをお楽しみ下さい!」・・・・前半部でお客さんの緊張がステージに伝わる・そして後半に笑いが漏れ、穏やかな一瞬が訪れる。・・・・・・・

「さて、始めに演奏するグループは、館林ロストシティーランブラーズです!」

このアナウンスに押され、僕は、メイベルよろしく、6弦3フレットを叩いた。
クローバーの花を摘んでのイントロが始まった。




僕らのステージだ。
写真はいい・・・音が流れないからね・・・

僕は少し、へこんでいる・・・
やはり、ソロを歌う声じゃないし・・・バイオリンは、刺身に乗る、造花の菊の花だ・・・・・・・・・

ロストはいいよ。
2流の皆が、良いものを持ち寄って、トータルで、聞くに堪える音楽を作っている。このグループを、僕はいつも抱きしめている。



本番が始まったとたん、もぎり・受付の担当グループもね、ステージに向いてるわ。仕事しなさいね~



一挙に年齢が下がり、「さのっこ」。
若きストリートミュージシャンは、S市の路上に立ち続け、続く若者達の憧れの存在だ。
すでにあかんべ山の見事な一角を占め、3人のパフォーマンスも爽快だ。



南米・フォルクローレと言えば、この辺りではクラカケスだ。昨年あかんべやまが終わってメンバーのYが交通事故で、生命の危機か?と言う事態だった。
奇跡の復帰!
長らく休止のKも復帰で、見事な演奏だった、リーダーのHのうれしそうな顔が、たまらなかったね。




力が入ってるね~
ゴスペルの「SOUL JOY」だ。
昨年初出場・初にはあかんべのお客はやさしい・・・
2年目はいかがであろう?
さらにパワフルな演奏・「日本語」の曲も入れ、と、その工夫も良いよい。



1部の終わりは、学生の「歌声サークル」の香りを残す、空とぶこんぺいとうだ。
左の女性のボーカルが良いのね。



今年は、なぜか、差し入れが多かった!
このパン・NOBさんの差し入れね。



定番・タイヤキ。コーヒーもあった。僕はKEIさんのを持っていった。写真のコーシーは、別の差し入れね。



せんべい・あめ・みかん・ケーキももあった。

変わりどころは、「太巻き」!そして「マッコリ」もあった。
僕は本番前、3杯ひっかけて臨んだ。



入り口前では、事前に申請があり、委員会で了承した団体が、署名活動を行っていた。
まあ、沢山人が集まる。賛同する人は、書くだろう。僕は。書いた。




ロスト結成・あかんべ山開始・そして「館林太鼓達和会」結成・・・は同い年である。27年、館林に太鼓あり!
見事な、息のあったパフォーマンスだった。



3年前に遡る。この障害者バンドの指導員Kさんから、出演の交渉があった。
「まず、コンサートに来て、僕らに声かけてください。そこで話をしましょう」と告げた。
会えなかった。
2年後・すでに出演者も決まり、ビラやポスターが出来てから、電話があった。
「昨年・会えませんでしたね」
「行ったのですが、皆さん忙しそうだったので、声がかけられませんでした」
この年もすでに、入るには、時節が過ぎていた。
今年・・・しっかり話し合いが持たれ、待望の「障害者バンド」初出場だ!

「いやし系オールスターズ」Kさんはギターの弦を切る程の熱演。
障害者の歌い手も、本番は競うようにマイクに立つ。




あかんべ山にはブルーグラスがある。
そのテク・時代が合えば、そしてチャンスが合えば、プロだったか?
ボーカルワークにコーラスワークに、ちからの入った演目だった。



トリは「ワイルドフラワーズWITHチエ」だ。
リーダーのH氏は「駅伝のようだコンサート」と評した。
言い得て妙!8団体がたすきをつなぎ、今アンカーがステージに立つ。
お客さん・スタッフ・出演者も釘付けのステージだった。



ケーブルテレビが取材・1昨日から1週間、1日90分で、朝・昼・晩の3回放映されている。1昨日見た。
流れや主張がズタズタに切られて、良くない。




1日かけて作られた会場は、出演者の手で1時間でばらされた。
会場で、〆。
その後、打ち上げが「茶房万里」で行われた。



アンケートを回し読み・一人一言感想戦・和気藹々の歓談。
このあかんべ山で、1年に1度再会の、グループ同士もある。
ここまで続いて、みな、同志の如き、面持ちだ。



来年・2009での再会を確認し、1本締めだった。

これだけ大きなコンサートを8人の実行委員で作る。
そのほとんどが、ロストのメンバーだ。

音楽大好きな、お客さんが200を越えて集まる。
我が子のように、あかんべ山を語ってもくれる。

ステージには立たない、裏方も何年も変わらず集まる。

出演者も、ある時は受付に立ち・看板を道々にくくり・休憩時には芋を配る。
さっきまでエプロン姿の彼女は、衣装を着替え、気が付くとスポットをあびている。
誰もが、あかんべ山を抱きしめ・大事にしているのが、今年も分かった。

何処まで行くの?

いったい、山の、何合目にいるのだろう?

もはや、あかんべ山は、その主催者の意識を超えて、存在している気がしている。

どこかから・いつか・「もう、荷物を降ろして、やすみなよ・・」とそんな声が聞こえるまで、僕らは、ここで歌うことをやめないのかの知れないね?

ご来場の皆さん、ありがとう!

遠くで、ご声援の皆さん、声聞こえたよ~


今年もネット上で、あかんべ山は語られています。以下ご紹介します。

ZEROさんに記事その1
ZEROさんの記事その2
ZEROさんの記事その3

さのっこ・たかこちゃんの記事

ダッフィーさんの記事

タクさんの記事その1
タクさんの記事その2
タクさんの記事その3

Taishihoさんの記事
コメント (12)
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