羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

酒をわたる風

2008年04月29日 07時33分17秒 | Weblog
 耳鼻咽喉科の待合室で、読んでいる本がある。
 永六輔著『終 OWARI』朝日新聞社1996年刊である。
 読みながら頷いたり、にやっと笑ったり、時には声をたてて笑いたいところをおさえたりしている。

 あるときメモ帳をもっていることに気づいて、言葉を記してきたことがある。
 お酒は一滴もだめな自分には、グッとくる言葉だった。

「その土地の酒は、その土地の文化だ。水と米と杜氏の仕事を味わうのが客としての礼儀だ。酒が呑めないのなら杯を口元に持って、酒をわたってくる風を呑め」

 気がつかなかった。
 しかし、旅に出ることも少ない私、土地の酒をすすめられたことはない。
 でも、そのうちに酒をわたる風の香りを味わってみよう。
 GWの連休が始まった。
コメント
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