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韓米首脳会談などを契機に朝米首脳会談のための準備が膠着状態から抜け出し、速度を上げると見られる。

2018-05-24 | 朝米会談の成功のために
「ホワイトハウス参謀陣、今週末シンガポールで北朝鮮と接触」
登録:2018-05-23 23:17 修正:2018-05-24 05:58


WP「朝米会談の議題・輸送を議論予定 
最近、北朝鮮側が交渉の場に出て来ないため接触」 
 
トランプ「6月12日に開かれないことも」言及 
韓米首脳会談後、ホワイトハウスは「準備継続」

                    
                    22日、ホワイトハウスのサラ・ハッカビー・サンダース報道官がブリーフィングをしている/AFP 聯合ニュース

 文在寅(ムン・ジェイン)大統領とドナルド・トランプ米大統領が22日(現地時間)、ワシントンで会談し「6・12シンガポール朝米首脳会談」に最善を尽くすことにした中で、ホワイトハウスの高位当局者が北朝鮮と史上初の首脳会談のための実務協議の再開を準備しているという報道が出てきた。

 ワシントンポストは、ホワイトハウスのジョセフ・ハーギン副秘書室長と、国家安保会議(NSC)のミラ・リカーデル副補佐官などの交渉チームが、今週末北朝鮮の人々と会うためにシンガポールに発つ準備をしていると報道した。ホワイトハウスの参謀陣は、朝米首脳会談の“議題”と“輸送問題”について議論しようとしていると同新聞は伝えた。

 今回の実務交渉は、北朝鮮が最近十数日間にわたり交渉の場に姿を現わさないためになされると同新聞は報道した。北朝鮮外務省のキム・ゲグァン第1副相は16日、ホワイトハウスのジョン・ボルトン国家安保補佐官の強硬発言を問題にし、朝米首脳会談を「再考せざるをえない」という強硬な立場を明らかにし、トランプ大統領も17日「金正恩(キム・ジョンウン)の二回目の訪中後に北朝鮮の態度が変わった」として敏感に反応した。この頃に北朝鮮と米国の実務協議が事実上中断されたと伝えられた。ワシントンポストは十数日前にもシンガポールで実務協議が予定されていたが、北朝鮮側が来なかったと伝えた。

 こうした状況から見て、韓米首脳会談などを契機に朝米首脳会談のための準備が膠着状態から抜け出し、速度を上げると見られる。トランプ大統領は、韓米首脳会談の全ての発言で「特定の条件が満たされなければ、6月12日に会談がなされないこともある」と発言した。米国メディアはこの発言に注目し、会談の延期の可能性を強調する記事を流した。だが、会談後に出てきた米国高位要人の発言は、首脳会談を予定通り準備するという内容だった。

 ホワイトハウスのサラ・ハッカビー・サンダース報道官は、韓米首脳会談の後のブリーフィングで「何が起きるのか見てみよう」としつつも「会談は、予定された(朝米)首脳会談の準備に集中した。私たちは準備を継続している」と話した。マイク・ポンペオ国務長官もこの日午後、国務省で記者会見を行い「私たちのチームとホワイトハウスは準備を続けており、6月12日に首脳会談が開かれる場合に備えて私たちは全く変わらない(非核化)綱領を完全に携えている」と話した。
ファン・ジュンボム記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

朝鮮半島の恒久的平和体制を構築し、朝米間の国交正常化など正常な関係を築くことを確信する

2018-05-23 | 朝米会談の成功のために
韓国大統領「朝米会談の成功確信」 トランプ氏は見送りの可能性言及

2018/05/23 04:49


【ワシントン聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は22日(日本時間23日未明)、ホワイトハウスでトランプ米大統領と会談した。

                                                            
                    会談する文大統領(左)とトランプ大統領=22日、ワシントン(聯合ニュース)

 文大統領は冒頭、6月12日に予定される朝米(米朝)首脳会談について、「トランプ大統領が会談を必ず成功させ、65年間終わらせられなかった朝鮮戦争を終息させ、北朝鮮の完全な非核化を実現させるとともに、朝鮮半島の恒久的平和体制を構築し、朝米間の国交正常化など正常な関係を築くことを確信する」と述べた。

 トランプ大統領は「会談が開かれるかどうかはまだ見守らなければならない。もし、開催されれば素晴らしいものになり、北朝鮮にとってもいいことになる。もし、開催されないなら、それも構わない」と述べた。

csi@yna.co.kr

22日(現地時間)正午にトランプ大統領と単独会談を行い、両国の外交安保陣営の関係者が主軸となる公式随行員らと昼食を兼ねた拡大首脳会談を開く予定だ。

2018-05-22 | 朝米会談の成功のために
文大統領、今日午後に訪米…トランプ大統領と単独会談

登録:2018-05-22 06:44 修正:2018-05-22 09:32



22日正午にトランプ大統領と単独会談に続き拡大会談 
前日の電話会談で確認した「朝米協議の成功戦略」協議する見込み 
北朝鮮が求める非核化に伴う措置案を具体化する可能性も

