世界大会閉幕 核兵器禁止条約へ共同を強め
広島と長崎で開かれていた原水爆禁止2012年世界大会が閉会しました。核兵器禁止条約の交渉開始を求める声が、国際政治でも、市民のレベルでも圧倒
的な流れとなるなかでの大会となりました。
15年再検討会議にむけ
マレーシアのマズラン・ムハンマド軍縮大使は広島大会で発言し、同国が毎年国連総会に提出している核兵器禁止条約の交渉開始をもとめる決議が「一部の
核保有国を含む国連加盟国のあいだで支持を広げている」と強調しました。昨年は、130カ国がこの決議に賛成しています。
大会にはじめて参加したアンゲラ・ケイン国連軍縮問題担当上級代表も、広島での日本共産党の志位和夫委員長との会談で核兵器禁止条約の重要性を強調し
ました。
2010年に開かれた核不拡散条約(NPT)再検討会議は、「核兵器のない世界の平和と安全」を実現することを合意しました。核兵器禁止条約は、その
具体化、実践となるものです。
今年から15年のNPT再検討会議の準備が開始されているだけに、各国の参加者にも強い意気込みが感じられました。「核兵器禁止条約の交渉開始を求め
る国際的な世論を発展させよう」という大会のよびかけが、世界に大きく響こうとしています。
松井一実広島市長も広島市主催の平和記念式典で、来年8月に核兵器禁止条約をよびかける平和市長会議の総会を広島で開くことを明らかにしました。
こうした流れにたいする最大の障害が「核抑止力」論です。被爆国である日本の政府が、「核抑止」と「核の傘」に固執して、この世界的な圧倒的流れに逆
らっていることは、まことに恥ずべきことです。それを打ち破る力は草の根からの世論と運動です。
世界大会では、市民の運動と国連、諸国政府がこれまで以上に力を合わせようと、心の通った決意が示されました。
潘基文(パンギムン)国連事務総長が世界大会によせたメッセージは、署名や青年などの活動を高く評価し、「核兵器廃絶という崇高な目的を達成する運動
で、みなさんをパートナーとすることを誇りに思います」とエールを送りました。ニュージーランドのマレー・マカリー外相はメッセージで、「核兵器の破壊
的な人道的影響」を強調し、それは「世界大会が長年にわたって強調してきた点だ」「みなさんと固く連帯する」と表明しました。
この思いは自治体の間にも広がっています。「核兵器全面禁止のアピール」署名への賛同も全自治体の6割に達し、平和行進や原爆展などで協力・共同が発
展しています。地域ぐるみの運動が政府に被爆国にふさわしい行動をせまる大きな力になろうとしています。
「核」被害をださない
原水爆禁止大会は「原発ゼロ」の運動が空前の規模で発展しているもとで開かれました。官邸前行動や「さようなら原発大集会」に10万人、20万人という
人々が参加し、声をあげているのは、日本の歴史を変える希望ある出来事です。
大会では、「核兵器のない世界」をめざす運動と「原発ゼロ」の運動が、どんな形であれ「核」による被害者をだしてはならないという点で大きく連帯し、相乗的
に発展をとげることが強調されました。
各国政府に行動訴え 原水爆禁止世界大会・長崎 「手紙」採択
核兵器なくせの声が世界各国の市民と政府の中でかつてなく強まるなかで、長崎は9日、原爆投下から67年の記念日を迎えました。長崎市内では、原水爆
禁止2012年世界大会・長崎と市主催の平和式典がおこなわれました。世界大会・長崎では「長崎からの各国政府への手紙」を採択。核兵器禁止条約の交渉開始
のために、各国政府が国際政治の場で積極的に行動するよう呼びかけました。
(写真)「長崎からの手紙」を採択して閉幕する原水爆禁止2012年世界大会長崎=9日、長崎市
原水爆禁止2012年世界大会・長崎は、1700人が参加し、2015年の核不拡散条約(NPT)再検討会議にむけて、「核兵器のない世界」への扉を
開くために全力を尽くすことを訴える決議「長崎から各国政府への手紙」を採択して閉会しました。
主催者あいさつした大会実行委員会議長団の安斎育郎さんは、4日に採択された国際会議宣言の重要点に触れながら、「核兵器のない世界」をつくり出すた
めに、「世界大会で学んだことを世界各国、日本各地に持ち帰り、核兵器廃絶のための創造性豊かな行動を」と呼びかけました。
「被爆者の訴え」として、日本原水爆被害者団体協議会事務局次長の木戸季市(きどすえいち)さんがマイクを握り、「すべての人が安心して生きていける安
全な社会、核兵器も戦争も、原発もない社会の実現を」と訴えました。
「核兵器のない世界のために~草の根の運動交流」では、海外代表とともに九州各県の代表が、自治体と共同した「核兵器全面禁止のアピール署名」や被爆
の実相を広げる原爆展開催の経験などを報告しました。
最後に、運営委員会代表の野口邦和さんが行動提起。「『核兵器のない世界』への扉をこじ開けるためには、これまでにも増して世界諸国民の運動と世論の
高揚が必要だ」と強調。原発問題などでの劇的な行動の広がりに確信をもって、いっそう署名活動などに力をつくそうと呼びかけました。
