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開催地シンガポールのビビアン・バラクリシュナン外相が平壌を訪問する.

2018-06-07 | 朝米会談の成功のために
シンガポール外相、朝米首脳会談控え訪朝
登録:2018-06-07 00:22 修正:2018-06-07 07:25

バラクリシュナン外相、5日のワシントンに続き7日には平壌を訪問 
2日間にわたりリ・ヨンホ外務相と金永南常任委員長を表敬訪問 
朝米首脳会談関連の協議・調整行う見込み

                     
シンガポールのビビアン・バラクリシュナン外相(左)が今月5日、ワシントン国務省庁舎でマイク・ポンペオ米国務長官と握手している=バラクリシュナン外相のフェイスブックからキャプチャー//ハンギョレ新聞社

 今月12日に行われる朝米首脳会談を控え、開催地シンガポールのビビアン・バラクリシュナン外相が平壌を訪問すると、AFP通信が6日付で報じた。

 シンガポール外務省はバラクリシュナン外相が7日から2日間にわたりリ・ヨンホ北朝鮮外務相の公式招請を受け、平壌(ピョンヤン)に向けて出発すると発表した。バラクリシュナン外相は同期間中、リ外務相と面会し、金永南(キム・ヨンナム)北朝鮮最高人民会議常任委員長も表敬訪問する計画であることが分かった。

 具体的な訪朝理由は知られていないが、歴史的な朝米首脳会談の準備に拍車がかかっている中、関連協議と実務的な調整事項を確認するためとみられる。バラクリシュナン外相は先月14日、カン・ギョンファ外交部長官と電話会談を行い、朝米首脳会談の開催と関連した協力案を協議しており、5日にはワシントンの国務省を訪問し、マイク・ポンペオ国務長官とも面会した。ポンペオ長官はバラクリシュナン外相にドナルド・トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の朝米首脳会談を誘致してくれたことに感謝の意を表した。

 トランプ大統領と金委員長は12日午前9時(現地時間)、シンガポール・セントーサ島のカペラホテルで「世紀の談判」と呼ばれる首脳会談を行う。シンガポール政府は、セントーサ島と本土をつなぐ橋付近の海域と上空を10日から「特別行事区域」に指定し、厳重な警備体制を維持する計画だ。カペラホテルはすでに外部の人の出入りが統制されている。
キム・ミナ記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)

米ホワイトハウスも朝米首脳会談の記念コインを製作し、先月から販売を進めている。

2018-06-05 | 朝米会談の成功のために
シンガポールが朝米会談記念コイン製作 国旗を背景に握手

2018/06/05 20:16


【シンガポール聯合ニュース】朝米(米朝)首脳会談(6月12日開催)が開かれるシンガポールの造幣局が5日、首脳会談の記念コインを公開し予約受付を開始した。現地メディアが報じた。

                    
                    シンガポール造幣局が公開した朝米首脳会談記念コイン(シンガポール造幣局提供)=(聯合ニュース)

 記念コインは金貨、銀貨、銅貨の3種類で、それぞれ北朝鮮の国旗と星条旗を背景に両国の首脳が握手を交わすデザインとなっている。裏面には飛び立つハトと「世界平和」の文字、両国を象徴する花があしらわれた。

 シンガポール造幣局は「北朝鮮の国旗を左、米国の国旗を右側に配置したのは政治的立場における両国の位置を示したもの」とし、裏面のハトなどについては「世界平和の実現に向け今回の首脳会談が持つ重要性を象徴する」と説明した。

 価格は金貨が1380シンガポールドル(約11万円)、銀貨118シンガポールドル、銅貨が36シンガポールドル。

 一方、米ホワイトハウスも朝米首脳会談の記念コインを製作し、先月から販売を進めている。このコインには北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)とトランプ米大統領が両国の国旗を背景に向き合った姿が描かれている。

yugiri@yna.co.kr

「とても素敵な手紙だった。非常に興味深い手紙だった」として満足感を表した。

2018-06-04 | 朝米会談の成功のために
トランプに伝えられた“金正恩の大きな封筒”の内容は?
登録:2018-06-03 23:18 修正:2018-06-04 07:29


トランプ、親書に対して「すばらしく興味深い手紙」 
非核化・首脳会談への意志を原則的に込めたもよう 
CNN「警護チームが手紙に危険物質を検査」 
米国メディア「巨大な封筒」としてその大きさに関心


                         
ホワイトハウスのダン・スコビーノ・ソーシャルメディア局長がツイッターにあげたドナルド・トランプ大統領と金英哲北朝鮮労働党副委員長の1日の面会の様子=ツイッター画面よりキャプチャー//ハンギョレ新聞社

 北朝鮮労働党の金英哲(キム・ヨンチョル)副委員長兼統一戦線部長が1日(現地時間)、ドナルド・トランプ大統領に手渡した金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の親書にはどんな内容が込められたのだろうか。

 トランプ大統領は金副委員長との面会を終えた後に記者たちと会い、親書について「とても素敵な手紙だった。非常に興味深い手紙だった」として満足感を表した。彼は「手紙に何が書かれているのか見たいか」として「いつかはあなた方に見せてあげられるだろう。近い将来に見ることができるだろう」とも話した。また「内容を語ることができるか」という記者たちの質問に「いくらくれる?いくら?いくら?」とおどけて反応して見せた。

 しかし、トランプ大統領は数分後には「その手紙をまだ見ていない。わざと(金副委員長)の前では開けてみなかった」として、内容を知らない旨を話した。彼は「金副委員長に『これを開けてみましょうか?』と言ったところ、金副委員長は『後で読まれてもかまいません』と答えた」として「(読んだら)とても驚くかも知れない」と冗談を言った。

