ダムが一つもない清流として全国に名を成した、長良川に沿いに運行される長良川鉄道。
JR高山本線の美濃太田駅が起点。
やがて車両全面が満艦飾ともいえる、派手なペイントの列車が入線してきた。
車内もこの通り賑やかだこと。
シートの背もたれ(布製)部分も染め上げる徹底ぶり・・・
実際この「チャギントン」なる名称を、オイラはこの時まで知らなかった。
調べて見たら、イギリス制作のテレビアニメのことらしい。
広島や岡山の路面電車でも、チャギントン列車は運行されているようだ。
窓ガラスにもペイントが施され、落ち着かないことこの上ない。
美濃太田駅⇔北濃間32駅を2時間10分程度で結んでいる。
驚いたことに、オイラが乗車した便はトイレが設置されていなかった。
心配していたら案の定、一人の乗客が我慢できず、関駅で一旦下車して用を済ませる始末。
この間列車は、停車時間を延長して対応していた。
通常の列車は落ち着いた、あずき色のこの車両。
女転轍手の腕前拝見と注視していたのだが・・・
連結することなく乗客は一旦下車して、オイラが乗っている前の列車に乗り換えていた。
でも少しおかしいのでは?
この場所で停車の合図なら、白旗の後赤旗を掲げるのではないかな?
今回は全国的に大雪警報が出ていたため北濃までの乗車を諦め、途中で引き返す。
帰途目の当たりにした、雪煙が吹き荒れる伊吹山の雄姿。
熊襲退治の英雄:ヤマトタケルの命を奪った恐ろしい山が蘇ったか・・・
これが長良川鉄道オリジナルの鉄印だそうだが、なんとも貧弱。
これでは鉄印(朱印)ではなく、絵手紙じゃないか。