12日に朝米首脳会談開催 トランプ氏が表明
2018/06/02 04:37
2018/06/02 04:37
【ワシントン聯合ニュース】トランプ米大統領は1日午後(日本時間2日未明)、ホワイトハウスで北朝鮮の金英哲(キム・ヨンチョル)党副委員長兼統一戦線部長と会談した後、記者団に対し、12日にシンガポールで金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)と会談すると明言した。
トランプ大統領(左)と金委員長(コラージュ)=(聯合ニュース)
トランプ氏は「12日に金委員長と会う」として、「この日の会談で『ビックディール』があると思う」と述べ、会談への期待を示した。その上で、会談で「(朝鮮戦争の)終戦宣言が出る可能性もある」と強調した。
金英哲氏が手渡した金正恩氏の親書については、「まだ読んでいない」としながらも、「非常に良く興味深かった」と説明した。
また、「北朝鮮は非核化を望んでいる。金正恩氏は非核化に専念していると信じる」と述べた。北朝鮮にこれ以上「最大限の圧力」という表現を使うことを望まないとの意向を表明。北朝鮮への制裁を解除できる日が来ることを期待していると強調した。首脳会談の進行中に新たな制裁もないと明言した。
両氏は約80分間会談した。北朝鮮の高官のホワイトハウス訪問は2000年の趙明禄(チョ・ミョンロク)国防委員会第1副委員長(当時)以来、18年ぶり。