 親書の具体的内容は明らかにされていない。ただし、非核化に対する金正恩委員長の原則的立場と朝米首脳会談への意志など、一般的な内容が書かれていると推定される。ウォールストリートジャーナルは、親書の内容を伝え聞いたという外国政府関係者の話を引用して「手紙には意味のある譲歩や威嚇はなく、トランプ大統領との首脳会談に対する金委員長の関心が書かれている」と報道した。CNNは「トランプ大統領は手紙を読んでいないと言ったが、その後ホワイトハウスの関係者は、大統領が内容を読んだと確認した」として「北朝鮮の官僚が手紙を伝達する前に、警護チームが危険物質がないかを綿密に点検した」と伝えた。

 ホワイトハウスは親書と関連して、写真二枚を公開した。一枚は金副委員長とトランプ大統領が向かい合って、白い親書封筒をやりとりする姿で、もう一枚はトランプ大統領がこの封筒を正面に掲げて見せて、金副委員長と並んで立って笑っている姿だ。米国のメディアは“巨大な封筒”(giant envelope)、“特大型”(extra-large)などの表現を使って親書の“大きさ”に強い関心を示した。
ファン・ジュンボム記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

親書について「とても素敵な手紙だった。非常に興味深い手紙だった」として満足感を表した。

2018-06-04 | 朝米会談の成功のために
トランプに伝えられた“金正恩の大きな封筒”の内容は?font>
登録:2018-06-03 23:18 修正:2018-06-04 07:29


トランプ、親書に対して「すばらしく興味深い手紙」 
非核化・首脳会談への意志を原則的に込めたもよう 
CNN「警護チームが手紙に危険物質を検査」 
米国メディア「巨大な封筒」としてその大きさに関心

                         
ホワイトハウスのダン・スコビーノ・ソーシャルメディア局長がツイッターにあげたドナルド・トランプ大統領と金英哲北朝鮮労働党副委員長の1日の面会の様子=ツイッター画面よりキャプチャー//ハンギョレ新聞社

 北朝鮮労働党の金英哲(キム・ヨンチョル)副委員長兼統一戦線部長が1日(現地時間)、ドナルド・トランプ大統領に手渡した金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の親書にはどんな内容が込められたのだろうか。

 トランプ大統領は金副委員長との面会を終えた後に記者たちと会い、親書について「とても素敵な手紙だった。非常に興味深い手紙だった」として満足感を表した。彼は「手紙に何が書かれているのか見たいか」として「いつかはあなた方に見せてあげられるだろう。近い将来に見ることができるだろう」とも話した。また「内容を語ることができるか」という記者たちの質問に「いくらくれる?いくら?いくら?」とおどけて反応して見せた。

 しかし、トランプ大統領は数分後には「その手紙をまだ見ていない。わざと(金副委員長)の前では開けてみなかった」として、内容を知らない旨を話した。彼は「金副委員長に『これを開けてみましょうか?』と言ったところ、金副委員長は『後で読まれてもかまいません』と答えた」として「(読んだら)とても驚くかも知れない」と冗談を言った。

 親書の具体的内容は明らかにされていない。ただし、非核化に対する金正恩委員長の原則的立場と朝米首脳会談への意志など、一般的な内容が書かれていると推定される。ウォールストリートジャーナルは、親書の内容を伝え聞いたという外国政府関係者の話を引用して「手紙には意味のある譲歩や威嚇はなく、トランプ大統領との首脳会談に対する金委員長の関心が書かれている」と報道した。CNNは「トランプ大統領は手紙を読んでいないと言ったが、その後ホワイトハウスの関係者は、大統領が内容を読んだと確認した」として「北朝鮮の官僚が手紙を伝達する前に、警護チームが危険物質がないかを綿密に点検した」と伝えた。

 ホワイトハウスは親書と関連して、写真二枚を公開した。一枚は金副委員長とトランプ大統領が向かい合って、白い親書封筒をやりとりする姿で、もう一枚はトランプ大統領がこの封筒を正面に掲げて見せて、金副委員長と並んで立って笑っている姿だ。米国のメディアは“巨大な封筒”(giant envelope)、“特大型”(extra-large)などの表現を使って親書の“大きさ”に強い関心を示した。
ファン・ジュンボム記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

薄氷の上を歩く時は足早に進むべきという教えに従ったものだ。

2018-06-04 | 朝米会談の成功のために

[ニュース分析]
終戦宣言は平和体制への第一歩…北朝鮮には体制保証の“テコ”

登録:2018-06-04 06:23 修正:2018-06-04 07:15


急進展する「終戦宣言」 
 
南北米首脳「朝鮮半島に戦争はない」  
共同宣言の際は65年間の停戦状態が“終結”  
全世界の最後の冷戦体制が姿を消し  
文大統領、ベルリン宣言の後、積極的に努力  
 
南北と朝米関係の退行防ぐ“安全弁”  
専門家「北朝鮮の体制を政治的に保証する意味」

                    
         左から、文在寅大統領、北朝鮮の金正恩国務委員長、ドナルド・トランプ米大統領=ハンギョレ資料写真//ハンギョレ新聞社

 ドナルド・トランプ米大統領が6月12日にシンガポールで開かれる予定の朝米首脳会談を控え、朝鮮戦争の終結の可能性を直接取り上げたことで、終戦宣言に対する関心が高まっている。南北米首脳が集まって「朝鮮半島でこれ以上戦争はない」と宣言すれば、これは地球上に唯一残った冷戦体制を解消し、恒久的平和体制へと向かう第一歩を意味する。文在寅(ムン・ジェイン)大統領が昨年7月のベルリン宣言を通じて初めて終戦に言及して以来、4・27板門店(パンムンジョム)宣言を通じて公式化し、5・26第2次南北首脳会談の結果を発表する記者会見で「南北米3カ国首脳会談を通じた終戦宣言」を取り上げるなど、数回終戦宣言に言及したのもこのためだ。

