goo blog サービス終了のお知らせ 

日本と韓国と朝鮮の友好をすすめます・・日朝協会です。アジアと世界情勢を観る。

日本と韓国と朝鮮の歴史・現在から、
平和な未来を切りひらくために....
ご入会ください。1ケ月¥500

金委員長にとって良いモデルになる。同地域は、金委員長の祖父である金日成(キム・イルソン)主席が1964年にベトナムを訪問した時に訪れた場所でもある。

2019-02-19 | 朝米会談の成功のために
金正恩委員長、
「ドイモイ」の現場視察し祖父の足跡辿るか

登録:2019-02-19 07:18 修正:2019-02-19 08:24

ベトナム訪問の有力候補地 
 
改革のモデルにする産業を視察する予定 
サムスン携帯電話工場のあるバクニン省や  
ベトナム初の完成車メーカー 
ビンファストのあるハイフォンを訪問する可能性も  
祖父が55年前訪れたハロン湾  
ベトナム戦で亡くなった北朝鮮軍の墓地訪れる可能性も


              
金正恩国務委員長のベトナム訪問予想地//ハンギョレ新聞社


 2回目の朝米首脳会談のため、今月末にベトナムを訪問する北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長は、現地で何を重点的に見ようとするだろうか。経済発展のための「ベトナムモデル」と祖父の金日成(キム・イルソン)国家主席のベトナム訪問を2つのキーワードにし、金委員長が訪問する有力な候補地を展望できる。

 第一候補は、ベトナム経済発展モデルを象徴する「ドイモイ」の核心現場だ。ベトナムは1986年、「新しく変える」という意味の改革・開放政策であるドイモイを施行し、経済成長を実現してきた。成長率は右肩上がりで、2018年には7.08%の成長率を記録した。ベトナム現地状況に詳しい政府関係者は18日、金委員長が視察する経済現場として「まだ推定に過ぎないが、サムスン電子の携帯電話工場があるバクニン省やベトナム国産自動車工場があるハイフォン、大規模リゾートが建設されたハロン湾が有力視される」と話した。バクニン省とハイフォンには韓国など外国資本が大規模投資をしている。外資誘致のための経済特区開発に拍車をかけている北朝鮮にとっては、一種の“ロールモデル”になり得る。

 バクニン省は、ドイモイの代表的な成功事例に挙げられる。成長率が19%(2017年)で、ベトナムの58省のうち第1位であり、1人当たりの国内総生産はベトナム全体の平均2385ドルの2.5倍の6035ドルだ。首脳会談が開かれるハノイから1時間の距離(45キロメートル)にあり、遠くない点も長所だ。バクニン省は、韓国がベトナムで最も多くの投資をしている地域でもある。2018年5月基準で、韓国の同地域に対する累積投資金額は95億ドルで、ベトナム全体に対する投資額の16%を占める。バクニン省の代表的な経済現場としては、「サムスン電子の携帯電話第1工場」がある。

 ベトナム第3の都市、ハイフォンも有力な候補地とされる。港町ハイフォンはベトナム北部地域の物流の中心地であり、韓国企業としてはLG電子やLGディスプレーなどが進出している。特に、ここにはベトナム初の完成車メーカー「ビンファスト」の生産工場がある。現地外交消息筋は「自国製の自動車を生産しようとするベトナム政府が強力に後押ししている工場」だと話した。昨年末、北朝鮮のリ・ヨンホ外相もハイフォンを訪れた。

 ユネスコ世界自然遺産であり、観光都市で有名なハロン湾も欠かせない。約2000の島が点在し、エメラルド色の海水が絶景をなしているハロン湾には、1日平均1万人を超える観光客が訪れており、そのうち80%が外国人だ。多くの不動産企業が海岸地域にリゾートを建設するなど、投資が集中している。北朝鮮の代表的な観光特区である元山(ウォンサン)葛麻海岸観光地区の建設現場を訪問するなど、観光産業に大きな関心を示している金委員長にとって良いモデルになる。同地域は、金委員長の祖父である金日成(キム・イルソン)主席が1964年にベトナムを訪問した時に訪れた場所でもある。

 金日成主席が1964年の2度目のベトナム訪問の際に訪れた場所を、金委員長が再び訪問する可能性もある。金主席は当時、主席宮でホー・チ・ミン主席と会談し、ベトナム人民軍博物館や友好協同組合事業場、ハロン湾などを訪問した。北朝鮮とベトナムの伝統的な友好関係を象徴する場所を訪れる可能性もある。ベトナム戦争当時、北朝鮮は北ベトナムを軍事的に支援したが、ベトナム政府が支援軍に来て死亡した北朝鮮軍の戦死者を称えるために造成したバクニン省(ハノイ北東側)の追悼公園に、北朝鮮軍14人の追悼碑が建てられている。
ノ・ジウォン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)

労働新聞は、4・27板門店宣言、6・12朝米共同声明、9月平壌共同宣言の全文を載せる方式で、金委員長の「完全な非核化」の約束の事実を紹介した。

2019-02-18 | 朝米会談の成功のために
労働新聞「金正恩の非核化決断は、後戻りのない道」
登録:2019-02-17 22:21 修正:2019-02-18 07:06

「不可逆的決断」の意味を強調 
「既成観念打破した新方式」 
「ゴルディアスの結び目」切った 
アレクサンダー王に比喩も

          
金正恩国務委員長//ハンギョレ新聞社


 北朝鮮の「労働新聞」が、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の「朝鮮半島非核化という予想外の破格的決断」は「背を向けたり後戻りすることのない道」と明らかにした。金委員長が昨年、3回の南北首脳会談と朝米首脳会談、今年の新年の辞などで明らかにした「完全な非核化」の意志が「不可逆的決断」であることを強調したということだ。

 金委員長が繰り返し約束した「完全な非核化」の意味と背景を解説する記事が労働新聞に掲載されたのは今回が初めてだ。労働新聞は、4・27板門店宣言、6・12朝米共同声明、9月平壌共同宣言の全文を載せる方式で、金委員長の「完全な非核化」の約束の事実を紹介したが、その意味を解説する文は載せなかった。2回目の朝米首脳会談を控え、北朝鮮で最も権威あるメディアである「労働党中央委員会機関紙」の「労働新聞」がこのような前例のないメッセージを発信した背景に注目が集まっている。外交安保分野の高官は17日「非常に重要な意味が込められた文」と評価した。

