もっちゃんの探歩三昧

歴史探訪や仏像鑑賞、友人との交友をタイムリーに投稿します

御許山仏通寺Ⅲ

2014年10月28日 | Weblog

仏通寺境内にもさまざまな仏たちがおわします。

 

 必ず自分似の像が見つかるといわれる五百羅漢たち。

 

 さすがに厳しい修行が伝わる禅宗寺院の像達、山中にあっても座禅瞑想の姿勢を崩さない。

 

 悩める衆生を冥界から救ってくださる六地蔵達。
 台座には「有縁、無縁、乃至、法界、平等、利益」と刻まれている。
 「自分の修行がすべての人に、平等にご利益がもたらされますよに…」の意味。

 

 訪問当日(10月25日)お座りになった、寄木造りの達磨大師。

 

 昔から弘法脇でにらみを利かせていた達磨大師の肖像。

 

 五条塀に影を映す紅葉、本格的な紅葉までもう少し。

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御許山仏通寺Ⅱ

2014年10月27日 | Weblog

このお寺は青年時代に会社の研修で、座禅に取り組んだことがある。
境内を散策するうちに、当時の記憶がまざまざと甦ってきた。

 

  はぜ科の木々は少し紅葉の兆し、今年の色付きはどうだろうか?

 

 仏通寺川の清流はどこまでも清冽と言いたいところだが、上流工事の影響で少し濁っている。

 

 巨蟒橋を渡れば法堂や弘法等が並ぶ境内である。

 

和・唐様折中法堂、境内は左右に広く横長の為、堂塔が縦一直線に並ぶ禅宗様の伽藍配置ではない。

 

 綺麗に帚目の入った枯山水、手前の石は三尊石か?

 

 川を挟んだ向かい側の山に開山堂(向かって右)と重文の地蔵堂が配置されている。

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御許山仏通寺

2014年10月26日 | Weblog

臨済宗仏通寺派大本山で応永4年の開山、往時は京都五山の別格上位の南禅寺と並び称された。
山内に88の塔頭と3000の末寺を有したらしい。

 

 最寄のJR本郷駅から歩く事1時間強、仏通寺へ分け入る分岐点に差し掛かる。
 この付近の道路が拡幅されて昔の面影はないが、何の趣も感じられない標識は如何なものか?

 

道筋で見掛けた優雅な建物、茶室なのかな? 個人のお宅の庭に何気なく置かれていた。

 

 更に奥に向かうと丁石が現れた。此処まで来ると少し山寺への雰囲気が感じられる。

 

 周囲の山々も少し色づいて来た。本格的な紅葉は2週間後位だろう。

 

 参詣道に並行している流れは「仏通寺川」である。
 途中結構な大きさの魚影が見られたがヤマメだろうか?

 

 歩く事1時間40分やっと到着、荘厳な雰囲気が漂う。

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黄檗山萬福寺Ⅲ

2014年10月10日 | Weblog

建て物形式や伽藍配置は禅宗様式そのものだったが…

 

 本堂正面左右に配された窓は、お馴染みの華頭窓ではなく、“丸に十の字窓”?となっている。
 材木はすべてチーク材だとか…

 

 御本尊は三尊形式でもちろん中央は釈迦如来。

 

 脇侍は釈迦三尊定番の右:文殊菩薩、左:普賢菩薩ではなく
 向かって右は釈迦十大弟子の迦葉尊者(かしょうそんじゃ)。

 

 向かって左は阿難尊者(あーなんそんじゃ)である。

 

 地獄の六道への案内はご覧の石像、よだれ掛けをしているから地蔵さんか?
 今話題をさらっている、ユルキャラのようだ。

 

 私の出身地浜松の友達のお寺も、萬福寺の末寺だと掲示されていた。

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黄檗山萬福寺Ⅱ

2014年10月09日 | Weblog

天王殿で布袋様(弥勒菩薩)をお守りするのが四天王。
此処萬福寺の仏様はどれもとても優しいお顔をしています。
普通四天王なんて憤怒の形相をしているものですがが、御覧のとおりです。

 

 東の守りは“持国天”です。

 

 続いて南を守る“増長天”です。

 

 西を守る“広目天”です。

 

 そして最も厳めしい筈、北の守り“多聞天”です。

 

 そして萬福寺のおおらかさ極まれりの“魚板”、日本一の大きさとか…
 時や食事を知らせる時に打ち鳴らすものです。

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黄檗山萬福寺

2014年10月07日 | Weblog

中国から隠元禅師が伝えた、禅宗三派のうちの一派である。
中国にある本山と同じ山号寺名のお寺で、伽藍配置や建物が唐様そのもの。

 