広島と長崎で開かれていた原水爆禁止2012年世界大会が閉会しました。核兵器禁止条約の交渉開始を求める声が、国際政治でも、市民のレベルでも圧倒
的な流れとなるなかでの大会となりました。
15年再検討会議にむけ
マレーシアのマズラン・ムハンマド軍縮大使は広島大会で発言し、同国が毎年国連総会に提出している核兵器禁止条約の交渉開始をもとめる決議が「一部の
核保有国を含む国連加盟国のあいだで支持を広げている」と強調しました。昨年は、130カ国がこの決議に賛成しています。
大会にはじめて参加したアンゲラ・ケイン国連軍縮問題担当上級代表も、広島での日本共産党の志位和夫委員長との会談で核兵器禁止条約の重要性を強調し
ました。
2010年に開かれた核不拡散条約(NPT)再検討会議は、「核兵器のない世界の平和と安全」を実現することを合意しました。核兵器禁止条約は、その
具体化、実践となるものです。
今年から15年のNPT再検討会議の準備が開始されているだけに、各国の参加者にも強い意気込みが感じられました。「核兵器禁止条約の交渉開始を求め
る国際的な世論を発展させよう」という大会のよびかけが、世界に大きく響こうとしています。
松井一実広島市長も広島市主催の平和記念式典で、来年8月に核兵器禁止条約をよびかける平和市長会議の総会を広島で開くことを明らかにしました。
こうした流れにたいする最大の障害が「核抑止力」論です。被爆国である日本の政府が、「核抑止」と「核の傘」に固執して、この世界的な圧倒的流れに逆
らっていることは、まことに恥ずべきことです。それを打ち破る力は草の根からの世論と運動です。
世界大会では、市民の運動と国連、諸国政府がこれまで以上に力を合わせようと、心の通った決意が示されました。
潘基文(パンギムン)国連事務総長が世界大会によせたメッセージは、署名や青年などの活動を高く評価し、「核兵器廃絶という崇高な目的を達成する運動
で、みなさんをパートナーとすることを誇りに思います」とエールを送りました。ニュージーランドのマレー・マカリー外相はメッセージで、「核兵器の破壊
的な人道的影響」を強調し、それは「世界大会が長年にわたって強調してきた点だ」「みなさんと固く連帯する」と表明しました。
この思いは自治体の間にも広がっています。「核兵器全面禁止のアピール」署名への賛同も全自治体の6割に達し、平和行進や原爆展などで協力・共同が発
展しています。地域ぐるみの運動が政府に被爆国にふさわしい行動をせまる大きな力になろうとしています。
「核」被害をださない
原水爆禁止大会は「原発ゼロ」の運動が空前の規模で発展しているもとで開かれました。官邸前行動や「さようなら原発大集会」に10万人、20万人という
人々が参加し、声をあげているのは、日本の歴史を変える希望ある出来事です。
大会では、「核兵器のない世界」をめざす運動と「原発ゼロ」の運動が、どんな形であれ「核」による被害者をだしてはならないという点で大きく連帯し、相乗的
に発展をとげることが強調されました。
各国政府に行動訴え 原水爆禁止世界大会・長崎 「手紙」採択
核兵器なくせの声が世界各国の市民と政府の中でかつてなく強まるなかで、長崎は9日、原爆投下から67年の記念日を迎えました。長崎市内では、原水爆
禁止2012年世界大会・長崎と市主催の平和式典がおこなわれました。世界大会・長崎では「長崎からの各国政府への手紙」を採択。核兵器禁止条約の交渉開始
のために、各国政府が国際政治の場で積極的に行動するよう呼びかけました。
(写真)「長崎からの手紙」を採択して閉幕する原水爆禁止2012年世界大会長崎=9日、長崎市
原水爆禁止2012年世界大会・長崎は、1700人が参加し、2015年の核不拡散条約(NPT)再検討会議にむけて、「核兵器のない世界」への扉を
開くために全力を尽くすことを訴える決議「長崎から各国政府への手紙」を採択して閉会しました。
主催者あいさつした大会実行委員会議長団の安斎育郎さんは、4日に採択された国際会議宣言の重要点に触れながら、「核兵器のない世界」をつくり出すた
めに、「世界大会で学んだことを世界各国、日本各地に持ち帰り、核兵器廃絶のための創造性豊かな行動を」と呼びかけました。
「被爆者の訴え」として、日本原水爆被害者団体協議会事務局次長の木戸季市(きどすえいち)さんがマイクを握り、「すべての人が安心して生きていける安
全な社会、核兵器も戦争も、原発もない社会の実現を」と訴えました。
「核兵器のない世界のために~草の根の運動交流」では、海外代表とともに九州各県の代表が、自治体と共同した「核兵器全面禁止のアピール署名」や被爆
の実相を広げる原爆展開催の経験などを報告しました。
最後に、運営委員会代表の野口邦和さんが行動提起。「『核兵器のない世界』への扉をこじ開けるためには、これまでにも増して世界諸国民の運動と世論の
高揚が必要だ」と強調。原発問題などでの劇的な行動の広がりに確信をもって、いっそう署名活動などに力をつくそうと呼びかけました。