                     
文在寅大統領が21日午後(現地時間)、米ワシントンのアンドラス空軍基地に到着し車に乗車している=ワシントン/大統領府写真記者団//ハンギョレ新聞社

 文在寅(ムン・ジェイン)大統領が21日午後、米国を訪問する。最近、ジェットコースターのように展開されている朝鮮半島情勢を、先月27日の板門店(パンムンジョム)南北首脳会談当時に描いた正常な軌道に戻し、安定させるための日程だ。22日(現地時間)正午にトランプ大統領と単独会談を行い、両国の外交安保陣営の関係者が主軸となる公式随行員らと昼食を兼ねた拡大首脳会談を開く予定だ。文大統領とトランプ大統領の首脳会談は今回が4回目だ。

 韓米首脳が今回話し合う議題はただ一つだ。来月12日にシンガポールで開かれる朝米首脳会談の成功条件と戦略を話し合うためだ。朝米会談の日時と場所が決まる前から、今回の韓米会談は朝米会談を成功に導くための道しるべとして予定されていた。トランプ大統領は、文大統領の出国の前日である20日に電話会談を要請し、北朝鮮が最近示すさまざまな反応について意見を交換した。

 韓米首脳は今回の会談で、型破りな動きを続けてきた北朝鮮が突然強硬な態度に転じた背景を分析し、朝米首脳会談の成功条件と朝米会談以降の構想まで共有するものとみられる。北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の新年の辞と平昌(ピョンチャン)冬季五輪、そして先月27日に板門店で開かれた歴史的な板門店南北首脳会談を経て、朝鮮半島の非核化と恒久的な平和定着は順調に進むかのように見えた。今回の韓米首脳会談がその延長線上にあったなら、文大統領とトランプ大統領は、首脳間の電話会談で話せなかった南北会談の裏話や金正恩委員長の性向を考慮した話術などに焦点を当てたかもしれない。

 しかし、過去の16日、朝米会談まで1カ月を切った時点で雰囲気が変わり始めた。北側が「朝米首脳会談の再検討」まで言及し、米国と韓国政府に対する厳しい圧迫に乗り出した。朝鮮半島非核化の方法論と、それに見合う措置として北朝鮮が求めてきた体制保証、そして終戦宣言と平和協定への転換など、さまざまな議題で朝米間の仲裁者の役割を果たすべき文大統領は、大きな負担を抱えて訪米することになった。

 これに先立ち、ナム・グァンピョ大統領府国家安保室2次長は今月18日、大統領府の定例記者会見で「今回の韓米首脳会談は、朝米首脳会談を約3週間後に控えただけに、南北会談の成功を朝米会談の成功につなげる橋渡しの役割を果たすと期待している」と明らかにした。さらに、「両首脳が朝鮮半島の恒久的平和定着に向けた具体的な履行策を重点的かつ詳しく論議する予定」だとし、「北朝鮮が完全な非核化を履行した場合、明るい未来を保障する方策についても協議するものと予想している」と付け加えた。

 朝鮮半島問題の専門家らは、今回の韓米首脳会談で朝米首脳会談の成功の可否と南北関係が復元されるかどうかが決まると見通した。ク・ガブ北韓大学院大学教授は「今回の韓米首脳会談は、米国内部、朝米と韓米の間にある意見の相違を調整する場として意味がある」とし、「朝米首脳会談の成功と南北関係修復の行方が分かれる決定的な会談」だと話した。最近、ジョン・ボルトン米ホワイトハウス国家安保補佐官が、メディアとのインタビューで「リビア式核廃棄モデル」を取り上げて北朝鮮を“刺激”したことを受け、直ちに反発する北朝鮮に対し、ホワイトハウスは「トランプモデル」、「韓国モデル」などと発言を調整する姿を見せた。つまり、米国内部でも北朝鮮の核問題の解決方法をめぐり意見の相違があることが明らかになったわけだ。仲裁者である文大統領は、一度の朝米会談で全ての問題を解決しようとする米国の焦りをなだめる必要がある。