 雄大な三門と高い松樹はちょっと南禅寺に雰囲気が似ている。

 

 三門に続く天王門の中央には、でーんと布袋様が控えている。
 黄檗宗の教えでは布袋様=弥勒菩薩とのことで、仏教の行く末を見守ってくれている。

 

 布袋様の背中あわせには韋駄天が控える。
 苦しむ信者があれば、その韋駄天で即座に駆け付け救済してくれる。頼もしい限り。

 

 三門⇒天王殿⇒大雄宝殿(本堂)⇒法堂が一直線上に並ぶ、禅宗様式そのもの伽藍配置。
 建物の周囲を回廊で繋ぎ、左右対称の造りも中国風を忠実に踏襲。

 

 本堂内は瓦敷で、お経はすべて中国語で唱えられる。
 開基の隠元禅師は、隠元豆を日本にもたらした事も有名。

 

法堂前は石を四半敷に並べ、敷き詰めた砂利には綺麗に帚目が通っている。

禅宗の倣いとして厳しい修行が続くが、我々を案内してくれた僧侶は、布袋さん似のやさしい方であった。

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お上りさんの宇治 三室戸寺

2014年10月06日 | Weblog

西国十番札所の三室戸寺、花の無い時期に華のお寺を訪ねるとはなんと云う皮肉。

 

 

 人影が疎らで落ち着いてお参りが出来るのはうれしい。

 

 本堂の奥、木立に隠れるように立つ三重塔、前回訪問時にはあることに気付かなかった。

 

 石と植え込みと砂で造られたお庭。石庭と言うのかな?

 

 池泉回遊庭園も設えてある。紅葉時期は見ごたえ有るかな?

 

 池の傍に僅かに花が咲いていたが…

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お上りさんの宇治 平等院

2014年10月04日 | Weblog

お化粧直しの終わった宇治の平等院を訪ねる。20年ぶりかな?

 

 門前の茶屋で腹ごしらえ、本当は普茶料理が食べたかったなぁ
 でも腹を切ったオイラにはこの程度のものが適当。

 

 綺麗に化粧直しされているが意外に地味な印象。
 藤原一族の栄華の一端だと思うが、平等院とはなんとも皮肉な名前。

 

 普通はタブーとされる仏様の撮影だが、此処ではま正面から堂々と…罰が当たるかな?
 藤原頼通になった気分で、西方浄土での安らぎを願う。

 

 人出の多さもあるが、意外と建物の全容を納めるのが難しい。
 広角レンズが必要なのか。

 

 名前の由来でもある金の鳳凰、相当不気味なお顔でありますな。

 

去り際に別の角度から狙って見たが…

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お上りさんの京都 醍醐寺

2014年10月03日 | Weblog

何度尋ねても親しみの湧かないのが此処醍醐寺。豊臣秀吉嫌いではないのだけど…

 

やたら広大な敷地を自慢するけど、折角の文化財を大切にしているとは思われない。
この日も門前に市が開かれていたが、お祭につきものの屋台店ばかりが軒を連ねる。

 

 

 再建された唐門だが…

 

三宝院のお庭が売りなので仕方ないが、仁王門付近は人もまばらだ。

 

 三宝院の建物やお庭は撮影禁止にする程過保護にしているが、仁王様は鉄棒で支えられている。
 これでは虐待ではないのか?

 

 へそ曲がり名オイラは三宝院はそっちのけで金堂を拝観。

 

 五重塔も美しいのだが、お寺全体の印象が良くないのでどうしても斜に見てしまう。
 それほど気に入らないなら、訪ねなければよさそうなものだけどね。

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お上りさんの京都 勧修寺

2014年10月02日 | Weblog

醍醐天皇の手になる門跡寺院らしいが、これと言って特徴が無く、それでいてちょっと気になる風情。

 

 変哲の無い前庭だが、ちょっと気になる風情。

 

 山門を潜ってもこの通りだが、さりげなく後方の山を借景にとりこんでいるのがgood!
 山科と言う場所柄のせいか、奈良の趣もある感じ。

 

 少しごちゃついているが、建物が自然に溶け込んでいる。

 

 このお寺は終始一貫この調子なのです。

 

 様になる建物は、この観音堂だけです。

 

 池にはコイとカモが仲良く戯れている。
 鯉(広島カープ)がどのチームのカモになる?

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