 大統領府は、朝米首脳会談の場所がシンガポールに確定される以前、板門店での開催を希望し、朝米双方にさまざまなチャンネルを通じてこのような意思を伝えた。朝鮮半島の非核化とこれに相応する体制保証の議題を取り上げる朝米会談が成功した場合、直ちに南北米首脳会談を開催しやすいという判断が働いた。薄氷の上を歩く時は足早に進むべきという教えに従ったものだ。さまざまな要因によって再びこじれかねない朝鮮半島の情勢を安定化させるのに(終戦宣言が)大きな象徴性と効力を発揮できると期待しているようだ。

 大統領府関係者はハンギョレとの電話インタビューで「実際、終戦宣言も平和協定も、その後具体的な実践につながらなければ、あまり意味がないかもしれない」としながらも、「それでも文大統領が南北米首脳による終戦宣言を強調してきたのは、終戦宣言が朝鮮半島での敵対関係を終わらせ、非核化と恒久的平和定着に向かう最初の足がかりになり得るため」と話した。終戦宣言そのものよりは当事者たちの履行の方が重要だが、朝鮮半島の平和体制に進む長い道程に一区切りをつける意味があるということだ。同関係者は、朝米首脳会談の成功に続き南北米首脳会談を通じた終戦宣言が行われれば、南北、朝米関係の“退行”を防ぐ安全弁の役割を果たすだろうと予想した。

 朝鮮半島問題の専門家らも、南北米首脳の終戦宣言が行われたら、休戦協定に代わる平和協定の締結に有利な環境が整うだろうと見通した。南北米3者が終戦を宣言した場合、これは平和協定に先立ち当事者間の敵対関係を解消する政治的意味を持つということだ。3者が「戦争が終わった」と宣言することで、平和協定に向かう扉を開き、今後、非核化の最終段階で平和協定を締結し、法的・実務的体系を完成する経路も考えられる。朝米関係に詳しい消息筋は「政治的意味から見て、終戦宣言が事実上の平和協定になる」とし、「その後に実際締結される平和協定は実務協定の形になるかもしれない」と話した。南北の海上境界線の確定問題や在韓国連軍司令部の存立の可否、戦争に対する処理問題はこの段階で議論できる。

 チョ・ソンニョル国家安保戦略研究院首席研究委員も「平和協定や朝米国交正常化を条約で保証することは、非核化の完了段階で可能だ」とし、「北朝鮮が非核化に着手し完了するまでに中間段階で体制を保証する案が必要だが、終戦宣言を通じてこれを政治的に保証するもの」だと話した。
キム・ボヒョプ、キム・ジウン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)

朝ロ両国は、年内に金委員長とプーチン・ロシア大統領の首脳会談を開くことで原則的に合意した。

2018-06-03 | 朝米会談の成功のために

金委員長、ロシア外相に
「非核化への意志は確固」…トランプ大統領に向けたメッセージ

登録:2018-06-02 06:23 修正:2018-06-02 07:41

北朝鮮メディア、非核化の具体策初めて公式報道 
「新しい情勢で新たな方法で 
各自の利害を満たす解決策を模索し 
段階的に解決する建設的な対話を望む」 
朝ロ首脳会談も年内に開くことに

                    
                     今月1日の「朝鮮中央通信」からキャプチャー//ハンギョレ新聞社

 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が「朝鮮半島の非核化に対する我々の意志は変わっておらず、一貫しており、確固たるものだ」と繰り返し強調した。北朝鮮を訪問しているロシアのセルゲイ・ラブロフ外相との面会での発言だが、彼が念頭に置いている“実質的聞き手”は、太平洋を越えワシントンにいるドナルド・トランプ米大統領だ。朝ロ両国は、年内に金委員長とプーチン・ロシア大統領の首脳会談を開くことで原則的に合意した。

 金委員長は31日、平壌の百花園迎賓館でラブロフ外相と面会し、「最近、世界的な関心事になっている朝鮮半島と地域の情勢の流れと見通しについて、朝ロ最高指導部の意思と見解を交換しており、両国の政治経済協力関係をさらに拡大・発展させて緊密に協力していくための問題を協議」したと、「労働新聞」と「朝鮮中央通信」が1日付で一斉に報道した。

 金委員長はラブロフ外相に「確固たる非核化への意志」を強調し、「朝米関係と朝鮮半島の非核化を新しい時代、新しい情勢の下、新たな方法で各自の利害を満たす解決策を見出し、段階的に解決していくと共に、効率的で建設的な対話と交渉により問題解決を進めていくことを望んでいると述べられた」と、「労働新聞」などが報じた。

 金委員長のこのような発言は、金英哲(キム・ヨンチョル)労働党副委員長兼統一戦線部長が特使資格として米国を訪問し、マイク・ポンペオ国務長官との会談を終えて、トランプ大統領への表敬訪問を控えた時点で出た。朝米が調整大詰めの「金正恩-トランプ談判」の実現を目的に「私の非核化への意志を疑わないでほしい」というメッセージを送ったものと言える。

 金委員長が自身の非核化への意志と方法論を北側の公式メディアを通じて具体的に明らかにしたのは、今回が初めてだ。注目すべき変化だ。「労働新聞」など北側のメディアは、これまで「完全な非核化と核のない朝鮮半島」という「4・27板門店(パンムンジョム)宣言」の合意内容を論評なしに報道したり、「朝鮮半島における非核化の実現」(5・26南北首脳会談関連の5月27日付の「労働新聞」報道)を報じるに止まった。中国の習近平国家主席との二度の首脳会談(3月に北京、5月に大連)の際も、金委員長の非核化関連の言及は北側のメディアを通じて公開されたことがない。