 また、北朝鮮の核廃棄と体制安全保障策をめぐり、朝米だけでなく、韓米間も互いに異なる見解を示している。これは韓米が米国の核戦略資産の「B-52」が出撃する韓米合同軍事演習の調整に時間をかけたところでもうかがえる。ク教授は「米国内部では議題を生物化学兵器、人権問題にまで拡大しようとする動きもある」とし、「議題拡大について一定の“ブレーキ”をかけなければならない。非核化の具体的な内容についても(韓米が)合意を行い、少なくとも朝鮮半島における米国の核戦略資産の展開禁止について、米国を説得しなければならない」と話した。さらに、「韓米首脳会談の結果を持って、北朝鮮と対話する機会があるかもしれない」と付け加えた。キム・ジュンヒョン韓東大学教授は「韓国の(朝米間)仲裁者としての役割をグレードアップさせなければならない」とし、「昨年、米国が『軍事オプション』を取り上げた時、韓国が『朝鮮半島に戦争はない』と強調した内容を北朝鮮が評価した。今回も米国から出てくる強硬な発言を調整する役割を果たすべきだ」と話した。

 朝米の事情に詳しい外交消息筋は「最近、北朝鮮が提起している体制保証と軍事的脅威の解消要求は、北朝鮮が数十年間にわたり主張してきた対北朝鮮敵対視政策の撤回と同じ内容で、目新しいものではない」とし、「トランプ大統領にこれを説明し、朝米会談が中止にならないよう、うまく説得すべきだ」と話した。同消息筋は「文大統領は金正恩委員長に対する細部的な助言と共に、米国が北側に対し『相互尊重』の原則を守るよう提言する必要がある」と話した。
キム・ボヒョプ、ノ・ジウォン、キム・ジウン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)

我々の言い方で言えば『国防改革』になる」とし、「核心は『核のない人民軍隊』を通じた国家防衛戦略作りだろう」と指摘した。

2018-05-21 | 朝米会談の成功のために
金正恩、「核のない人民軍隊」念頭においた国防改革を始動か
登録:2018-05-19 08:58 修正:2018-05-19 09:22


2年ぶりに党中央軍事委拡大会議を主宰 
国家防衛事業の改善、組織的対策を論議 
朝米会談対策案も議論したもよう

                    
朝鮮労働党中央軍事委員会委員長である金正恩国務委員長が党中央軍事委拡大会議を主宰し「国家防衛事業全般の改善のための組織的対策」の論議・決定を「指導」したと、18日付「労働新聞」が1面にわたり9枚の写真とともに伝えた/朝鮮中央通信 聯合ニュース

 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が朝鮮労働党中央軍事委員会拡大会議を主宰し、「国家防衛事業全般に改善をもたらす組織的対策を討議・決定」したと18日、「労働新聞」と「朝鮮中央通信」が報道した。金委員長が「金正恩式国防改革」戦略・方案をこの会議で確定したという意味だ。党中央軍事委拡大会議は2016年5月、第7次労働党大会直後に開かれて以来2年ぶりだ。

 「労働新聞」などは関連決定内容を具体的に明らかにしていないが、大きく見て、経済・核建設並進路線の「完了」宣言による(1960年代以降続いている)「軍事先行」原則の再調整▽「核のない人民軍隊」を念頭に置いた軍事路線・国防戦略の再調整が核心だろうと専門家らは分析した。

 実際、金委員長は会議で「全軍が党中央委7期3次全員会議での決定の貫徹を担保していくことについて強調」したと「朝鮮中央通信」などは伝えた。「4・20全員会議」の主要決定事項は、並進路線「完了」宣言▽「社会主義経済建設総力集中」の新しい戦略路線の採用だ。金委員長は「人民軍隊が祖国保衛も社会主義建設も担うというスローガンを高く掲げ、社会主義経済建設の(…)聖なる使命と任務を輝かせ、遂行していくという期待と確信を表明した」と「朝鮮中央通信」は強調した。韓国のぺク・テヒョン統一部報道官はこの日ブリーフィングで、「金委員長が4・20全員会議での決定の実現について強調したと報道された。このような新戦略路線に対する北朝鮮軍レベルの立場の整理があったのではないかと思う」と明らかにした。

 さらに、今回の会議では、党中央軍事委の一部の委員らと武力機関の責任者たちの解任・任命が扱われたと「労働新聞」などが伝えた。金正恩委員長を除く13人(ファン・ビョンソ、パク・ボンジュ、パク・ヨンシク、リ・ミョンス、キム・ヨンチョル、チェ・ブイル、キム・ギョンウク、リ・ヨンギル、ソ・ホンチャン、チェ・リョンヘ、リ・ビョンチョル、チョン・ギョンテク、チャン・ギルソン)の中央軍事委員のうち、人民軍総政治局長の座を譲り党職に復帰したファン・ビョンソの代わりに、キム・ジョンガク新総政治局長を起用するなど、複数の委員の交代が行われたようだ。人民軍総参謀長(リ・ミョンス)や人民武力相(パク・ヨンシク)など、軍首脳部の交代の可能性も排除できない。

