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朝米会談の準備が順調に進む場合、これまで通り金委員長が関連協議のために訪中する可能性が高いと、国情院は見ている。

2019-11-06 | 米朝首脳会談
国家情報院「金委員長、12月の朝米首脳会談目指す…
年内訪中の見込み」

登録:2019-11-05 06:04 修正:2019-11-05 08:36


国会情報委の非公開国政監査で明らかに 
「来月初めまでには実務協議」の見通し 
 
金剛山撤去指示にチェ副相が参加 
「対米脅迫にもなり得る」と分析 
 
北朝鮮のICBM移動式発射をめぐる論議に 
「発射台に問題発生し、移動の時だけ使い 
移動後は別途の台に載せて発射した」


          

ソ・フン国情院長が今月4日午前、国情院で開かれた国会情報委員会の国情院国政監査に出席している=国会写真記者団//ハンギョレ新聞社

 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が12月までに第3回朝米首脳会談の開催を目指しているものと把握していると、国家情報院(国情院)が4日に明らかにした。

 国会情報委員長の正しい未来党のイ・ヘフン議員は同日、ソウル瑞草区内谷洞(ネゴクドン)の国情院で開かれた非公開国政監査で、「ソ・フン国情院長がこのように報告した」と、ブリーフィングで明らかにした。イ議員は「国情院は、北朝鮮が提示した『今年中の朝米首脳会談』の目標から、12月初めまでは実務交渉をするだろうと合理的に推測した」と述べた。

 また、国情院は朝中国交70周年を機に、北朝鮮と中国が金委員長の訪中問題を協議していることを把握したと報告した。特に、朝米会談の準備が順調に進む場合、これまで通り金委員長が関連協議のために訪中する可能性が高いと、国情院は見ている。

 先月、金正恩国務委員長の「金剛山(の韓国)施設の撤去」指示の過程にチェ・ソンヒ外務省副相が参加したことと関連し、国情院は「対南脅迫だけでなく対米脅迫にもなり得る」と分析したと、自由韓国党情報委幹事のイ・ウンジェ議員が伝えた。

 同日の国政監査では、北朝鮮が先月30日に発射した超大型放射砲と関連した情報委員らの質疑が相次いだ。国情院は同放射砲について「8月24日と9月10日に発射した飛翔体と同一のものと把握した」としたうえで、「8月には推進機関の性能を、9月には精密誘導機能を検証したことに続き、今度は連発射撃能力の検証に焦点を合わせたものとみられる」と説明したという。

 また、北朝鮮が先月2日に発射した新型潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)「北極星3型」は新規製作された発射装備で、従来の「北極星」より弾頭が向上したもので、国情院は把握していたという。キム・ミンギ議員は「北朝鮮新浦(シンポ)の造船所で、ロミオ級潜水艦を改造し、潜水艦発射弾道ミサイルを装着できる新型潜水艦を建造している」と伝え、「全幅は7メートル、全長は約80メートルだ。進水すれば(その)潜水艦から発射実験を行う可能性があり、国情院が動向を注視している」と伝えた。

 今月1日、チョン・ウィヨン大統領府国家安保室長が国会運営委員会の国政監査で「大陸間弾道ミサイル(ICBM)を移動式発射台(TEL)で発射することは不可能だ」と述べたことに対する質疑もあったという。これについてソ・フン院長は、「過去に移動式発射台から発射したことがあるが、最近は発射台の機能に問題が生じ、移動する時だけ使って移動した後は別途の台に載せて発射したことがあるというのが事実」だとし、「ただし、『北朝鮮が大陸間弾道ミサイルを移動式発射台から発射する能力を備えているようだ』という国防情報本部の評価は(最近の事例とは)別の問題だ」と解釈したと、イ議員は伝えた。

 また国情院は、北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記の腹違いの弟であるキム・ピョンイル駐チェコ大使が近く帰国するものと展望した。キム大使は1988年ハンガリーを皮切りに、ブルガリアやポーランド、チェコなどに駐在し、約30年間活動してきた人物だ。キム・ピョンイルの実姉、キム・ギョンジンの夫であるキム・グァンソプ駐オーストリア大使も交代し、同伴帰国の可能性があると、国情院は情報委に報告した。
キム・ミナ記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)


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