 さらに注目すべきなのは、金委員長が今回明らかにした「朝米関係と非核化の方法論」だ。これに先立ち、中国官営の「新華社通信」は、金委員長が習主席との「5・7大連会談」の際、「関係国が(北)朝鮮に対する敵視政策と安保脅威をなくすなら、朝鮮は核を持つ必要がなく、非核化は実現可能である」と述べたと報じた。さらに、金委員長が「朝米対話によって作られた相互信頼に基づき、関連各国は責任を持って段階的・同歩的処置を取ることで、(朝鮮)半島問題の政治的解決プロセスを全面的に推進し、最終的には半島の非核化や持続的平和を実現することを望んでいる」と明らかにしたと報道した。

 金委員長の31日の発言を「5・7大連会談」での発言と比較すると、「新たな方法」と「各自の利害を満たす解決策」が加わった一方、「同歩的処置」が言及されていない部分が目を引く。

 朝ロ関係と関連しては、ラブロフ外相がプーチン大統領の親書を金委員長に渡し、「朝ロ最高指導者の間の会合を実現させることについて合意した」と「労働新聞」が報じた。こうなると、北東アジアの6カ国のうち、金委員長と会談日程が決まっていない首脳は、日本の安倍晋三首相だけだ。北東アジア情勢が急変する中、日本の外交的立場が次第に難しくなる状況だ。
イ・ジェフン、ノ・ジウォン記者(お問い合わせjapan@hani.co.kr)

現在朝鮮半島情勢は長年の膠着状態が破られ、非核化の実現は歴史的チャンスを迎えている。

2018-06-03 | 朝米会談の成功のために
外交部、朝米首脳会談の予定通りの開催を支持
人民網日本語版 2018年06月01日14:00



                    
                     外交部、朝米首脳会談の予定通りの開催を支持

外交部(外務省)の華春瑩報道官は5月31日の定例記者会見で「中国側は朝米双方がさらなる誠意を示し、良好な相互作用を果たし、予定通り会談を実現して、朝鮮半島の非核化、平和で繁栄する未来への扉を共に開くことを促し、支持する」と表明した。

【記者】報道によると、金英哲・朝鮮労働党副委員長がすでにニューヨークに到着し、朝米首脳会談の準備に入った。同日、米ホワイトハウスのサンダース報道官は、板門店とシンガポールでの米朝のチームによる協議は順調に進んでいると述べた。だが、非核化の定義と道筋などの問題で双方間の溝は小さくなく、会談はまだ延期される可能性があるとの報道もある。これについてコメントは。

【華報道官】朝米双方のチームが現在朝米首脳会談の準備作業を積極的に行っていることに、われわれは留意している。中国側は一貫して、朝米首脳の直接接触・対話が朝鮮半島核問題解決の鍵だと考えてきた。現在朝鮮半島情勢は長年の膠着状態が破られ、非核化の実現は歴史的チャンスを迎えている。

中国側は朝鮮半島の非核化実現に揺るぎなく尽力する。今年に入ってから朝鮮側が取ってきた一連の自発的で積極的な行動を十分に認める。同時に、朝鮮半島の非核化を推進する過程において、朝鮮の理にかなった安全保障上の懸念を重視し、解決する必要があると考える。

非核化目標の実現に従い、長期的で有効な朝鮮半島の平和メカニズムを構築するべきだ。中国側は引き続きこのために積極的、建設的役割を果たしたい。(編集NA)

「人民網日本語版」2018年6月1日


トランプ氏は「12日に金委員長と会う」として、「この日の会談で『ビックディール』があると思う」と述べ、会談への期待を示した。

2018-06-02 | 朝米会談の成功のために
12日に朝米首脳会談開催 トランプ氏が表明
2018/06/02 04:37

【ワシントン聯合ニュース】トランプ米大統領は1日午後(日本時間2日未明)、ホワイトハウスで北朝鮮の金英哲(キム・ヨンチョル)党副委員長兼統一戦線部長と会談した後、記者団に対し、12日にシンガポールで金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)と会談すると明言した。
トランプ大統領(左)と金委員長(コラージュ)=(聯合ニュース)
 トランプ氏は「12日に金委員長と会う」として、「この日の会談で『ビックディール』があると思う」と述べ、会談への期待を示した。その上で、会談で「(朝鮮戦争の)終戦宣言が出る可能性もある」と強調した。
 金英哲氏が手渡した金正恩氏の親書については、「まだ読んでいない」としながらも、「非常に良く興味深かった」と説明した。
 また、「北朝鮮は非核化を望んでいる。金正恩氏は非核化に専念していると信じる」と述べた。北朝鮮にこれ以上「最大限の圧力」という表現を使うことを望まないとの意向を表明。北朝鮮への制裁を解除できる日が来ることを期待していると強調した。首脳会談の進行中に新たな制裁もないと明言した。
 両氏は約80分間会談した。北朝鮮の高官のホワイトハウス訪問は2000年の趙明禄(チョ・ミョンロク)国防委員会第1副委員長(当時)以来、18年ぶり。

最近、米国政府は国連総会など多国間機構の会議への出席を除き、北朝鮮関係者にビザを発給していない。

2018-06-02 | 朝米会談の成功のために

トランプ大統領、金英哲副委員長と面会予定…核心議題の妥結の可能性も
登録:2018-06-01 07:04 修正:2018-06-01 07:53



「ワシントンで北朝鮮代表団と面会」「金正恩の親書の内容に期待」 
金英哲-ポンペオの二日目のニューヨーク会談の開始直後に電撃的に発言 
 
ポンペオ長官、初日の晩餐会後、「素晴らしい実務晩餐」と満足感示す 
ニューヨーク空港に出迎えた北朝鮮代表部関係者「歴史的瞬間」

                                     
金英哲労働党副委員長(下端)が30日(現地時間)午後、米ニューヨーク・マンハッタンの国連駐在米国次席大使官邸で、マイク・ポンペオ米国務長官(左)と晩餐をしながら、乾杯している。左から二番目は、アンドリュー・キムCIA朝鮮ミッションセンター長=米国務省提供//ハンギョレ新聞社

