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キム大使は「私は米国側がこれから行われる朝米協議に、きちんとした計算法を持ってくると期待しており、その結果について楽観視する」と述べた。

2019-09-22 | 米朝首脳会談
北朝鮮の朝米実務協議首席代表、
「トランプ大統領の『新たな方法』の決断を歓迎」

登録:2019-09-21 07:24 修正:2019-09-21 09:14


「朝米実務協議首席代表」名乗り 
「非核化後の相応の措置」という米国の立場の変化に期待感示す 
「新たな計算法と結果を楽観」朝米実務協議が近日中に行われる見込み 

          

ドナルド・トランプ米大統領(左)が、昨年18日、ロバート・オブライエン新任ホワイトハウスNSC補佐官とともにロサンゼルス国際空港で並んで歩いている/聯合ニュース

 朝米非核化交渉の首席代表とされるキム・ミョンギル北朝鮮外務省巡回大使が20日、ドナルド・トランプ米大統領が非核化交渉で「リビアモデル」に変わる「新たな方法」にを言及したことを歓迎し、実務協議に対する期待感を示した。

 キム大使は同日、「朝鮮中央通信」が公開した談話で、「私は、トランプ米大統領が『リビア式の核放棄』方式の不当性を指摘し、朝米関係改善のための『新たな方法』を主張したという報道を興味深く読んだ」としたうえで、「時代錯誤の古い枠組みにこだわっていた厄介者が米政府から消えただけに、これからはより実用的な観点で朝米関係にアプローチすべきというトランプ大統領の賢明な政治的決断を歓迎する」と述べた。彼は同談話で、「朝米実務協議の北朝鮮側首席代表」と名乗り、朝米協議の首席代表を務めることを公式確認した。

 リビアモデルは、北朝鮮が先に非核化をしてから米国が制裁緩和・体制保証など相応の措置を取る方式で、最近更迭されたジョン・ボルトン前ホワイトハウス国家安保補佐官が主張してきた。北朝鮮が今月9日、チェ・ソンヒ外務省第1次官の談話を通じて「9月下旬合意される時間と場所で」朝米協議を再開しようと提案した直後、トランプ大統領は10日(現地時間)にボルトン補佐官を更迭した。翌日には「ボルトンがリビアモデルを掲げ、(北朝鮮との交渉に)深刻な支障をきたした。彼はミスをした」とボルトン前補佐官を批判した。18日には再びリビアモデルを批判し、「もしかしたら、新たな方法が非常に良いかもしれない」と述べた。

 キム大使は「トランプ大統領が言及した 『新たな方法』にどんな意味が込められているのか、私にはその内容が分からないが、朝米双方が互いに信頼を築き、実現可能なものから一つずつ段階的に解決していくのが最上の選択だという趣旨ではないかと思う」と述べた。キム大使は「私は米国側がこれから行われる朝米協議に、きちんとした計算法を持ってくると期待しており、その結果について楽観視する」と述べた。

 「近く数週間以内に、(実務交渉が)開かれるだろう」という16日の外務省米国担当局長の談話に続き、キム大使の期待混じりの談話が登場したことで、朝米実務交渉が近日中に行われるのではないかという見通しが示されている。ホン・ミン統一研究院北朝鮮研究室長は「北朝鮮がボルトンの退場とトランプ大統領の発言、そして朝米間の水面下接触などを通じて、米国のアプローチが柔軟に変わったと判断し、実務交渉に対する期待を高めたものとみられる」とし、23日の米日合同戦時増員演習の終了と24日の韓米首脳会談以降、交渉がまもなく始まるだろうと見込んだ。

 北朝鮮は、リビアモデルを主張していたボルトン前補佐官が退場したことで、非核化措置と米国の相応措置を同時に並行してやり取りする方式の交渉が実現すると期待している。北朝鮮はこれまで、一度にすべてに合意するいわゆる「ビッグ・ディール」よりも、核・ミサイル開発を凍結し、寧辺(ヨンビョン)の核施設を廃棄するなど可能な水準で合意した後、次の段階に進む段階的な解決策を要求してきた。しかし、韓国政府当局者は、「非核化ロードマップに包括的に合意した後、段階的に履行するという米国の立場には変わりがない」とし、「朝米が実務協議で隔たりを埋めなければならない状況だ」と述べた。
パク・ミンヒ記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
http://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/910361.html
韓国語原文入力:2019-09-20 22:15
訳H.J
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