階段道が長い事から、難所の一つに数えられている“長命寺”に登った。
バスを降りると目前に、この光景が現れる。「本堂まで808段」
何程の事やあらん?
808段の中ほどに奇妙な格好の、門あるいは鳥居?
説明版が無いのでよく判らないが、それより手前の石段を見て!このガタガタぶりは半端じゃないです。
駐車場からの参詣道と合流した後は、石段も整備されているし、手すりも設置されている。
境内入り口にある門も変わっていて、正面から見ると“冠木門”だが、裏から見ると高麗門風だ。
門の形が、何処までも風変わりなお寺である。
此処までの旅で紅葉の素晴らしさは満喫した。
このような中途半端な色付きに興味を感ずる。人間とは何処まで我儘なのだろう。
本堂裏に異様な石があった。命名は“六処権現影向石(ろくしょごんげんようこうせき)”となっている。
解説には「当山開闢(かいびゃく)武内宿禰が祀る」となっている。
武内宿禰(たけのうちのすくね)は三百歳の長寿をまっとうした男だ、さもありなん。したがって長命寺なのかな?
武内宿禰が眺めた琵琶湖を眼下にして考えた。あの門とも鳥居とも見えるのは何?
武内宿禰と神功皇后の子供が応神天皇という話もあるようですが…