 今回の会議開催は、北朝鮮内部的には「4・20全員会議」の後続措置だが、外部には、朝米首脳協議への対備▽4・27南北首脳会談と「板門店(パンムンジョム)宣言」後続措置作りの性格があったようだ。「並進路線完了宣言」に続く金委員長の「朝鮮半島非核化」と「核のない朝鮮半島」と「恒久的平和体制構築に向けた段階的な軍縮」の約束(4・27板門店宣言)による軍事路線・国防政策の再調整があったのだろうという分析が出ているのもそのためだ。軍事専門家のキム・ドンヨブ慶南大学極東問題研究所教授は「北側が議題として明らかにした『国家防衛事業全般改善』を我々の言い方で言えば『国防改革』になる」とし、「核心は『核のない人民軍隊』を通じた国家防衛戦略作りだろう」と指摘した。
イ・ジェフン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

ボルトン米ホワイトハウス補佐官らが来月の朝米首脳会談を前に、朝鮮に対して「先核放棄、後補償」「リビア式核放棄」を主張していることを批判。

2018-05-20 | 朝米会談の成功のために
一方的核放棄強要なら、朝米首脳会談考慮/朝鮮外務省 金桂官第1次官の談話
米の敵視政策と核威嚇の終結が先決条件


朝鮮中央通信によると、朝鮮外務省の金桂官第1次官は16日、談話を発表し、ボルトン米ホワイトハウス補佐官らが来月の朝米首脳会談を前に、朝鮮に対して「先核放棄、後補償」「リビア式核放棄」を主張していることを批判。「トランプ政権が一方的な核放棄を強要するなら、朝米首脳会談に応じるかどうかをあらためて考慮せざるを得ない」と表明した。

談話は、金正恩委員長の崇高な志に応えて、トランプ大統領が歴史的根源の深い敵対関係を清算し、朝米関係を改善しようとする立場を表明したことについて肯定的に評価し、朝米首脳会談が朝鮮半島の情勢緩和を促し、素晴らしい未来を建設するための大きな歩みになるだろうと期待していたと前置きしながら、米国において対話相手を甚だしく刺激する妄言が吐かれていることに失望感をあらわにした。

談話は、米国の「リビア式核放棄」「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化」「核、ミサイル、化学兵器の完全廃棄」などの主張について「対話を通じて問題を解決するのでなく、大国に国を丸ごと委ねて崩壊したリビアやイラクの運命をわが国に強要する不遜な企図の現れだ」と非難。「米国のこのような行為に怒りを禁じ得ず、米国が果たして健全な対話と協議を通じて朝米関係改善を望んでいるのかを疑う」と指摘した。

談話は、朝鮮が既に朝鮮半島非核化の用意を表明し、このためには、米国の対朝鮮敵視政策と核の威嚇を終結させることが先決条件になると何度も宣明したことを想起させながら、「米国は、われわれが核を放棄すれば経済的補償と恩恵を与えると言うが、われわれは1度も米国に期待を掛けて経済建設を行ったことがなく、今後もそのような取引を絶対にしない」と強調した。

談話は、「トランプ政権が朝米関係改善のために誠意を持って朝米首脳会談に出てくる場合、われわれの相応の呼応を受けることになるが、われわれを隅に追いやって一方的な核放棄だけを強要するなら、われわれはそのような対話に興味を持たないし、朝米首脳会談に応じるかどうかをあらためて考慮せざるを得ない」と表明した。

(朝鮮新報)

トランプ米大統領:「リビアモデル」を排除し、「体制保障」まで公言した

2018-05-19 | 朝米会談の成功のために

火消しに直接乗り出したトランプ大統領、「経済は韓国モデルに
登録:2018-05-19 05:48 修正:2018-05-19 07:34


リビアモデル適用せず体制保障を示唆 
 
「金正恩、自国に留まりながら運営する方式になるだろう」 
「両国の合意が実現すれば、彼は幸せで豊かになるだろう」 
体制保障の具体策は提示せず 

                    
マイク・ポンペオ米国務長官(中央)が今月17日(現地時間)、ホワイトハウスで開かれた会議で目をこすっている。左からイェンス・ストルテンベルグ北大西洋条約機構事務総長、ドナルド・トランプ大統領、ポンペオ長官。右端はジョン・ボルトン・ホワイトハウス国家安補佐官/EPA

 ドナルド・トランプ米大統領が、「北朝鮮の核廃棄にリビアモデルを適用すべき」というジョン・ボルトン・ホワイトハウス国家安保補佐官の発言で朝米首脳会談に警告信号がともったことを受け、直接収拾に乗り出した。「リビアモデル」を排除し、「体制保障」まで公言したのだ。トランプ大統領が体制安全保障という原則を初めて明確に示したことで、朝米首脳会談を正常な軌道に戻せるかに注目が集まっている。