 労働新聞は13日付5面に掲載された「金正恩将軍、平和の新しい歴史を書く」という長文の寄稿文で、金委員長の「非核化決断」を「ゴルディアスの結び目」切断に比喩した。労働新聞は、アレクサンダー大王がゴルディアスの結び目を切断したギリシャ神話には「既成観念の打破に対する肯定的評価が込められている」と解説した。そして、金委員長の歩みを「既成の観念と根深い敵対意識を火で燃やす果敢で新しい闘争方式」と規定した。特に労働新聞は「平和への道は艱難辛苦で時には高価な犠牲を伴いもする」とし、「前途が遠いからといって座り込むことはできず、休んでいることもできず、試練と難関が立ち塞がっているからといって背を向けたり後戻りすることはできない道」と強調した。米国・国連の制裁が変わっていない状況を問題視する一部の内部勢力の憂慮と不満に釘を刺すような表現だ。

 寄稿文の筆者は、労働新聞の論評員や記者ではない「在日同胞 オ・ジンソ」とされている。この文の核心メッセージが呼び起こす内部世論の“衝撃”を緩和するための安全装置と解説される。“人民の必読新聞”に載せられた文らしく、論理が北朝鮮式だ。「米国と強力な力の均衡を成し遂げた共和国の戦争抑止力」が「戦争と対決、不信と誤解の悪循環を一挙に壊してしまった平和の宝剣」という主張がその代表例だ。ただし「共和国の戦争抑止力」を強調しながらも、金委員長の非核化の意志を確信できない外部の視線を意識したように「核抑止力」という表現は努めて避けた。

 労働新聞のすべての文は、労働党宣伝煽動部の検討と承認を経る。したがって「在日同胞寄稿文」という形式であっても、実際には金委員長を含む「党中央委」の意中が込められた文といえる。

 一方、金委員長は16日、金正日国防委員長の誕生記念日である「光明星節」に合せて錦繻山(クムスサン)太陽宮殿に参拝したと労働新聞が伝えた。参拝には党中央委のチェ・リョンヘ副委員長、金与正(キム・ヨジョン)第1副部長など「組織指導部と宣伝煽動部の人々」が共にした。
イ・ジェフン先任記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

米国は終戦宣言を相応の措置として提示したと伝えられた。

2019-02-15 | 朝米会談の成功のために
「制裁緩和vs終戦宣言」平壌でカードを並べた朝米…
来週の実務協議がカギ

登録:2019-02-14 09:26 修正:2019-02-14 13:20

北、「寧辺核廃棄」の意思を再確認  
核査察の相応の措置として「一部制裁緩和」を要求 
政府消息筋は  
「北は米国の対応によっては『より幅広い措置』も」 
 
米、核査察に「終戦宣言」カード出し 
「寧辺プラスアルファ」には制裁緩和を考慮するとちらつかせ 
ビーガン「首脳会談前に一部合意の可能性」 
朝米の「核協議」が本格化



米国務省のスティーブン・ビーガン北朝鮮特別代表が10日、出国のためにソウルのホテルを出ながら明るく笑っている=ハンギョレ資料写真//ハンギョレ新聞社

 2回目の朝米首脳会談を控え、先週平壌(ピョンヤン)で行われた初の朝米実務会談で、北朝鮮側は寧辺(ヨンビョン)核施設査察の見返りに北朝鮮制裁の部分的緩和を要求した一方、米国は終戦宣言を相応の措置として提示したと伝えられた。来週予定されている米国務省のスティーブン・ビーガン北朝鮮担当特別代表とキム・ヒョクチョル北朝鮮国務委員会対米特別代表の2回目の実務会談と、2月末のベトナム・ハノイでの首脳会談で、両者が接点を見出すか注目される。

 朝米交渉に詳しい政府消息筋によると、6~8日に平壌で行われた朝米実務交渉で、キム特別代表は寧辺核施設廃棄の意思を再確認しながら、寧辺核施設査察に対する相応の措置として対北朝鮮制裁の部分的緩和を要求した。北側は相応の措置として、米国が部分的でも制裁を緩和すれば「より大きな措置ができる」と明らかにしたと、同消息筋は伝えた。

 ビーガン特別代表がテーブルにのせたカードは「終戦宣言」だったという。寧辺核施設の査察完了段階で終戦宣言を交換するということだ。公開席上と同じくビーガン特別代表は「制裁緩和や解除は絶対にできない」という点を明確にした。その代わり、北朝鮮が「寧辺核施設廃棄プラスアルファ」の対処をすれば、制裁緩和も考慮できると提示したという。結局、2回目の朝米首脳会談の核心は、両国が米国の相応の措置をめぐる間隙をどこまで狭められるかにかかっているものとみられる。

 北側が具体的にどのような部分を挙げ「一部制裁緩和」を寧辺核施設査察の相応の措置として提示したかは確認されていない。ただ、外交街で取りざたされる開城(ケソン)工業団地・金剛山(クムガンサン)観光再開のための一部制裁緩和・免除や、国連安全保障理事会決議2397号の対北朝鮮原油供給上限制の緩和などを念頭に置いている可能性もある。終戦宣言の場合、依然として北朝鮮に悪くないカードと解釈されるが、北朝鮮側は米国が終戦宣言を制裁緩和の代わりの材料にすることを懸念し、積極的な反応を示していないという。トランプ行政府は「軍事的オプション」が消えた現在、北朝鮮を圧迫する唯一の手段が「対北朝鮮制裁」だという認識が強い上、「何度も北朝鮮にだまされた」という米政界や民間の批判的なアプローチのため、できるだけ制裁には手をつけないという立場であるため、終戦宣言カードを出したとみられる。

 複数の政府高官はハンギョレに「『制裁を解くことはできない』という米国の立場は確固たるものだ」と話し、「北朝鮮が終戦宣言だけを受けて寧辺核施設の廃棄に乗り出すことはないだろう」と見通した。そのため、交渉過程で北朝鮮が寧辺核施設の廃棄などに前向きに出てくる場合、米国が開城工業団地、金剛山観光の部分的な再開など、南北協力事業を優先的に検討する可能性もあると見通した。米国が、北朝鮮制裁の枠組みに手を出さずに譲歩できる措置は制限的だという理由からだ。実際、朝鮮半島専門家らの間では、金剛山観光は個別に進められる場合は国連安保理の対北朝鮮決議に触れないため、速やかに再開すべきだという主張が多い。