 ドナルド・トランプ米大統領が当初1泊2日の日程で米国を訪問した金英哲(キム・ヨンチョル)労働党副委員長兼統一戦線部長一行を1日にワシントンで面会すると31日に電撃発表したことで、朝米首脳会談の見通しが一層明るくなった。当初から、金副委員長がトランプ大統領と面会するかどうかは、6月12日にシンガポールで開催予定の朝米首脳会談を10日後に控えて進められる朝米高官級の「最後の談判」の成果を測る尺度と見なされてきた。金副委員長の面会場所はホワイトハウスになる可能性がある。

 金副委員長の訪問日程はもともと30日と31日(現地時間)の2日間で、ニューヨークに限られたものだった。これは2000年に趙明禄(チョ・ミョンロク)当時北朝鮮国防委員会第1副委員長がホワイトハウスを訪問し、ビル・クリントン米大統領と面会して、両国の関係正常化を議論したことと比較された。金副委員長がワシントンに行かないのは、米国側が彼の訪米の効果について確信が持てないためという分析もあった。金副会長とマイク・ポンペオ国務長官の会談が、米国が望む完全かつ検証可能で不可逆的な非核化(CVID)という目標と関連して確実な成果を出せるかどうかについて、懸念が残る状況だったということだ。特に、トランプ大統領が31日、テキサス州ヒューストンを訪問し遊説をする日程があり、面会が水の泡になるのではないかという推測もあった。

 しかし、トランプ大統領が金副委員長の米国滞在を延長し、ワシントンで金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の親書を渡してもらいたいと明らかにしたことから、両方が接点を見出したものと見られている。トランプ大統領は、金委員長の親書内容について期待感を示しながら「非常に肯定的だ」と述べた。ポンペオ長官を経て、金委員長の親書の内容を受け取ったと推定できる発言だ。それなら、金委員長の親書には、米国が希望する迅速かつ完全な非核化に近いメッセージが盛り込まれた可能性もある。トランプ大統領はまた、計画通り6月12日に金委員長と会談することを希望するとし、「意味のある会談」を期待していると明らかにした。

 しかし、このような言葉だけでは進行中の朝米会談がどれほど確実な合意を引き出したかを予想するのは難しい。彼は首脳会談に対する期待について言及しながら、「一度の会合ですべてが解決されるという意味ではない。第2回、第3回の会合が必要かもしれない。会談をしない可能性もある」と述べた。北朝鮮に追加的な譲歩を求める特有の“圧迫話法”を引き続き駆使している。

 金副委員長とポンペオ長官は31日にも公式交渉を行い、北朝鮮の体制保証及び段階的な処置の要求と、米国の「先非核化」の要求の間の接点を模索した。

 二人は前日の夕方7時、マンハッタンの国連駐在米国次席大使の官邸で実務晩餐会を開いた。この建物は50階以上だが、国務省が90分間の晩餐の後に公開した複数の写真から、晩餐会場所もかなり高い階であることが分かる。写真にはポンペオ長官が金副委員長に窓の外を指し、何かを説明するような場面がある。陪席者を含めた4人がテーブルに座って明るい笑顔で乾杯する場面と、金副委員長とポンペオ長官の署名が入ったメニューの写真もある。米国側の陪席者には、先月9日にポンペオ長官と共に金正恩国務委員長と面会したアンドリュ―・キム中央情報局(CIA)コリア・ミッションセンター(KMC)長が目を引く。米国産牛肉ステーキにアイラ島のスコッチウィスキーを添えた食事を終えたポンペオ長官は、ツイッターに「すばらしい実務晩餐」だったという書き込みを掲載し、協議が順調だったことを覗わせた。

 晩餐会場にコリンティアン・コンドミニアムの高層階にある米外交官の官邸を選んだのは、ニューヨークのスカイラインを見せながら、核を放棄すれば北朝鮮に「明るい未来」があることを迂回的に示そうとしたのではないかという分析もある。国務省関係者はブリーフィングで「北朝鮮が必要だと感じる体制の安全保証を提供し、より大きな経済的繁栄を享受できるように喜んで手助けする」とし、「だが、北朝鮮は必ず非核化をしなければならない」と強調した。

                    
マイク・ポンペオ米国務長官(中央)が先月30日(現地時間)の晩餐会場で、金英哲労働党副委員長(左)に窓の外を指してニューヨーク市内を説明するようなジェスチャーを見せている=米国務省提供//ハンギョレ新聞社
                    
 晩餐会に先立ち、金副委員長が初めて米国の地を踏んだ同日午後、ニューヨークのジョン・F・ケネディ空港一帯では、彼を“厳重警護”しようとする米国政府と、世界各国から集まった取材陣の間で激しいいたちごっこが繰り広げられた。

 金副委員長一行が搭乗したエアーチャイナCA981便は、午後1時47分に滑走路に着陸した。彼の姿をカメラに収めるため、数十人の取材陣が1階の入国検査場と2階の出国検査場の片側の「VIPルート」の前で待ち構えていた。しかし、金副委員長一行は、駐機場から直接黒い車に乗って警察車両の護衛を受けながら空港を出た。現場にいた北朝鮮の国連代表部関係者は、ハンギョレに「米国務省側と協議し、駐機場で迎えることにした」と話した。

 外国の要人を駐機場から直接エスコートすることは、国家首脳級に提供される“特級儀典”だ。今回の会談の重要性を考慮し、国務省が儀典に特別に気を使っていることがうかがえる。金副委員長が金正恩国務委員長の事実上の「特使」として訪米したことを考慮した処置と見られる。
金英哲労働党副委員長兼統一戦線部長が先月30日(現地時間)、米ニューヨークに到着し、宿泊先のホテルに入ろうとしている=ニューヨーク/ロイター、聯合ニュース
                    