 トランプ大統領は17日(現地時間)、ホワイトハウスで記者団に、「リビアモデルは北朝鮮に対して(適用を)全く考えていない」と真剣に説明した。イェンス・ストルテンベルグ北大西洋条約機構(NATO)事務総長との面会だったにもかかわらず、約10分間にわたり北朝鮮について発言した。「リビアモデル」は「先に核を放棄すれば、後で見返りを与える」方式で知られているが、トランプ大統領は、北朝鮮が「リビアモデル」を極度に嫌う点を直接指摘した。直ちに核放棄を約束し2004年に核関連装備を米国テネシー州のオークリッジにすべて移送したが、2011年に国家元首カダフィ大佐が反政府軍によって射殺された点だ。

 トランプ大統領は「リビアモデルは完全な除去だった。我々はリビアを焦土化させ、カダフィ大佐を除去した。我々がカダフィ大佐に『あなたを保護する』、『軍事力を与える』と言ったことはない」とし、「リビアモデルは(北朝鮮とは)全く異なる」と述べた。彼はイラクとシリアについても「完全な除去だった」と述べた。

 そして、「金正恩(キム・ジョンウン)体制の保障」を強調した。彼は「喜んでさまざまなこと(体制保障)をするつもりだ。会って何か結果が出たら、彼は非常に強力な保護を受けることになる」と述べた。また、「金正恩がその国に留まりながら、その国を運営する方式になる」と具体的に説明し、「合意が実現すれば、彼はとても幸せになるだろう」と強調した。

 これは、米国が「リビアモデル」をいかなる意味で言及しても、北朝鮮がそれを脅威と受け止めている現実を受け入れた結果だ。北朝鮮のキム・ゲグァン外務省第1次官は16日の談話で、「大国に国を丸ごと任せ崩壊したリビアやイラクの運命」、「我々は悲惨な末路を迎えたリビアやイラクではない」として、「リビアモデル」とこれを言及したボルトン補佐官に強い拒否感を示した。

 トランプ大統領はまた、「産業の側面からすると、『韓国モデル』になるだろう」とし、「金委員長は非常に裕福になるだろう。北朝鮮住民らはとても勤勉だ」と述べた。マイク・ポンペオ国務長官が13日明らかにした「体制保障と民間企業の投資」を再確認したものだ。トランプ大統領は「合意を成し遂げなければ、リビアのようなことが起こるかもしれない」として、非核化を重ねて圧迫しながらも、朝米首脳会談を予定通り進行する方向に重きを置いた。

 トランプ大統領は、北朝鮮に対する体制保障策とは何かを具体的に説明しなかった。彼は先月、南北終戦宣言の推進の動きに「祝福する」と述べている。北朝鮮の体制保障策としては、朝鮮半島における核戦略資産の展開の中止や在韓米軍の削減・撤退、朝米不可侵条約、朝米国交正常化、平和協定の締結が挙げられる。トランプ大統領は「在韓米軍の削減が可能か」という質問に対し、「(今は)言えない」とし、「金委員長は十分な保護を受けるだろう」とだけ答えた。政府は同日、「14~15日、防衛費分担交渉で米国は在韓米軍の規模や性格を変更する計画がないことを確認した」と明らかにした。

 チョ・ソンニョル国家安保戦略研究院首席研究委員は「北朝鮮が単に署名や宣言程度では信頼できないとすれば、北朝鮮に対する攻撃行為に対し、国連安全保障理事会レベルで対処できるよう、安保理決議を推進することも考えられる」と話した。これは1994年、米国やロシア、英国がウクライナに核放棄の見返りとして提供することにした安全保障方式だ。
ファン・ジュンボム、キム・ジウン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)

李善権(リ・ソングォン)祖国平和統一委員会委員長:「悪ふざけ」をやめ、会談を取りやめた意味をしっかりと考えて収拾策を講じるよう要求した。

2018-05-18 | 朝米会談の成功のために
北朝鮮 韓国に揺さぶり「再対話、容易でない」

2018/05/17 21:42

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮は17日、開催予定日に一方的に中止を通告した16日の南北閣僚級会談について、「(韓国側が)深刻な事態を解決しない限り、再対話は容易でない」との立場をメディアを通じて伝えた。

                                        
                3月29日の南北閣僚級会談に出席した北朝鮮の李善権・祖国平和統一委員会委員長=(聯合ニュース)

 同会談で北朝鮮側の団長を務める予定だった李善権(リ・ソングォン)祖国平和統一委員会委員長が朝鮮中央通信の記者の質問に答える形で立場を表明した。

 李氏は韓国で11日から実施されている韓米合同の定例航空戦闘訓練「マックスサンダー」を会談中止の理由に改めて挙げ、「今後の北南関係の方向性は南朝鮮当局の行動にかかっている」と韓国を揺さぶった。