 さらに、寧辺核施設の検証可能な査察自体の重要性も影響を及ぼすものとみえる。一部で寧辺核施設廃棄の価値を低く見ているのとは異なり、韓米当局は北朝鮮の核施設の約70%を占めるという寧辺核施設廃棄の意味を軽く見てはいない。寧辺核施設のプルトニウム、高濃縮ウランの「サンプリング」と豊渓里(プンゲリ)核実験場に対する査察・検証が同時に行われれば、寧辺以外の核プログラムに対する潜在的分析もある程度可能だという。

 これに先立ち、ビーガン特別代表は11日(現地時間)、米ワシントンでムン・ヒサン国会議長らと会い、「意見の隔たりを狭めるのは次回協議から始める」とし、「首脳会談まで2週間しか残っておらず、難題をすべて解決するのは難しいが、一定の部分で合意できるのであれば可能性はある」と話したという。寧辺核施設の申告・査察・検証・廃棄の範囲と米国の相応の措置をめぐる両者の駆け引きが本格的に始まった。
キム・ジウン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

朝米首脳会談と米中首脳会談について同時に言及し、2月末の朝米と米中の“グランド・ディール”の実現に関心が集まっている。

2019-02-07 | 朝米会談の成功のために
朝米首脳会談に合わせて米中首脳会談まで…
“グランド・ディール”の可能性は?

登録:2019-02-06 22:26 修正:2019-02-07 09:24

トランプ「月末に習近平主席とも会う予定」 
ベトナムでの2回目の朝米首脳会談日程とつなげる見込み 
休戦の終わりが迫っている貿易戦争が主な議題だが 
非核化など朝鮮半島問題を本格議論する可能性も

          
ドナルド・トランプ米大統領が5日、議会で国政演説をしている間、ナンシー・ペロシ下院議長(右後方)とマイク・ペンス副大統領(上院議長兼職)ら参席者の拍手に親指を立てて応えている=ワシントン/AFP 聯合ニュース

 ドナルド・トランプ米大統領が、朝米首脳会談と米中首脳会談について同時に言及し、2月末の朝米と米中の“グランド・ディール”の実現に関心が集まっている。

 米国の政治メディア「ポリティコ」は、トランプ大統領が5日(現地時間)、国政演説を控え放送会社のアンカーらと昼食を共にし、今月末海外で中国の習近平国家主席に会う予定だと話したと伝えた。トランプ大統領は、米中首脳会談の具体的な日程と場所は公開しなかった。しかし、朝米首脳会談のために出国する機会に、習主席とも会う計画と見られる。昨年12月1日、アルゼンチン・ブエノスアイレスでの首脳会談以後、トランプ大統領が習主席との会談を公式化したのは今回が初めてだ。

 朝米首脳会談が可視圏内に入り、米中首脳会談の議論も合わせて実現する可能性がある。ウォールストリートジャーナルは先月31日、米国を訪問した劉鶴副首相など中国貿易交渉団が、今月末に中国の海南島で首脳会談をすることを提案したと報道した。香港の「サウスチャイナ・モーニングポスト」は、匿名の消息筋を引用し、米中が27~28日にベトナムのダナンで首脳会談をする方案を検討していると伝えた。この報道内容が事実であることを前提に、同じ日になされる朝米首脳会談もダナンで開かれる可能性が高い。

 米中は、まず貿易交渉を決着させるために首脳会談を推進している。ブエノスアイレスで合意した“90日休戦”の期限(3月1日)が迫っているためだ。先月30~31日の高官級交渉の後、米国側交渉代表のロバート・ライトハイザー通商代表部(USTR)代表は「まだ仕事がたくさん残っている」と話した。ライトハイザー代表は、来週初め北京に行き、高官級交渉を継続する。

 朝鮮半島問題が米中首脳会談の主要な議題になるかは、現時点では不明だ。しかし、トランプ大統領の発言とマスコミ報道から見る時、米中首脳会談は時空間的に重なっていると見られる。金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮国務委員長は、昨年の1回目の朝米首脳会談前から今年1月までに都合4回習主席に会い、朝米交渉を議論し共同対応を調整してきた。中国は一方で、北朝鮮核問題を米国との貿易交渉でテコとして活用しようとする態度を見せた。中国は、朝鮮戦争終戦宣言にも自国が参加しなければならないという立場だと伝えられた。昨年の1回目の朝米首脳会談の時にも、習主席の“合流説”が提起された。習主席が今回トランプ大統領と朝鮮半島問題を具体的に議論するならば、これまで北朝鮮の“バック”の役割をしてきた中国が本格的に出てくることはありうる。

 朝中米が貿易と核交渉問題でからまった状況で、今月末ベトナムで“一括妥結”が試みられる可能性も排除することはできない。
北京/キム・ウェヒョン特派員 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

首脳会談を成功的に終えた場合、昨年9月の平壌(ピョンヤン)首脳会談で南北首脳が合意した金委員長のソウル訪問へとつながり、朝鮮半島情勢が急速に進む可能性が高い

2019-01-21 | 朝米会談の成功のために
大統領府「朝米首脳会談の成功、
金委員長の答礼訪問につながることを期待している」

登録:2019-01-21 06:00 修正:2019-01-21 07:36

キム・ウィギョム報道官「朝米会談の成功に向けてあらゆる役割を果たす」 
朝鮮半島平和プロセスの再開の転換点になることを期待 
2回目の会談場所としてベトナムが有力視されている中、板門店も候補

          
             
大統領府の全景//ハンギョレ新聞社

 ドナルド・トランプ米大統領と金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮国務委員長による2回目の朝米首脳会談の来月開催が現実味を帯びている中、朝米交渉の仲裁者の役割を果たしてきた文在寅(ムン・ジェイン)政権の動きも慌しくなっている。朝鮮半島の非核化とそれに相応する措置をめぐり、意見の隔たりを埋められずにいる朝米が、2回目の首脳会談を成功的に終えた場合、昨年9月の平壌(ピョンヤン)首脳会談で南北首脳が合意した金委員長のソウル訪問へとつながり、朝鮮半島情勢が急速に進む可能性が高いからだ。

 大統領府は19日、朝米が首脳会談の開催に合意したことに対し、歓迎の意思を表明して「会談の成功のためにあらゆる役割を果たす」と明らかにした。

 キム・ウィギョム大統領府報道官は同日、朝米が首脳会談の開催に合意したと発表した直後の記者会見で、このように述べると共に、「今回の朝米首脳会談が朝鮮半島の恒久的平和をしっかり固める転換点になるものと期待している」という公式の立場を表明した。