金英哲労働党副委員長兼統一戦線部長(右端)が先月30日(現地時間)、米ニューヨークに到着して宿泊先の「ミレニアム・ヒルトン国連プラザホテル」に入ろうとしているニューヨーク/AP、聯合ニュース

 北朝鮮代表団は、金副委員長とチェ・ガンイル外務省北米局長代行など6人で構成された。空港に出迎えた北朝鮮代表部関係者は「歴史的瞬間」とし、期待感を示した。最近、米国政府は国連総会など多国間機構の会議への出席を除き、北朝鮮関係者にビザを発給していない。

 金副会長はマンハッタン・ミッドタウンにある宿泊先のミレニアム・ヒルトン国連プラザホテルに入る時と、マイク・ポンペオ国務長官との晩餐のためにホテルを出る際、取材陣のカメラに捕らえられた。しかし、彼は殺到する質問に一切答えなかった。米国側はホテル周辺にバリケードを張り、取材陣の接近を防いだ。金副委員長が乗った車はパトカー2台と警護車両3台によって常に警護されていた。
ニューヨーク/イ・ヨンイン特派員、ファン・ジュンボム記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)

大統領府が29日、最近の南北・朝米会談の局面で相次いで未確認の誤報を出している朝鮮日報とTV朝鮮に対し、強い遺憾を表明した。

2018-06-01 | 朝米会談の成功のために
大統領府、
論評で朝鮮日報・TV朝鮮を批判「足を引っ張るのをやめてほしい」

登録:2018-05-30 19:13 修正:2018-05-31 07:46


キム・ウィギョム報道官「報道に短刀を突きつけるような危険性がある
2014年の『統一は未来だ』の企画で語った未来と
今の未来とがどう異なるのかとうてい理解できない」

                    
キム・ウィギョム大統領府報道官が24日午後、大統領府春秋館で文在寅大統領が発議した政府の改憲案が定足数不足により「投票不成立」となったことに関連する論評を出した後、取材陣の質問に答えている=大統領府写真記者団//ハンギョレ新聞社

 大統領府が29日、最近の南北・朝米会談の局面で相次いで未確認の誤報を出している朝鮮日報とTV朝鮮に対し、強い遺憾を表明した。

 キム・ウィギョム大統領府報道官はこの日の論評で「いま私たちは分断の痛みと戦争の恐怖から脱することのできる天の下した好機を迎えているが、風前の灯のようにきわどい状況であるのも事実だ」として「特に最近の朝鮮日報とTV朝鮮の報道は深刻だ」と批判した。

 キム報道官は朝鮮日報の5月28日付「韓米首脳会談終わった日、国情院チームが平壌(ピョンヤン)に走った」という記事と、TV朝鮮の5月24日付「豊渓里(プンゲリ)坑道爆破せず…発煙弾使った痕跡発見」の報道、5月19日付「北、米メディアに豊渓里爆破の取材費1万ドルを要求」の報道を指して「事実でないだけでなく、短刀を突きつけるような危険性をはらんだ記事だ」と批判した。 キム報道官は「報道の通りならば北朝鮮は付き合うことのできない存在だ。 全世界を相手に詐欺を行ない、巨額を巻き上げようとする国になってしまう」として「もし北朝鮮でない他の国をこんな方式で描写したとすれば直ちに法的・外交的問題に巻き込まれただろう」と指摘した。

 彼は「南北米が各自の核心的利益をかけて談判を行なっている時に、言葉一言で醸し出された誤解と不信が増幅される可能性がある」として「国家情報院2次長がこっそり平壌を訪問したという記事をそのまま信じることになれば、米国をはじめ周辺国は韓国政府の言葉を信頼し続けることができるだろうか。それでもなお、文在寅(ムン・ジェイン)大統領は正直な仲裁者であり続けることができるだろうか」と反問した。

 キム報道官は「政府を批判し牽制するのは言論本来の姿勢であり、南北問題や外交関係も例外ではない」とした上で、「しかし、最小限の事実確認は前提とされなければならない」と指摘した。

 彼は「朝鮮日報は2014年に新年最初の日から『統一は未来だ』という大型企画記事を出した。 その時朝鮮日報が語った“未来”と今私たちの前にぐっと近づいてきた“未来”はどう違うのか、とうてい理解できない」として「70年ぶりに迎えた機会を今回逃せば、再び70年をさらに待たねばならないかも知れない。 もうそろそろ、足を引っ張るのをやめていただきたい」と述べた。
ソン・ヨンチョル記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

南北閣僚級会談(6月1日開催):北朝鮮代表団の名簿は15日に通知してきたメンバーと同一だった。

2018-05-30 | 朝米会談の成功のために
南北閣僚級会談の代表団名簿を相互通知 板門店宣言の履行協議へ

2018/05/29 19:39

【ソウル聯合ニュース】韓国と北朝鮮は29日、南北閣僚級会談(6月1日開催)に出席する代表団のメンバーを確定し、名簿を相互に通知した。

                    
                    韓国の趙明均・統一部長官(右)と北朝鮮の李善権・祖国平和統一委員長(資料写真)=(聯合ニュース)

 統一部はこの日、趙明均(チョ・ミョンギュン)統一部長官を首席代表とし、金正烈(キム・ジョンリョル)国土交通部第2次官、盧泰剛(ノ・テガン)文化体育観光部第2次官、金南中(キム・ナムジュン)統一部統一政策室長、アン・ムンヒョン国務総理室審議官が会談に出席すると発表した。当初16日に開催される予定だった同会談のメンバーだった柳光守(リュ・グァンス)山林庁次長は「交代代表」として、山林協力を議論する際にアン氏の代わりに会談に出席するという。