 会談中止を受けて韓国側が「遺憾」を表明し、会談の早期開催を求める内容の通知文を送ったことについても言及。「悪ふざけ」をやめ、会談を取りやめた意味をしっかりと考えて収拾策を講じるよう要求した。

sarangni@yna.co.kr

ジョン・ボルトン・ホワイトハウス国家安保補佐官に照準を合わせた。韓国政府は「統一部報道官声明」を通じて「板門店宣言の履行への確固たる意志」を強調

2018-05-17 | 朝米会談の成功のために

[ニュース分析]
北朝鮮「首脳会談の再検討」談話で朝鮮半島情勢に“黄信号”

登録:2018-05-17 06:56 修正:2018-05-17 07:38



北朝鮮のキム・ゲグァン、緊急談話を発表 
「米国は一方的核放棄を強要するな」 
南側には高官級会談の延期を通知 
当惑した米国「会談の準備続ける」

                    
                     北朝鮮の金正恩国務委員長/朝鮮中央通信、AP

 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が1月1日に発表した新年の辞以降、平昌五輪を経て順風に乗ったように巡航していた朝鮮半島情勢が16日、乱高下した。北朝鮮が文在寅(ムン・ジェイン)政権とドナルド・トランプ米国政府に相次いで強力な“警告メッセージ”を送った。1月以降、青信号がともり続けた南北関係と朝米関係に、突然“黄信号”がともった。青信号に戻るか、それとも赤信号へと悪化するかをめぐり、様々な分析が飛び交っている。

                    
                     ドナルド・トランプ米大統領/聯合ニュース

 22日(現地時間)に米ワシントンで開かれる文在寅大統領とトランプ大統領の韓米首脳会談の結果や、朝米首脳会談に向けた水面下交渉の推移、それに対する北側の内部評価が相まって、情勢に重大な影響を及ぼすものと見られる。23~25日に予告された咸鏡北道吉州郡豊渓里(プンゲリ)「北部核実験場」の廃棄現場の公開日程にも影響しかねない。

 北側は、16日に開かれる予定だった南北高官級会談の「延期」通知の事実を午前3時に、6月12日にシンガポールで開かれる予定の朝朝首脳会談を「再考することもあり得る」というメッセージは午前11時過ぎに、それぞれ「朝鮮中央通信」を通じて公開した。前者が北側会談団長のリ・ソングォン祖国平和統一委員会委員長が南側首席代表のチョ・ミョンギュン統一部長官宛に0時30分に送ってきた「電話通知文」形式の公式通知である一方、後者は「キム・ゲグァン外務第1次官の談話」という「とても独特な形で発言の公式性をきめ細かく調整した立場表明」(元高官)である。

 両事案は発信と受信の主体が異なり、切り離して分析する必要があるが、互いに繋がっている部分もある。両事案に込められた北側の核心メッセージは、一方的譲歩はない▽対北朝鮮敵対行為を中止せよということだ。

 まず、北朝鮮が南北高官級会談の延期を通知する際、問題視した内容は大きく分けて二つだ。米国の最新鋭ステルス戦闘機F-22ラプターが参加した韓米共同演習「マックスサンダー」▽テ・ヨンホ元駐英北朝鮮公使の「反金正恩」発言だ(北朝鮮は実名の代わりに「人間ゴミ」という表現を使った)。北側はこれを「無分別な北侵戦争騒動」と「対決乱動」だと規定した。そして、「すべては正気をなくし踊らされている南朝鮮(韓国)当局に責任がある。米国も…朝米首脳会談の運命について熟慮すべきだ」と非難した。南側政府が主な標的になっている。

 しかし、約10時間後に「朝鮮中央通信」を通じて公開された「キム・ゲグァン談話」はトランプ政権を直接非難するものだった。特に、いわゆる「リビア式解決策」や「北朝鮮の核兵器の廃棄と米国への搬入・解体を先に行うべき」と主張したジョン・ボルトン・ホワイトハウス国家安保補佐官に照準を合わせた。金委員長と2度にわたり対話・交渉したマイク・ポンペオ米国務長官については言及しなかった。北側は「一方的な核放棄だけを強要するなら、朝米首脳会談に応じるかを再検討するしかない」と明らかにした。ただし、北側は「果たして、米国が本当に健全な対話と交渉を通じた朝米関係改善を望んでいるかについて、疑念を抱かざるを得ない」としながらも、「トランプ政権が、朝米関係改善に向けた誠意を持って朝米首脳会談に出てくる場合は、我々もそれにふさわしい応対をする」として、余地を残した。

 北側は16日夜にも「朝鮮中央通信」を通じて、「米国がB-52戦略核爆撃機とF-22ラプターステルス戦闘機を含めた核戦略資産を投入し、歴代最大規模の「マックスサンダー」演習を行っていると非難したが、B-52は演習に参加しないと軍当局が確認した。

