羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

干支の縁起置物のこと

2006年12月23日 16時50分33秒 | Weblog
 昨日、渋谷の東急本店で、福島保さんとお目にかかった。
 1・2ヶ月前にお願いしてあった「干支の縁起置物」を取りに伺った。
 来年が年男の方に、数年来、お世話になりっぱなしだったので、丁度よい機会だと思い、プレゼントをつくっていただいた。

「猪突猛進」、前進あるのみの動く置物に、小さな猪の独楽をそばに置くものだった。
 2本の旗がたっていて、なんとそこには杉浦康平氏からいただいた野口体操の「ロゴマーク」が、両面に描かれていた。

 さて、形が形だったので、その方の事務所へ、その足でお届けに上がった。
 渋谷駅から品川経由で、東京駅まで山手線に乗ったのだが、はじめてのコースだった。東京駅までは、24分で到着する。羽田に行くために浜松町へは行ったことがあるが、そのまま新橋・有楽町というのは、今まで経験がなかった。
何だか変な感じがしたのだ。たとえば銀座から地下鉄で四谷乗換えをすると、方向感覚が、一瞬、おかしくなる。それに似ていて、途中から東海道線と並行して東京駅に入っていく感覚がしっくりとはつかめなかった。
 新宿方面から中央線で東京駅に行くのがいつものコースだったので、その感覚がからだに染み込んでいることに気づかされた。一度刷り込まれた身体感覚というのは恐ろしいと思った次第。

 昼下がりの山手線は、五反田を過ぎると、滅法、乗客が減っていく。師走だというのに、のんびりした雰囲気が車内に漂って、椅子に腰をかけながら気がつくと足を組んでいたのだ。半数くらいの人が傘をもっている。なぜか携帯電話を使っている人が少なかった。こんな情景は久しぶりなのだ。

 東京駅に降り立ってからも、なんとなく人が少ない感じがした。
 年内にお届けができてよかったと胸をなでおろした。
 正月のお飾りに加えていただけたら、嬉しいのは、私だけでなく作家の福島さんの思いでもある。
「次の年男のときは、還暦だものね。たぶん?」と電車に乗りながら呟いた。
「12年後、私はいつくになるの?」と思ったが、計算しないことにした。

 しかし、なんとなく年末のこうした区切りは、嫌いではない。
 今日は、年賀状書きを終えて、投函してきた。
 いよいよ、26日の朝日カルチャーのレッスンで、泣いても笑っても2006年は暮れていく。
 因みに、27日まで作品展はやっています。毎日、福島さんは会場におられます。

 江戸独楽作家 福島保作品展
 会期:12月27日(水)まで。11時から19時(最終日は17時閉場)
 会場:渋谷・東急本店8階ギャラリー
 
コメント (2)
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