静岡県の出身といっても、オイラは西部の浜松市生まれ、中部に位置する静岡市を観光で訪ねるのは、極稀なことです。
静岡駅構内の案内所で教えられた通り歩くと、15分ほどで駿府城巽櫓が見えてきた。
巽櫓⇒辰巳櫓の方がピンとくるのだが、どうでしょうか。
東御門は再建間もないのでしょう、白漆喰が真新しいようです。
今川氏の館跡を徳川家康が入府し、ご城郭に代えた駿府城内堀です。
堀に沿った石垣、白壁、植栽がバランスよく配されて美しいながめです。
東御門は完全に櫓に取り込まれていて、防御性は高そうです。
東御門を潜った虎口に配された「タコ石」。
切り込み接ぎに埋もれて目立たないが、結構な大きさです。
東御門を内側から見ると、頑丈な野物材で櫓を支えているのがわかります。
人影との対比で、その規模がわかりますね。
ごちゃごちゃしていて、分かり難い縄張り図、見る人の立場に立って作ってほしいものです。
たくさん描かれている〇印は何を現わしているのでしょう。
これがなければもう少し見易くなったでしょうに・・・
二の丸堀と本丸堀を結ぶ、二の丸水路が残されています。
野面積が築城時の雰囲気を醸しだしています。
本丸跡は無残にも、発掘調査で掘り返した土置き場になっていました。
やることがガサツすぎます。がっかりです。
もっと史跡の保存には繊細な心遣いが必要ではないでしょうか。
本丸跡はただいま掘削して調査中らしいです。
ちょっと失望したまま、西門橋を渡って駿府城を後にしました。
こちらは坤櫓⇒未申櫓の方が分かりやすいですね。