 これに先立ち、金正恩委員長は文大統領と「4・27板門店(パンムンジョム)宣言」を合意・発表し、朝米関係改善の基本原則と方法論も重ねて明らかにしてきた。

 まず、南北首脳は3カ条で構成された板門店宣言で、「朝鮮半島にこれ以上の戦争はない」と宣言した後、第2条3項と第3条4項で、一切の敵対行為の全面中止▽「完全な非核化」と「核のない朝鮮半島」の実現などを約束した。南北首脳は、「完全な非核化」と「核のない朝鮮半島」の実現が共同目標であることを確認しながらも、これを朝鮮半島における「停戦体制の終息」と「恒久的であり、強固な平和体制の構築」(第3条)の細部項目(4項)として提示した。さらに、金委員長は中国の習近平国家主席との「大連会談」(7~8日)で「朝鮮に対する敵視政策と安保脅威がなくなれば、朝鮮は核を持つ必要がない」とし、朝米対話を通じた相互信頼▽段階的・同歩的(同時的)措置▽政治的解決プロセス全面的な推進などの“方法論”を提示した。

 北側が「マックスサンダー」を「板門店宣言に対する露骨な挑戦」だとして、「朝鮮半島の非核化」は「米国の対朝鮮敵視政策と核の脅威、恐喝を終わらせること」(キム・ゲグァン談話)と“等価物”だと主張したのもそのためだ。

 朝鮮半島問題全般に詳しい元高官は「北朝鮮のメッセージは対話を中断するのではなく、むしろうまく進めようというものとして見るべきだ」と話した。彼は「朝米核交渉の象徴的存在であるキム・ゲグァンという“当局者個人談話”の形で、政府・外務省声明・談話よりも公式性が著しく低いが、個人筆名の論評よりは伝達力が高い独特なメッセージの発信方式を選んだ内容に注目する必要がある」と指摘した。

 ただし、最近の朝鮮半島情勢が文大統領と金委員長、トランプ大統領の政治的決断にゆだねられた「トップダウン方式の突破型情勢」である点を考慮すると、「これまでの流れが変わることはないだろう」というのが、専門家たちの大方の予想だ。実際、ユン・ヨンチャン大統領府国民疎通秘書官は同日午後、「今の状況は同じ絵を描くための至難な過程であり、良い結果を生むための陣痛だと見ている」とし、“政府内部でまとめられた情勢評価”を明らかにした。朝米の間に隔たりがあるものの、「完全な非核化」と「朝米敵対関係の解消」という歴史的成果を得るためには避けられないという意味で、「陣痛」に喩えたのだ。

 政府は「統一部報道官声明」を通じて「板門店宣言の履行への確固たる意志」を強調し、「関連省庁間の緊密な協議を通じて必要な処置を取っていく」と明らかにした。ポンペオ米国務長官はカン・ギョンファ外交部長官と電話会談で、「米国政府は北側の今回の処置に留意し、朝米首脳会談の準備を続けていく」と明らかにした。ホワイトハウスのサラ・ハッカビー・サンダース報道官は「フォックスニュース」に出演し、「我々は会談が開かれることを依然として望んでおり、その道をこれからも進んでいく」としながら、「同時に、我々は困難な交渉になるものとみて、対策を立てている」と述べた。韓米政府が非常に慎重な対応を示している。
イ・ジェフン先任記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)

平和のための会談中に、侵略者の理論を持ち込んではならない!

2018-05-16 | 朝米会談の成功のために
実施中の韓米演習にB52参加せず 北朝鮮の南北会談中止と関連か

2018/05/16 09:56


【ソウル聯合ニュース】韓米が11日から実施している空軍演習「マックスサンダー」に、米軍の戦略爆撃機B52が参加しないことが分かった。北朝鮮が16日、マックスサンダーを理由に同日に開催予定だった南北閣僚級会談を無期延期すると通知してきたことと関連がある可能性がある。

                    
           マックスサンダーが始まった11日、韓国・光州を離陸する米ステルス戦闘機F22(資料写真)=(聯合ニュース)

 韓国軍関係者はこの日、「マックスサンダーに米軍のステルス戦闘機F22はすでに参加しているが、B52はまだ加わっていない」とし、「25日まで実施される今回の演習にB52は参加しないとみられる」と伝えた。

 B52は核爆弾を搭載できる米空軍の主力長距離爆撃機で、同機が朝鮮半島上空を飛行することに対し、北朝鮮は敏感な反応を見せてきた。

 2週間実施されるマックスサンダーにはF22や韓国空軍の戦闘機F15Kなど、約100機の航空機が参加する。空軍関係者は同演習について「2チームに分かれて模擬交戦を行い韓米空軍の技量を伸ばす防衛のための年次演習」だとし、「今年参加した戦闘機の数と兵力規模は例年と同水準だ」と説明した。

