羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

魚類の浮袋

2008年04月28日 10時13分17秒 | Weblog
 今回、はじめて味わった‘ヨガの逆立ち’のお話。
 とにかく逆さまになってしまってからも、まっすぐな軸をからだのなかに実感するのに、呼吸が誘導していてくれることをはっきりと掴むことが出来たのであります!

「そんなこと今頃になって気づいたの?」
 やってはいたのだが、明確に意識化できたということ。
 それは息を吐くときに、からだの軸が鮮明に実感できるということだった。
 何回か吐くときに軸を感じていると、その結果として‘吸う息’の道が、からだのなかに出来てくることだった。そして踵までは行かないが、骨盤底にスーッとつながる道だった。

 まだまだ確率は低いが、かなりの実感としてつかめるところまで、行き着いたような気がしている。
 
「衆人は咽喉で、哲人は背骨で、真人は踵で」とかかれたものを読んだことがあるが、ヨガの逆立ちで‘骨盤底’で、というのは、何人になるのだろう?
 決して力まず、からだの内側の圧力変化感で、バランスを感じ取るという言葉に置き換えられるのだった。

 この方向で探っていきたいと思っている。
 ヒトの呼吸(肺)は、魚類の‘浮袋’につながっている実感かもしれない。
 からだの内側、胸郭という閉鎖系ゆえに可能な‘外気圧’と‘内気圧’の微妙なる調整能力による‘呼吸’の不思議なる世界だ。
 そのことで古から言われている‘丹田が、明確になっていく実感でもあるのかも。
コメント (4)
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