 統一部当局者によると、北朝鮮側が代表団を5人にすることが予想されたため、韓国側もそれに合わせて5人するため「交代代表」を設けたという。

 北朝鮮もこの日、対韓国窓口機関・祖国平和統一委員会の李善権(リ・ソングォン)委員長を団長とし、金潤革(キム・ユンヒョク)鉄道省次官、元吉宇(ウォン・ギルウ)体育省次官、パク・ヨンイル祖国平和統一委員会副委員長、パク・ミョンチョル民族経済協力委員会副委員長の5人からなる代表団名簿を韓国側に通知した。

 北朝鮮代表団の名簿は15日に通知してきたメンバーと同一だった。

 韓国側からは国土交通部第2次官が、北朝鮮側からは鉄道省次官と民族経済協力委員会副委員長が代表団に加わっていることから、4月末の南北首脳会談で署名された「板門店宣言」に盛り込まれた鉄道連結など、南北の経済協力を巡る議論がどの程度進むのか注目が集まる。

 また朝鮮戦争などで生き別れになった南北離散家族の再会に向けた赤十字会談や、8月に開催されるアジア大会への共同参加に向けたスポーツ当局会談などの日程が決まるものとみられる。当初5月中に開催するとしていた将官級軍事会談の日程に関する協議も行われる見通しだ。

 さらに2000年の6・15南北共同宣言から18周年を記念して行われる共同行事や南北共同連絡事務所の設置などに関する協議も行われるものとみられる。

 韓国政府は「今回の会談で板門店宣言を迅速かつ体系的に履行していくための方策を北側と協議する」と説明した。

 南北は今月16日に閣僚級会談を開くことで合意していたが、北朝鮮が当日になって、韓米空軍の定例の航空戦闘訓練「マックスサンダー」を理由に会談の無期延期を通告し、中止となった。だが、26日に開かれた2回目の南北首脳会談で6月1日の開催に合意した。

yugiri@yna.co.kr

キム氏と崔外務次官は、2005年の「6カ国協議」合意をめぐる交渉に関わっており、首脳会談を前に、北朝鮮の非核化に向けた話し合いを進めるものと予測されます。

2018-05-29 | 朝米会談の成功のために
米国代表ら北朝鮮入り
板門店で崔外務次官と協議


 【ワシントン=遠藤誠二】トランプ米大統領は27日、開催が期待されている米朝首脳会談に関して、「われわれ米国のチームが、金正恩(キム・ジョンウン)(北朝鮮の国務委員長)と私の首脳会談の手配をするため北朝鮮に到着した」とツイッターに投稿しました。

 米紙ワシントン・ポスト(電子版)は同日、ソン・キム元駐韓国大使(現駐フィリピン大使)と国家安全保障会議(NSC)のアリスン・フッカー朝鮮部長が現地時間の27日、崔善姫(チェ・ソンヒ)外務次官との協議のため北朝鮮入りしたと報じました。

 米朝首脳会談に向けて、3、4月と5月にポンペオ国務長官が2度、北朝鮮を訪問していますが、ワシントン・ポスト紙は、キム氏は板門店の南北軍事境界線を越えて北朝鮮側に入ったと伝えました。

 キム氏と崔外務次官は、2005年の「6カ国協議」合意をめぐる交渉に関わっており、首脳会談を前に、北朝鮮の非核化に向けた話し合いを進めるものと予測されます。

 ワシントン・ポスト紙は、キム氏らと崔外務次官の協議は板門店の北朝鮮側の「統一閣」で28、29の両日開かれると報じています。国防総省高官も参加すると伝えられます。

 トランプ大統領はツイッターで、「北朝鮮は、すぐれた可能性を持っており、いつの日か経済、金融における大国になると本当に信じる。金氏もそのことに同意している。そのようになる」と指摘し、非核化の見返りに経済支援を行う考えを示唆しています。

「両首脳は(先月の会談で合意した)『板門店宣言』の履行や朝米(米朝)首脳会談の開催成功のため、虚心坦懐(たんかい)に意見交換した」と伝えた。

2018-05-27 | 朝米会談の成功のために
南北首脳が板門店で再び会談 朝米会談へ意見交換

2018/05/26 21:08


【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は26日、軍事境界線がある板門店で北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)と首脳会談を行った。韓国青瓦台(大統領府)の尹永燦(ユン・ヨンチャン)国民疎通首席秘書官が発表した。

                                        
                     握手を交わす文大統領と金委員長(青瓦台提供)=26日ソウル(聯合ニュース)

 会談は同日午後3時から5時まで、板門店の北朝鮮側施設「統一閣」で行われた。両首脳の会談は4月27日以来、2度目となる。

 尹氏は「両首脳は(先月の会談で合意した)『板門店宣言』の履行や朝米(米朝)首脳会談の開催成功のため、虚心坦懐(たんかい)に意見交換した」と伝えた。

 また、「双方の合意により、会談結果はあす(27日)午前10時、文大統領が直接発表する」とした。

 会談には韓国から徐薫(ソ・フン)国家情報院長、北朝鮮から金英哲(キム・ヨンチョル)統一戦線部長だけが同席し、極秘で開かれた。

 トランプ米大統領が6月12日に予定されていた金委員長との首脳会談を中止する方針を発表したが、再び会談開催の可能性に言及するなど朝鮮半島を巡る情勢が急変しており、南北首脳は非核化の方法などについて議論したとみられる。