 だが、8機のF22が韓米合同演習に参加したのは今回が初めてとなる。昨年12月に行われた韓米空軍の演習には6機のF22が参加した。ステルス性が高いF22は北朝鮮軍のレーダー網をかいくぐって進攻し、核・ミサイル施設を正確に攻撃することができる。

 一方、韓国の宋永武(ソン・ヨンム)国防部長官と在韓米軍のブルックス司令官(韓米連合軍司令官兼務)は16日午前に会談し、北朝鮮による南北閣僚級会談の延期が朝鮮半島情勢に与える影響を話し合う。韓米合同演習に参加する米軍戦力についても協議する可能性があるとされる。

tnak51@yna.co.kr

ポンペオ米国務長官と訪米した康京和(カン・ギョンファ)韓国外相の米韓外相会談が11日、ワシントンの国務省で行われ、・・・

2018-05-13 | 朝米会談の成功のために
対北朝鮮 米国務長官 会見で表明
非核化断行で経済援助


 【ワシントン=遠藤誠二】しんぶん赤旗  ポンペオ米国務長官と訪米した康京和(カン・ギョンファ)韓国外相の米韓外相会談が11日、ワシントンの国務省で行われ、両外相は、22日の米韓首脳会談、6月12日に予定されている米朝首脳会談にむけて協議しました。

 ポンペオ長官は会見で、「米朝サミット、(この間の)自身の訪朝、トランプ大統領が金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長と会談した際にとる大胆なステップについて話し合った」と言明。康外相は「(米朝サミットが)北朝鮮の核開発問題を解決し、朝鮮半島の永続的な和平を保障する歴史的な機会になるということで同意した」と述べました。

 ポンペオ長官は、「もし北朝鮮が、早期の非核化にむけて大胆な行動をとるのなら、米国は北朝鮮とともに、同国が韓国と比肩するほどの繁栄をもたらすために取り組む」「金委員長が正しい道を選ぶなら、北朝鮮の国民にとってあふれるばかりの平和と繁栄をもたらす未来がくる」と述べ、完全な非核化を早期に行うのなら、北朝鮮の体制を保障し経済的な援助も行う考えを示しました。

 ポンペオ長官は、この間の金委員長との会談について、「生産的、実質的な話し合い」を行ったことを明らかにし、「われわれ(ポンペオ長官と金委員長)は、米朝両国間の共通の目標について非常に良い理解を持っている」と話しました。

米国務長官として朝米首脳の対面が成功裏に行われるよう積極的に努力する決心と意志を示した。

2018-05-11 | 朝米会談の成功のために
金正恩委員長がポンぺオ米国務長官と会見/満足な合意
首脳会談問題を討議


朝鮮中央通信によると、金正恩委員長が9日、朝鮮を訪問したマイク・ポンペオ米国務長官と会見した。

金正恩委員長が9日、朝鮮を訪問したマイク・ポンペオ米国務長官と会見した(朝鮮中央通信=朝鮮通信)

金正恩委員長は、ポンペオ国務長官の公式就任を祝うとともに朝鮮訪問を歓迎。記念写真を撮った。

                    
ポンペオ長官は、金正恩委員長が忙しい時間を割いてくれたことに謝意を表した。そして、金正恩委員長にトランプ米大統領の口頭メッセージを伝達した。

金正恩委員長は、口頭メッセージを聞き、大統領が対話を通じた問題の解決に深い関心を持っていることについて高く評価し、謝意を表した。

金正恩委員長は、ポンペオ長官と全世界の焦眉の関心事となっている先鋭な半島地域の情勢に対する評価と見解、朝米首脳会談に関連する両国最高指導部の立場と意見を交換した。

金正恩委員長は、迫る朝米首脳の対面と会談が朝鮮半島の肯定的な情勢発展を促し、素晴らしい未来を建設するための立派な第一歩を踏み出す歴史的な対面になるだろうと述べた。

                    
金正恩委員長がマイク・ポンペオ米国務長官と会見した(朝鮮中央通信=朝鮮通信)

席上では、朝米首脳会談の開催のための実務的な問題とそれに該当する手順と方法が論議された。

金正恩委員長は、ポンペオ長官と討議された問題について満足な合意を見た。

金正恩委員長は、反朝鮮敵対行為を働き、朝鮮に抑留されている米国人らの釈放に関するトランプ大統領の公式提起を受諾し、朝鮮国務委員会委員長の命令により特赦を実施して送還するようにした。

金正恩委員長は、ポンペオ長官と会談を行い、満足な結果を得たことについて高く評価した。

ポンペオ長官は、金正恩委員長の手厚い歓待と有益な会談を行い十分な合意に至ったことについて心からの謝意を表しながら、米国務長官として朝米首脳の対面が成功裏に行われるよう積極的に努力する決心と意志を示した。

金正恩委員長は、ポンペオ長官との再会を約束し、別れのあいさつを交わし、見送った。

(朝鮮新報)