 また「韓国政府は2回目の朝米首脳会談を通じて、昨年南-北-米3カ国首脳が合意した朝鮮半島の完全な非核化と恒久的平和体制の構築に向け、具体的かつ実質的な成果をあげられるよう、韓米間の緊密な協力のもと、関連国とも協力関係を築いていく」とし、「米国との緊密な協力と共に、南北間の対話も拡大しつつ、今回の会談の成功的開催に向けたあらゆる役割を果たしていく」と付け加えた。

 大統領府は、朝米首脳会談の時期や場所、議題などが具体的に発表されなかったにもかかわらず、今回の会談が、昨年6月にシンガポールで開かれた初の朝米首脳会談以降停滞していた朝鮮半島平和プロセスに再び弾みをつける転換点になるとみている。非核化とこれに相応する措置をめぐり、朝米間の意見の相違があるにもかかわらず、ひとまず朝米首脳会談の時期を2月末に確定して発表しており、チェ・ソンヒ北朝鮮外務次官とスティーブン・ビーガン米国務省北朝鮮政策特別代表がスウェーデンのストックホルムで、首脳会談の準備と共に隔たりを埋めるための実務交渉を行っているからだ。
今年9月に開かれた3回目の南北首脳会談で、文在寅大統領と金正恩北朝鮮国務委員長夫妻が白頭山の天池を訪問し、記念撮影を行っている=ハンギョレ資料写真//ハンギョレ新聞社

 大統領府関係者は20日、ハンギョレとの電話インタビューで、「朝米が互いに意見の隔たりを埋められることが不可能だと判断したならば、2月末の首脳会談を発表するのが難しかっただろう」とし、「隔たりがあることを認識しながらも、実務交渉を通じて埋めていけば、首脳会談である程度具体的な成果を出せるという共感が形成されている」と述べた。

 大統領府は、2回目の朝米首脳会談の成功が、金正恩委員長のソウル答礼訪問につながることを期待している雰囲気だ。昨年のシンガポールでの朝米首脳会談を控え、朝米会談の直後、南北米の首脳が共に終戦宣言を行う案に期待をかけたことに比べれば、目標が実現可能な水準になったといえる。大統領府関係者は「2月末の朝米首脳会談の成功に続き、金正恩委員長のソウル答礼訪問が実現することを希望し、期待している」と述べた。文在寅大統領も10日の年頭記者会見で、「2回目の朝米首脳会談が先に実現すれば、その後、金正恩委員長の答礼訪問はより順調に進められるのではないかと思う」としたうえで、「2回目の朝米首脳会談が開かれれば、南北関係の好循環のためにも、いかなる形であれ南北首脳がひざを突き合わせて朝米首脳会談の結果を共有し、それに伴う南北関係の発展を協議していく必要がある」と述べた。一部マスコミが提起した三・一運動100周年記念式に南北首脳が参加して共同開催する案は、2回目の朝米首脳会談の日程が2月末である点を考慮すると、実現可能性が低くなったものと見られる。

 2回目の朝米首脳会談の時期と場所は、第1回首脳会談が開催10日前頃に発表されたことから、来月中旬ごろ具体化する見通しだ。金英哲(キム・ヨンチョル)北朝鮮労働党副委員長兼統一戦線部長の訪米前から浮上したベトナムが有力視される中、第1回首脳会談の時も候補地の一つだった板門店(パンムンジョム)も再び取り上げられている。
キム・ボヒョプ記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)

「2回目の首脳会談の2月末開催」の事実だけをまず確定し、具体的な日程と場所は追って発表するということだ。

2019-01-19 | 朝米会談の成功のために
ホワイトハウス「2回目の朝米首脳会談は2月末頃」
登録:2019-01-19 06:19 修正:2019-01-19 07:47

トランプ大統領、金英哲副委員長とホワイトハウスで面会 
サンダース報道官「トランプ-金永哲、2月末に開かれる首脳会談について協議」 
「2月末頃」だけ確定、具体的な日程と場所は今後発表 
金英哲-ポンペオ、午前中に高官級会談…ホワイトハウス訪問後に昼食会 

          
     北朝鮮の金正恩国務委員長(右)と米国のドナルド・トランプ大統領//ハンギョレ新聞社

 ドナルド・トランプ米大統領と北朝鮮の金英哲(キム・ヨンチョル)労働党副委員長兼統一戦線部長が18日(現地時間)、ホワイトハウスで約90分間にわたり面会した。この面会の直後、ホワイトハウスは、トランプ大統領と金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮国務委員長の2回目の朝米首脳会談が2月末に開かれると発表した。

 ホワイトハウスのサラ・サンダース報道官は同日午後、報道資料を通じて「トランプ大統領は金英哲副委員長と1時間にわたり面会した」とし、「2人は非核化と共に、2月末頃(near the end of February)開かれる2回目の首脳会談について話し合った」と発表した。彼女は「トランプ大統領は後に発表する場所で、金委員長と会う日を待ち望んでいる」と付け加えた。「2回目の首脳会談の2月末開催」の事実だけをまず確定し、具体的な日程と場所は追って発表するということだ。

 これに先立ち、トランプ大統領はホワイトハウスの執務室であるオーバルオフィスで、午後12時15分から90分間わたり金副委員長と面会した。金副委員長は金正恩委員長の親書をトランプ大統領に届けたものとみられる。

          
ワシントンを訪問中の北朝鮮の金英哲労働党副委員長兼統一戦線部長(赤の円の中)が18日(現地時間)、ドナルド・トランプ大統領との面会を終え、午後2時頃、宿泊先のデュポンサークルホテルの裏門から入ろうとしている=ワシントン/ファン・ジュンボム特派員//ハンギョレ新聞社

 これに先立ち、金副委員長とマイク・ポンペオ国務長官は、金副委員長の宿泊先であるワシントン市内のデュポンサークルホテルで、同日午前11時から約40分にわたって高官級会談を開いた。高官級会談には、北朝鮮側からキム・ソンヘ労働党統一戦線部室長やチェ・ガンイル外務省北米局長代行などが、米国側から国務省のスティーブン・ビーガン北朝鮮政策特別代表とアレックス・ウォン副次官補、マーク・ランバート東アジア太平洋担当副次官補代行らが同席した。

 同会談後、金副委員長とポンペオ長官はホワイトハウスに移動し、トランプ大統領に会った。さらに、金副委員長とポンペオ長官は午後2時頃、デュポンサークルホテルに戻り、1時間半ほど昼食を共にした。ポンペオ長官は午後3時30分頃、ホテルを後にした。

 金副委員長は17日、ユナイテッド航空808便に乗って北京を出発し、午後6時32分、ワシントン近くのダラス空港に降り立った。
ワシントン/ファン・ジュンボム特派員(お問い合わせ japan@hani.co.kr)

