二十日市市内を通る、西国街道沿いに歩を進めてみよう。
この街も海岸沿いを広く埋め立てて、土地を確保しているので、西国街道は意外に山側寄(北)りに位置している。
めずらしい容貌の狛犬が迎えてくれるのが天満宮。
どう見ても中国風であるが、なんともユーモラスである。
狛犬は一対で一人前?こちらも中々の男前である。
昨今の中国は、箸にも棒にもかからない品の無い国に思えるが、伝統文化だけは一見の価値あり。
天満宮の向拝も見逃さないで…
唐破風に“兎毛通”を配し、その奥側に“笈型”、その下に“蛙股”を配すると云う凝り様。
神仏習合の名残か、天満宮と軒を連ねて正覚院があり、二軒の下に天狗の下駄が飾られている。
三鬼権現が祀られているのだろうか?
そして更にその奥、本当に見落としかねない処に十王堂がある。
中に祀られた寄木造りの十王(九王)たち、仏像愛好家必見!是非お立ち寄りください。
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