〈リオ五輪〉女子卓球シングルスでキム・ソンイ選手が銅メダル獲得
新時代を切り開く、超攻撃型のカットマン
新時代を切り開く、超攻撃型のカットマン

女子卓球シングルスで銅メダルを獲得したキム・ソンイ選手(連合ニュース)
10日午後(現地時間、日本時間11日午前)に行われた、リオデジャネイロオリンピックの卓球女子シングルス初戦の3位決定戦で、朝鮮のキム・ソンイ選手(22、世界ランキング50位)が、日本の福原愛選手(27、世界ランキング8位)を4-1で下し、銅メダルを獲得した。五輪の卓球シングルスで朝鮮選手がメダルを獲得したのは、アテネ五輪でのキム・ヒャンミ選手以来、12年ぶりとなる。
圧巻だった。徹底的に守りながら相手のミスを誘発し隙あらば攻撃するという従来のカットマンとは違い、キム選手のカットマンスタイルは常に攻撃する姿勢を全面にだす、超攻撃的なところに特徴がある。攻撃へと転じるタイミングと速度、スマッシュの精度、キム・ソンイ選手の技術はカットマンスタイル以外でも、どれをとっても一級品だった。新スタイルともいえる超攻撃型カットマンが世界のトップレベルを次々倒す姿は、卓球界で囁かれていた「カットマンの限界」を見事に打ち破ったともいえる。
今大会におけるキム選手の躍進は、3回戦の石川佳純選手との1戦から始まった。メダル獲得濃厚といわれた石川選手を接戦の末4-3の逆転勝利で退けると、そこから勢いに乗ったキム選手は4回戦で中国・台北の陳羽思選手、準々決勝でシンガポールのユー・モンユー選手を倒し準決勝進出を果たした。準決勝で世界ランキング2位の丁寧選手に1-4で敗れるも、準決勝まで4-0で勝ち続けていた丁寧選手に今大会で初となるセットを落とさせるほどの熱戦を繰り広げた。
悲願のメダルをかけて戦う3位決定戦では、日本で「愛ちゃん」として親しまれている福原愛選手。4回戦でキム選手と同じカットマンであるリ・ミョンスン選手に4-0とストレートで勝っているだけに苦戦が予想されたが、試合はキム選手の実力を見せつけるものとなった。
キム選手は序盤から攻撃的なスタイルを貫き、ミスによる失点を最低限に抑えた。キム選手の予想以上の攻撃力に福原選手はミスを連発し、第3セットを終えた時点で3-0と圧倒。第4セットを接戦の末、相手に奪われたが第5セットでギアを一つあげて勝負に出たキム選手は5連続ポイントを奪うなどして、このゲームを奪う。セットカウント4-1とし、五輪初出場で銅メダルを獲得する快挙を達成した。
3位決定戦の行われた10日に、誕生日を迎え22歳となったキム選手。メダルを獲得することで自らの記念日に豪華な花を添えた。
キム選手はリ・ミョンスン選手、リ・ミギョン選手とともに、12日の10時(現地時間)に行われるオーストラリア(世界ランキング29位)との卓球女子団体の初戦に朝鮮代表(世界ランキング8位)として臨む。
(朝鮮新報)