重伝建保存地区は景観維持に一苦労だろう。
明治時代に確立された日本の郵便事業、今は民営化されて四苦八苦の状態。
郵便事業が開始された当初の郵便ポスト、現在も現役続行中。
左側のお宅は令和に入ってから新築されたそうだが、古民家そのものの外観を装う。
それに比べて右側の家は、全く無頓着に建てられた。(エアコン室外機もむき出し)
国重要文化財の「高麗鐘(朝鮮鐘)」を写したつもりだが、二人の美魔女が映り込んでいた。
鐘そのものも閻魔様に見えるから不思議だね。
四国は愛媛の菊間産の壮大な鬼瓦だが、玉眼が嵌め込んであるのは珍しい。
お昼を頂いたお店の入り口に、この「とんち絵」が…
「かまわん はいれ」と読むのですよ!
お店の奥に入ったところは突如、映画の街青梅市の雰囲気になっていた。
中村錦之助(萬屋錦之助)と中村嘉津雄の兄弟が競演している。
チャンバラばかり制作していた東映の芸術作品。
日活の救世主、石原裕次郎は活劇物ばかりに出ていたイメージだが、文芸作品にも佳作がある。
この映画はオイラが高校生の時、羽田空港でロケしており、たまたま出くわした記憶がある。
松竹時代劇の看板スター高田浩吉は歌もとてもうまかった。
高田美和のお父さんの方が、通りが良いかな。
お富を演じた嵯峨美智子も若い頃から妖艶で、母:山田五十鈴に似ない綺麗な顔立ちが印象深い。
時代劇の東映は日の出の勢いだった。
悪役で存在感のあった月形龍之介の黄門様、東千代乃介と大川橋蔵の、助さん・格さんとは、まるでオールスターキャストだね。
大映の看板女優は、ミス日本の山本富士子だったね。
日本一の二枚目市川雷蔵や悪名の勝新太郎も大映だった。
昭和時代の映画界は「五社協定」なる、悪の協定が結ばれており、会社を越えたスターたちの競演が禁止されていた映画の暗黒時代、それでも映画館はいつも満員だったね。
日本最初のウイスキーで有名な酒造会社も健在、自社の看板に「高級清酒」とは、ちょっと感覚がおかしいのではないか。
品定めは愛飲家(お客)が決めるものではないのかな。
最後にもう一度、古都「たけはら」の佇まいをもう一度。