羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

食彩の王国

2006年12月03日 11時41分53秒 | Weblog
 毎週土曜日の朝10時55分から11時20分、「食彩の王国」という番組をテレビ朝日が放送している。
 タイミングが合うと、なんとなく見続けてしまう。
 見終わったとき、心が温かくなって、元気が出る。
 一日、一テーマ。
 ある食材がどのような経緯でうまれ、育てられ、食卓に上るのかが、丁寧な取材と肌理細やかなストーリーで語られていく。見ているうちにその食材への限りない愛情が育っていく。ナレーションは、確か薬師丸さんだったと思う。甘すぎずかといってぶっきら棒でもなく、美声ではないがいい声なのだ。
 なにより、見終わったときに幸せなのだ。

 これに限らず、なんとなく料理番組を見るのは好きだ。不思議なことに、好きだからといって、それをつくってみるかというそうでもない。特にお菓子つくりなどは、見ていて楽しいが、それをつくって食べないと気がすまないというわけではない。見ているだけで満たされていく。

 テレビ放送では、食をテーマにした番組は多い。が、この「食彩の王国」は飛びぬけて、好きな番組だ。
 つくる姿勢がいいのかなぁ。

 野口体操のDVDは、このような味のある香りのある見る人に「幸せ感」を呼び覚ますような、見終わったときにはればれするような、つくり方でやってみたいと見ながら思ってしまう。

 深いけれど理屈っぽくない。さらりとしているけれど、ぬくもりがある。必要な情報はしっかり盛り込まれている。食材へのこだわりが、気障(キザ)でない。
 挙げたら切がないのだけれど、野口体操をこんな風に表してみたいとおもっている。

 最後のクレジットに「テレビマンユニオン」という文字を見つけて、なるほど・さすがと思った。
コメント (2)
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