                                        
                     会談の様子(青瓦台提供)=26日、ソウル(聯合ニュース)

kimchiboxs@yna.co.kr

予定通り6月12日に会談が開かれる可能性があると記者団に述べた。

2018-05-26 | 朝米会談の成功のために

[ニュース分析]
北朝鮮「対話しよう」融和的な談話にトランプ大統領「良い知らせ」

登録:2018-05-26 05:56 修正:2018-05-26 08:20


朝米“交渉と破局”の岐路で 
トランプ大統領の選択は 
 
中止発表の2時間後に「開かれる可能性も」 
キム・ゲグァン談話には「非常に生産的声明」 
北朝鮮と会談・対話の可能性残す 
核心は非核化方式と見返りの措置

                    
                    ドナルド・トランプ米大統領(左)と北朝鮮の金正恩国務委員長=ハンギョレ資料写真//ハンギョレ新聞社

 北朝鮮のキム・ゲグァン外務省第1副相「いつでもいかなる形でも」交渉を再開しようという談話を発表して1日に経たないうちに、ドナルド・トランプ大統領が「北朝鮮がとても暖かくて生産的な声明を発表した」と歓迎した。トランプ大統領は続いて、首脳会談の準備を再開し、予定通りに行う意思もあることを示した。

 トランプ大統領は25日午前8時20分(現地時間)にツイッターに「北朝鮮がとても暖かくて生産的な声明を発表したという良い知らせを聞いた。我々は、それがどのように進められるか見守ると共に、長く持続的な繁栄と幸福をもたらすことを望んでいる。時間と(才能だけが)解決してくれるだろう」と書いた。また、予定通り6月12日に会談が開かれる可能性があると記者団に述べた。

 彼が言及した「暖かくて生産的な声明」とは北朝鮮のキム・ゲグァン外務省第1副相が「朝鮮中央通信」を通じて公開した談話を指す。キム次官は、談話で丁寧な口調で「トランプ大統領がいかなる大統領も下せなかった勇断を下し」、朝米首脳会談を推進してきたとし、「いつでもいかなる形でも、向かい合って問題を解決していく用意がある」と明らかにした。

 トランプ大統領が朝米対話を完全に中止することはないだろうという見通しは活きていた。彼が24日午前、6月12日にシンガポールで行われる予定だった朝米首脳会談を取り消してから、2時間後にホワイトハウスで開かれた経済関連法律の署名式で、「既存の首脳会談が開かれる可能性もあり、首脳会談が後に開かれることもあり得る」と述べた。外交部もカン・ギョンファ長官やマイク・ポンペオ米国務長官が25日午前に電話をしたという事実を伝え、ポンペオ長官が「北朝鮮との対話の持続に対する明確な意志がある」と強調したと伝えた。

 論理的に見ても、米国が「シンガポール会談」を取りやめる理由として明らかにした事案が“原因無効”になれば、朝米首脳会談を再開することができる。ホワイトハウス高官が同日の記者会見で明らかにした中止理由は、北朝鮮のマイク・ペンス副大統領を非難したチェ・ソ二外務副相の発言▽核を放棄する意思がないとも受け止められる「核対核の対決」の表現▽先週、北朝鮮実務チームがシンガポールに現われなかったこ▽核実験場の廃棄の行事に専門家を招待しなかった点などだ。

 ペンス副大統領を非難するチェ副相の発言は“双方過失”という点で、両国が了解して容易に解決できる問題だった。実際、トランプ大統領は、具体的な謝罪表現はなかったにもかかわらず、キム第副相の声明が「暖かくて生産的」だと評価した。咸鏡北道豊溪里(プンゲリ)にある北部の核実験場の廃棄も朝米間の信頼が形成された後、専門家らが事後訪問を通じて検証すれば互いの対面を保つことができる。

 結局、核心争点はやはり「非核化の方式」とこれに対する相応措置、その順序をめぐって朝米が事前に合意できるかという問題だ。米国のシンガポール会談の中止発表前まで朝米は、非核化方式と関連し、少なくとも表向きには隔たりを埋めたかのように見えた。しかし、この争点について朝米が接点を見出せるかは依然として不透明だ。

 トランプ大統領がキム副相の声明に肯定的な反応を示し、場所や儀典、警護などを議論するため、週末に開かれる予定だった朝米シンガポール会談と「非核化の議題」について話し合う高官級会談が実現するものとみられる。首脳会談の取消しとは大きな波を経て、朝米が再びも元の席に戻ったわけだ。
ワシントン/イ・ヨンイン特派員、キム・ジウン、ノ・ジウォン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)

北朝鮮は韓国や米国、中国、ロシア、英国の5カ国の記者団が見守るなか、同日午前11時から午後4時17分ごろまでに・・・

2018-05-24 | 朝米会談の成功のために
北朝鮮 核実験場を廃棄=「完全な非核化」への第一歩


2018/05/24 20:14

【豊渓里(共同取材団)、ソウル聯合ニュース】北朝鮮は24日、北東部の豊渓里にある核実験場の坑道を爆破し、廃棄した。非核化措置の第一歩を踏み出したもので、6月12日に予定されている朝米(米朝)首脳会談にも好影響を与えるとみられる。

                    
                    デジタルグローブが23日に撮影した豊渓里の核実験場=(ロイター=聯合ニュース)

 北朝鮮は韓国や米国、中国、ロシア、英国の5カ国の記者団が見守るなか、同日午前11時から午後4時17分ごろまでに2番や3番、4番坑道や観測所などを相次いで爆破した。

 韓国の政府消息筋は「北は午前11時ごろ、韓国など5カ国の記者団が現場に到着した直後、(坑道を)爆破する式典を行った」と明らかにした。

 北朝鮮は今月12日、外務省が発表した通り、地上の観測設備や研究所、警備所などを爆破し、施設を完全に廃棄した。

 ただ、式典に金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(

朝鮮労働党委員長)が出席したかは確認されていない。

 韓国青瓦台(大統領府)は24日午後、鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長(閣僚級)主宰の国家安全保障会議(NSC)常任委員会を開き、核実験場の廃棄について、「完全な非核化のための最初の措置であることを評価する」と表明した。

 豊渓里の核実験場ではこれまで6回の核実験が実施された。

kimchiboxs@yna.co.kr