米朝首脳、来月末に再会談
トランプ氏 北朝鮮高官と非核化協議


 【ワシントン=池田晋】トランプ米大統領は18日、訪米中の北朝鮮の金英哲(キム・ヨンチョル)朝鮮労働党副委員長とホワイトハウスで1時間半にわたって会談しました。サンダース大統領報道官は会談後、調整中のトランプ氏と金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長との2回目の米朝首脳会談について、「2月末ごろ」行われると発表。開催地については、後日発表するとしました。

 発表によると、トランプ氏と金英哲氏は朝鮮半島の非核化と来たる首脳会談について協議。サンダース氏は記者団に対し、会談は「生産的だった」とした上で、「完全で、検証された非核化を確認するまで、米国は北朝鮮への圧力と制裁を維持し続ける」と述べました。

 金英哲氏はトランプ氏との会談に先立って、ワシントン市内のホテルで、ポンペオ国務長官、ビーガン北朝鮮担当特別代表とも会談し、昨年6月のシンガポール合意に基づく取り組みについて議論しました。

 米国務省の同日の発表によると、ビーガン氏は19~22日にかけて国際会議に出席するためスウェーデンを訪問。北朝鮮外務省の崔善姫(チェ・ソンヒ)次官も同国を訪問中で、実務者協議に臨む可能性があります。

 米CNNテレビは18日、米朝交渉に詳しい関係筋の話として、金正恩氏からトランプ氏に宛てた親書を金英哲氏が持参したと報道。米メディアは首脳会談の開催地について、米朝両国と国交があるベトナムが有力だと伝えています。

「米国が北の平和を操り上げる最前線にいる  別の道を選べば孤立し圧力に直面」 

2018-09-29 | 朝米会談の成功のために
ポンペオ「私たちは未来の夜明けにいる」…北朝鮮非核化“明るい未来”暗示
登録:2018-09-28 22:32 修正:2018-09-29 06:52


国連安保理長官級会議を主宰 
「米国が北の平和を操り上げる最前線にいる 
別の道を選べば孤立し圧力に直面」 
トランプが平壌で金正恩と会うよう指示 
  
リ・ヨンホ、米・中・日・ロの長官と会談 
1年前と異なり周辺国と“幅広い外交”


マイク・ポンペオ米国務長官が27日、国連本部で開かれた安保理外交長官会議で発言している=ニューヨーク/ロイター 聯合ニュース

 マイク・ポンペオ米国務長官は27日(現地時間)、国連で北朝鮮核問題と関連して「私たちは今、未来の夜明けにいる」として、北朝鮮の非核化への行動を促した。来月の平壌訪問を控え、全世界が集まった国連総会で北朝鮮に向かって「制裁による孤立」と「明るい未来」のどちらに行くかを選択せよと繰り返し圧迫した。

 ポンペオ長官はこの日、ニューヨークの国連本部で北朝鮮を主題に安全保障理事会(安保理)長官級会議を主宰した。ポンペオ長官は冒頭発言で「北朝鮮の核と弾道ミサイル開発を阻むための過去の外交的努力は成功しなかった」と指摘して、「しかし、今私たちは未来の夜明けにいる」と述べた。「ドナルド・トランプ大統領が数十年ぶりに国際社会の圧迫作戦を主導して、重大な外交的突破口を作った」ということだ。
マイク・ポンペオ米国務長官が27日、安保理外交長官会議でカン・ギョンファ外交長官と挨拶している=ニューヨーク/EPA 聯合ニュース

 ポンペオ長官は「トランプ大統領は、金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮国務委員長が約束を守れば、北朝鮮と北朝鮮国民の前にははるかに明るい未来が待っていて、米国がその未来を操り上げる最前線にいるだろうと明確にした」と話した。彼は「私たちはその時間ができるだけ早く来ることを願う」とし、「北朝鮮の平和と明るい未来に向かう道は、ただ外交と非核化を通じるだけでなされる」と強調した。同時に「これは北朝鮮が別の道を選択すれば、必然的に増加する孤立と圧力に直面するということを意味する」と警告した。

 ポンペオ長官は、安保理決議第2397号により今年の対北朝鮮精油供給量を年間50万バレルに制限したが、船舶間の積み替え方式などでまともに守られていないと具体的に指摘した。それと共に「安保理決議案は最終的で完全に検証された非核化(FFVD)を実現するまで必ず強力に維持しなければならない」と話した。

   

 ポンペオ長官は繰り返し「私たちは未来の夜明けにいるが、まだその未来がどんなものを持たらすかは分からない」とし、「だが、外交での現在の突破口が北朝鮮にさらに明るい未来と私たち皆にさらに安全な世界をもたらすことを希望する」と述べた。

 ポンペオ長官は、来月の平壌訪問と関連して「トランプ大統領が私に来月平壌に行き金正恩委員長に会って、その(非核化)過程を促進することを指示した」と話し、金委員長との面談計画があることも明らかにした。

 この会議でカン・ギョンファ外交部長官は「ポンペオ長官の言葉通り、私たちは本当に北朝鮮の非核化という挑戦と関連して未来の夜明けにいる」と呼応した。カン長官は2回目の朝米首脳会談に対する期待を表して「今後数週、数カ月が過ぎれば、恒久的に平和な核のない朝鮮半島の実現という共同の目標に大きく近づくと確信する」と述べた。

 この会議で中国とロシアは、制裁緩和の検討の必要性に言及し、米国と対立した。中国の王毅外交担当国務委員は「対北朝鮮圧迫は目標ではないというのが中国の確固たる立場」と話した。彼は、北朝鮮が非核化要求に応じる場合、制裁を修正できるようにした安保理決議案の規定を適切なタイミングで適用することを考慮する必要があると話した。ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相も「対北朝鮮制裁が集団的処罰になってはならない。制裁の強化は北朝鮮の人道的危機を生むだけ」と話した。
ワシントン/ファン・ジュンボム特派員 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

米国務省が「寧辺(ヨンビョン)の核施設」を廃棄する際、米国と国際原子力機関(IAEA)査察団の立ち合いが・・・

2018-09-23 | 朝米会談の成功のために
米国「核廃棄の査察、北朝鮮と協議した…南北米が認識を共有」
登録:2018-09-22 06:01 修正:2018-09-22 07:18



寧辺の核施設の廃棄、米・IAEAの査察 
平壌共同宣言文には盛り込まれなかったが 
米国務省報道官、既成事実化 
「それは核廃棄の正常な過程」 
 
北朝鮮「米側の相応措置」要求には 
米国「非核化が先に行われるべき」
金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長とドナルド・トランプ米大統領//ハンギョレ新聞社

