昨日、朝日カルチャーセンター土曜日クラスのレッスンだった。
気候が定まらないので、出かけるまでに、時間がかかってしまった。
何を着て行ったらよいのか、迷ってしまったから。
で、いつもより少しだけ遅くカルチャーセンターに到着した。
「羽鳥先生、『マッサージから始める野口体操』を、10冊も買ってくださったんですよ」
福担当のMさんが駆け寄って、報告してくださった。
「待っていらしたんですけれど、お見えにならないから……」
そこで、ロビーの入り口が見える場所に陣取って、お茶をいただきながらお待ちしていた。
実は、野口三千三先生は1時間前には、現地に到着する習慣をお持ちだった。私も自然にその習慣が身について、いつもは早めに着くように時間を測っている。
しかし、昨日に限って、先に書いた理由から家を出るのが遅くなってしまった。
待つこと20分ほど、3時少し前に戻っていらした。
「ありがとうございます」
二言三言、言葉を交わした。
「いい、本ですよ。明日は地方の支部に土産でもって行くんです」
あっちこっちに配って下さるという。
有難いことこの上ない。
以前も『アーカイブス野口体操』を教科書として使ってくださった。
実際のところ、他のものを認めるということは、なかなか出来ない。
「このことだけでも本を書いた甲斐があったというもの」
一人でもわかってくださる方がいて、その方とじかに接することができるということ。
同じ時間を生きていることの実感を持つことができることこそ‘生き甲斐’だと思う。
その上、その方がその道の達人なのだから、嬉しさも一入である。
ところで、和歌や俳諧や茶道といった伝統文化の世界には、‘宗匠’と呼ばれる方がおられる。
身体系の世界では、そういった呼びか方はしないけれど、はじめてお目にかかったときの印象が「宗匠」とお呼びするに相応しい方とお見受けした。
それ以来、ずっとそう呼ばせていただいている。
他のものを認めるだけの器量の大きさをお持ちの方なのだ。
いいものはいいとおっしゃれる確たるものをお持ちなのだ。
今、そうお呼びするのは、この方だけである。
「宗匠」
お呼びするとき、私自身、気持ちがいい。
太極拳の名手であられる。
気候が定まらないので、出かけるまでに、時間がかかってしまった。
何を着て行ったらよいのか、迷ってしまったから。
で、いつもより少しだけ遅くカルチャーセンターに到着した。
「羽鳥先生、『マッサージから始める野口体操』を、10冊も買ってくださったんですよ」
福担当のMさんが駆け寄って、報告してくださった。
「待っていらしたんですけれど、お見えにならないから……」
そこで、ロビーの入り口が見える場所に陣取って、お茶をいただきながらお待ちしていた。
実は、野口三千三先生は1時間前には、現地に到着する習慣をお持ちだった。私も自然にその習慣が身について、いつもは早めに着くように時間を測っている。
しかし、昨日に限って、先に書いた理由から家を出るのが遅くなってしまった。
待つこと20分ほど、3時少し前に戻っていらした。
「ありがとうございます」
二言三言、言葉を交わした。
「いい、本ですよ。明日は地方の支部に土産でもって行くんです」
あっちこっちに配って下さるという。
有難いことこの上ない。
以前も『アーカイブス野口体操』を教科書として使ってくださった。
実際のところ、他のものを認めるということは、なかなか出来ない。
「このことだけでも本を書いた甲斐があったというもの」
一人でもわかってくださる方がいて、その方とじかに接することができるということ。
同じ時間を生きていることの実感を持つことができることこそ‘生き甲斐’だと思う。
その上、その方がその道の達人なのだから、嬉しさも一入である。
ところで、和歌や俳諧や茶道といった伝統文化の世界には、‘宗匠’と呼ばれる方がおられる。
身体系の世界では、そういった呼びか方はしないけれど、はじめてお目にかかったときの印象が「宗匠」とお呼びするに相応しい方とお見受けした。
それ以来、ずっとそう呼ばせていただいている。
他のものを認めるだけの器量の大きさをお持ちの方なのだ。
いいものはいいとおっしゃれる確たるものをお持ちなのだ。
今、そうお呼びするのは、この方だけである。
「宗匠」
お呼びするとき、私自身、気持ちがいい。
太極拳の名手であられる。