 米国務省が「寧辺(ヨンビョン)の核施設」を廃棄する際、米国と国際原子力機関(IAEA)査察団の立ち合いが「韓国と北朝鮮、米国の間に共有された認識」だと明らかにした。寧辺核施設の査察問題が南北の「平壌共同宣言」には明記されなかったにもかかわらず、これと関連して、朝米の間である程度の意見接近が行われたことをほのめかしたのだ。

 ヘザー・ナウアート米国務省報道官は20日(現地時間)、寧辺の核施設の廃棄過程に米国と国際原子力機関査察団が参加するかを問う記者団の質問に、「文在寅(ムン・ジェイン)大統領と金正恩(キム・ジョンウン)委員長は査察団についてもちろん話し合った。国際原子力機関と米国の査察団をあることの一部に含むのは共有された認識」と述べた。彼女はさらに、「それは核廃棄を行う際の正常な過程だ。我々はそれらの国(南北)と認識を共有している。私たちはこれと関連し、北朝鮮政府と協議した。これは、南北の間で了承されており、私が知る限り、ここ数日間で協議された内容の一つ」だと述べた。

 寧辺の核施設の廃棄過程における査察問題が注目を集めているのは、平壌の共同宣言に盛り込まれた内容と、ドナルド・トランプ米大統領とマイク・ポンペオ米国務長官らの発言の間に“重大な”不一致が存在するためだ。平壌共同宣言によると、北朝鮮は東倉里のエンジン実験場とミサイル発射台については「関係国専門家たちの立ち合いの元、まず永久的に廃棄」すると明らかにしたが、寧辺の核施設については「米国が相応の措置を取れば、寧辺の核施設の永久的廃棄といった追加的な処置を引き続き取っていく用意」を明らかにするにとどまった。この文言だけでは、北朝鮮が東倉里に続き、寧辺の核査察まで受け入れたかどうかについて、明確に確認できない。

 しかし、トランプ大統領は平壌共同宣言が発表された直後、ツイッターに「金正恩が核査察(Nuclear inspections)を受け入れることで合意」したと明らかにしており、ポンペオ長官も20日の声明で、南北が「寧辺のすべての施設を米国と国際原子力機関査察団の立ち合いのもと永久的に廃棄」することで合意したとし、歓迎の意を示した。彼は19日、「フォックスニュース」とのインタビューでも「我々は北朝鮮(の核)開発計画の一要素を現場で検証することに関して、さらに一歩を踏み出した」と述べた。朝米間の敏感な争点になりかねない核査察問題を既成事実化したのだ。

 これと関連し、文在寅大統領は20日、ソウルに帰還してから行った国民向けの報告で、「北朝鮮が平壌共同宣言で使った立ち合いや永久的廃棄という言葉は結局、検証可能な不可逆的廃棄という言葉と同じ意味」だと明らかにした。「立ち合い、永久的廃棄」と表現しているものの、手続きや内容においては査察と検証が含まれていることだ。

 一方、ヘザー・ナウアート報道官は同日のブリーフィングで、北朝鮮が寧辺核施設の廃棄に向けた相応措置を求めたのに対し、「いかなることも非核化なくして起きない。非核化が先行しなければならない」として、「先非核化」の原則を再確認した。
ワシントン/ファン・ジュンボム特派員 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)

厳しい外交の世界で米国の戦略的忍耐や同意なしに歴史的な転換を成し遂げることは事実上可能ではない

2018-09-04 | 朝米会談の成功のために
文大統領「特使団派遣も朝鮮半島平和のため」 国会に協力要請

2018/09/03 17:48

【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は3日、北朝鮮の平壌に派遣する特使団について、「朝鮮半島の平和は朝鮮半島の完全な非核化とともに進むものだ。政府は朝鮮半島を巡る情勢に対して綿密に目を配り、注意深く管理している」とし、「今は朝鮮半島の平和定着において大変重要な時期で、北に特使団を派遣する理由もここにある」と話した。

会議を前に任大統領秘書室長と言葉を交わす文大統領(右)=(聯合ニュース)


 文大統領は首席秘書官・補佐官会議で、「政府のこのような努力と意思を国会がサポートしてほしい」とし、「国会が超党派的に板門店宣言を後押ししてくれれば、朝鮮半島の平和を進展させるのに大きい力になるだろう」と協力を呼びかけた。

 一方、任鍾ソク(イム・ジョンソク)大統領秘書室長は特使団について、自身のフェイスブックに「重荷を背負って(平壌に)行く特使団を応援してほしい」として、「新しい状況をつくらなければならないという切実さを抱えて行く」と書き込んだ。

 また、「文大統領の秋の平壌訪問日程を確定させることを期待する」とし、「ポンペオ米国務長官の早期の訪朝や朝米(米朝)非核化対話の進展に向けた呼び水の役割も忠実に果たすことを望んでいる」とした。

 その上で、「厳しい外交の世界で米国の戦略的忍耐や同意なしに歴史的な転換を成し遂げることは事実上可能ではない」として、「そのため、文政権はいつになく緊密に米国と意思疎通し協力し合っている」と書き込んだ。

 特使団は鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長を首席とし、情報機関・国家情報院の徐薫(ソ・フン)院長、金相均(キム・サンギュン)国家情報院第2次長、千海成(チョン・ヘソン)統一部次官、尹建永(ユン・ゴンヨン)青瓦台国政状況室長の5人。5日午前、黄海側の空路で訪朝する。

yugiri@yna.co.kr

「平和と繁栄があふれるソウルをつくる」と強調。「文在寅(ムン・ジェイン)政権の成功を頼もしい地方政府として支えたい」と述べた。

2018-06-14 | 朝米会談の成功のために
韓国・ソウル市長選 朴元淳氏が3選確実に

2018/06/13 23:22


【ソウル聯合ニュース】韓国で13日に投開票された統一地方選で、ソウル市長選に立候補した与党「共に民主党」の朴元淳(パク・ウォンスン)氏(62)が3選を確実にした。任期は4年で、朴氏の在任期間はソウル市長として歴代最長となる。

 
                    

                    選挙事務所で支持者らにあいさつする朴氏夫妻=13日、ソウル(聯合ニュース)

 朴氏は元弁護士で市民運動家。2011年の補選で初当選し、14年に再選を果たした。

 朴氏は「市民の偉大な勝利」として、「平和と繁栄があふれるソウルをつくる」と強調。「文在寅(ムン・ジェイン)政権の成功を頼もしい地方政府として支えたい」と述べた。

kimchiboxs@yna.co.kr

朝米首脳会談には推進要因がいくつかあった。 : 中国国際問題研究院国際戦略研究所の蘇暁暉副所長の分析、

2018-06-13 | 朝米会談の成功のために
朝米首脳会談の3大注目点 溝の中でコンセンサスを図る
人民網日本語版 2018年06月12日11:15


朝鮮の最高指導者・金正恩氏と米国のトランプ大統領が12日の会談に向けて、10日に相前後してシンガポールに到着した。専門家は、会談は朝鮮半島情勢に緩和が生じた中での前向きな選択であり、朝米間には中心議題において依然一定の溝があるものの、双方は向き合って進み、互いの懸念の対話と協議を通じた解決に引き続き尽力する必要があると指摘する。中国新聞網が伝えた。

■朝鮮半島情勢の「氷を砕き」、朝米が連動

朝韓関係は今年初めの平昌冬季五輪での連動を契機に緩和が続いている。これに続き、トランプ大統領は朝鮮半島の恒久的非核化実現を協議するため金氏と会うことに同意し、朝鮮半島情勢に前向きなシグナルが見られた。

中国国際問題研究院国際戦略研究所の蘇暁暉副所長の分析によると、朝米首脳会談には推進要因がいくつかあった。

まず、トランプ大統領就任後、朝鮮に対する米国の全体的判断に変化が生じた。これまでの、朝鮮の政権は内在的問題によって自壊するとの予測は誤りであることが事実によって証明された。

第2に、米国は朝鮮に対する目標も調整しつつある。オバマ政権時の米国の対朝目標は「政権交代」だったが、トランプ大統領は朝鮮の政権を標的とせず、「非核化」が核心的目標であることを繰り返し表明している。トランプ大統領には独特のスタイルと決断もあり、自らのやり方で双方関係の発展を推し進めた。これも会談の実現にこぎつけた重要な原因だ。

もう1つの重要な要因が、朝鮮の戦略的重心の変化だ。現在朝鮮は国内経済の発展に尽力しており、自らの安全の確保を必要としている。朝鮮のこうした政策的変化と上記要因が朝米会談というチャンスの形成を促し、テーブルにつく機会を双方に与えた。

■会談の焦点は非核化 溝を一朝一夕で埋めるのは困難

金氏とトランプ大統領は現地時間10日、相前後してシンガポール到着した。現時点で朝米双方は会談内容を明確にしていない。

アナリストの分析によると、朝鮮半島の非核化が会談の焦点となることは間違いないが、双方間に最大の溝があるのもこの問題だ。朝米双方の代表団はすでにこの議題について協議と調整を重ねてきた。

中国社会科学院アジア太平洋・グローバル戦略研究院の王俊生副研究員によると、米国の交渉目標は朝鮮の「完全で検証可能かつ不可逆的な非核化」だ。この過程において、朝鮮は核施設と核兵器の公開に協力し、国際社会による核査察を受け入れる必要がある。一方朝鮮にとっては、非核化の重点は新たな核実験をしないことであり、現在保有する核については放棄の決意をまだ固めていない。

次に、非核化のタイムテーブルだ。米国は問題解決が差し迫って必要であることから、短期間での具体的な完全非核化を望んでいる。だが朝鮮側の姿勢は段階的解決であり、ペースにおける双方間の溝を埋めるのは難しいだろう。

朝鮮にとっては、自らの安全問題が会談での大きな関心事となる。これは朝鮮周辺における米軍の駐留、米韓軍事演習、朝米関係正常化などの問題に及ぶ。また、朝鮮は今年4月の朝鮮労働党第7期中央委員会第3回全体会議で、経済発展に全力を集中すると宣言した。このため対朝制裁の緩和または解除、対朝援助なども朝鮮側が議題として持ち出す可能性がある。

■溝の中でコンセンサスを図る リスクとチャンスが併存

蘇氏は、双方間にはいくつか溝があるものの、これは共通の議題を有することが前提となっており、非核化問題で具体的合意は困難との認識で外部は一致しているが、非核化の形式などの問題で方向性的なコンセンサスを得るだろうと予想する。「今回の会談は第一歩に過ぎない。トランプ大統領も一挙達成は不可能であり、今後会談を重ねる可能性に言及している」。

王氏の以前の分析によると、会談後に朝鮮が核実験やミサイル実験を再び行った場合、あるいはトランプ政権の期待する「短期間の迅速で具体的な核廃棄」に応じなかった場合、トランプ大統領は朝鮮「核廃棄」の見通しはつかないと感じる可能性が高く、武力攻撃に出る可能性が非常に高まるだろう。したがって双方共に信頼を強化し、疑念を解消する行動を取り、溝の中でコンセンサスを図り、リスクの中でチャンスを探るべきだ。(編集NA)

「人民網日本語版」2018年6月12日

「南北関係が良くなれば北朝鮮と米国の関係が良くなって、北と米国が良くなれば南北関係を一層発展させる好循環関係を作っていかねばならない」

2018-06-12 | 朝米会談の成功のために

文大統領がトランプ氏と40分間電話会談…남북미 종전선언 논의
登録:2018-06-12 06:44 修正:2018-06-12 07:21



문 대통령 “북-미 허심탄회한 대화로 공통분모 찾는다면 큰 성과 거둘 것” 트럼프 “폼페이오 13일 한국 방문 결과 공유하며 공조방안 상의할 것” 문 대통령, 한반도 비핵화 3원칙 제시
문재인 대통령이 11일 오후 청와대에서 싱가포르 북미 정상회담을 준비하고 있는 도널드 트럼프 미국 대통령과 통화하고 있다. 청와대 제공

                    

 韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領と米国のトランプ大統領は、シンガポールでの北朝鮮と米国の首脳会談を一日前にした11日夕、北朝鮮と米国の首脳会談の「成功的な実り」をおさめるための策を電話で話し合ったと大統領府が明らかにした。

韓国大統領府のキム・ウィギョム報道官はこの日の会見で「トランプ大統領は明日(12日)の会談を控えてこれまで進められてきた米国と北朝鮮の間の議論の内容を文大統領に説明した」と述べた。両首脳はこの日午後4時30分から5時10分まで40分間電話で会話をしたと大統領府は伝えた。キム報道官は「トランプ大統領と金正恩(キムジョンウン)北朝鮮国務委員長が直接会って虚心坦壊な対話を通じて北朝鮮と米国の間の共通の分母を見い出して全世界が望んでいることを果敢に解決しようと気持ちを合わせたら大きな成果を上げられるはずと同意した」と説明した。

 文大統領は特に「ついに北朝鮮と米国の首脳会談が開かれることになったのは全面的にトランプ大統領の勇断と強力な指導力のおかげ」、「トランプ大統領が会談で奇跡と同じ成果を作り出せるように我々韓国国民は心をつくして祈るだろう」と話したとキム報道官は伝えた。文大統領はまた「朝米首脳会談が成功すれば全人類に大きなプレゼントになるだけでなく、6月14日のトランプ大統領誕生日にも良いプレゼントになるだろう」と話したという。

 両首脳は北朝鮮と米国の実務会談などこれまでの進行状況と展望を共有したと伝えられた。キム報道官は「両首脳が南・北・米の間の終戦宣言も議論した」と述べたものの「具体的な内容は話せない」とした。トランプ大統領は「シンガポール会談直後にマイク・ポンペイオ国務長官を韓国に送って会談の結果を詳しく説明し、結果を具体的に実現するための米韓協調策も文大統領と相談するようにする」と話した。文大統領は13、14の両日訪韓予定のポンペイオ長官に会うと発表された。

 また文大統領は大統領府で、首席・補佐官会議で「新しい朝鮮半島の時代を念願する全人類の願いが実現されるように二人の指導者がお互いの要求を度量をもってやりとりする大胆な決断を期待する」とし、「今回の会談を通じて敵対関係の清算と朝鮮半島の非核化に関する大きな合意が導き出されることを願う」と話した。特に朝鮮半島の非核化の工程は非常に長くなりかねないとして「息の長さ」と「南北関係改善並行」「朝鮮半島問題の主体的な解決」の3原則を提示した。また「根が深い敵対関係と北の核の問題が首脳間の一度の会談で一挙に解決されることはできず、南北米の間の真摯な努力と周辺国の持続的な協力が必要だ」として「息の長さ」を強調し、「南北関係が良くなれば北朝鮮と米国の関係が良くなって、北と米国が良くなれば南北関係を一層発展させる好循環関係を作っていかねばならない」と話した。

 さらに「いかなる状況でも少なくとも朝鮮半島問題だけは私たちが主人公という姿勢と意思を失わないように国民は最後まで共にいてほしい」と求めた。
ソン・ヨンチョル記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)

米朝首脳会談について「大いに歓迎し、成功を望んでいる」と表明。

2018-06-11 | 朝米会談の成功のために
北東アジアの情勢激変させる動きこのチャンス生かすとき
朝鮮戦争終結「検討」受け 小池書記局長が表明


 日本共産党の小池晃書記局長は9日、横浜市内での演説会で、トランプ米大統領が日米首脳会談(日本時間8日)直後の記者会見で朝鮮戦争の終結合意への署名を「検討している」と述べたことについて、「北東アジアの情勢をがらりと変えるような動きが起こっている。このチャンスを絶対に生かすべきだ」と強調しました。

 小池氏は、12日に開かれる米朝首脳会談について「大いに歓迎し、成功を望んでいる」と表明。そのうえで、トランプ米大統領が日米首脳会談で朝鮮戦争の終結合意に言及し、「(米朝国交正常化も)望んでいる」と述べたことについて、日本共産党が朝鮮半島の非核化と北東アジア地域の平和体制の構築を一体的に進めるよう求め続けてきたことをあげ、「紆余(うよ)曲折はあるだろうが、この方向しか解決の道はない」と強調。日本人拉致問題についても「こういう大きな包括的な取り組みのなかでこそ解決の条件が生まれてくる」と述べました。

経済討議では米国が3月に決定した鉄鋼やアルミニウムの関税引き上げによる、輸入制限に批判が集中した。

2018-06-10 | 朝米会談の成功のために
G7、貿易で首脳宣言発表へ 米輸入制限、批判噴出も
2018年6月10日 00:51


                    
 ジェンダー平等アドバイザリー評議会との朝食会に臨むトランプ米大統領(右端)ら=9日、カナダ・シャルルボワ(代表撮影・共同)

 【シャルルボワ共同】カナダ東部シャルルボワで開かれた先進7カ国(G7)首脳会議(サミット)は9日午前(日本時間9日夜)、2日目の日程に入った。初日の経済討議で米輸入制限への批判が噴出した貿易を巡って首脳宣言がまとまる方向となった。政治討議は北朝鮮に非核化を求める方針で一致した。9日は気候変動などを議論し閉幕する。

 西村康稔官房副長官は9日朝の首脳による協議を経て「貿易に関する首脳宣言がまとまる方向だ」と述べた。

 経済討議では米国が3月に決定した鉄鋼やアルミニウムの関税引き上げによる、輸入制限に批判が集中した。

(共同通信)

又聞きの話を基に、次々とストーリーを展開する記事が1面トップから2面にかけて大々的に報じられた。

2018-06-10 | 朝米会談の成功のために
奇怪な報道に注意


奇怪な「報道」である。又聞きの話を基に、次々とストーリーを展開する記事が1面トップから2面にかけて大々的に報じられた。朝日新聞5月30日付春夏秋冬

▼記事は、「脱北した元党幹部が、北朝鮮国内の人物から聞いた」という記録映画を異例の映像だと強調しながら、その内容を紹介している。これにとどまらず、「動揺抑える狙いか」「引き締め図る」などと、朝鮮を誹謗中傷する解説まで加えている。まさに意図的なねつ造、でっちあげの記事である

▼朝鮮に対する悪意に満ちた報道が氾濫している日本社会。千葉初中では朝鮮新報を「教材」にして日頃からの学習に力を入れ、物事を正しく見るための目を養ってきた。第3回北南首脳会談が行われた4月27日には、同校の中2の生徒たちが国語の時間に「歴史的瞬間」というタイトルでそれぞれ詩を作った。背景には統一された朝鮮半島や握手する北南首脳の手などの絵も描いた。同校の金有燮校長は、民族の苦い歴史と分断の苦痛を知ってこそ北南首脳会談の喜びを全民族と共有できるとしながら、生徒たちの作品を見ても生徒たちがそれをよく理解しているようだと胸を張る

▼冒頭の記事を書いた記者は、根拠のない虚偽の記事をよく書くことで知られている。5月中旬にも問題を起こし、朝日新聞は南朝鮮の青瓦台(大統領府)の出入り禁止処分を受けた。そんな記者を処分もせずに、謀略報道が垂れ流されているのが現状だ。(進)