もっちゃんの探歩三昧

歴史探訪や仏像鑑賞、友人との交友をタイムリーに投稿します

佐木島

2013年06月10日 | 歴史探歩

今やトライアスロン競技で有名になった佐木島ですが、今もかんきつ類が大切に育てられている美しい島です。

 

島唯一のお寺、真言宗安楽寺から眺める佐木港方面。
この山門は、三原城の御成り御門を移築したものです。

 

 広島県一の“うばめ樫”の大木が、周囲僅か20キロ足らずの佐木島にあるのです。
 名前の由来は色々言われますが、この樹皮を見れば答えは分かるでしょう?

 

 御多分にもれず、この島も人口減が悩みの種ですが、この石垣も個人のお宅のものだそうです。
 兎に角、島内全域綺麗に清掃されており、島民の皆さんの心意気が感じられます。

 

 

 人呼んで“和霊石地蔵”、満潮時は顔まで水没しますが、干潮時は像正面にまわってお参りが出来ます。
 水面下に見える敷石部分が、水面上に姿を現すのです。

 

こんなに広い石段を持つ、恵美須神社もあります。
此処も綺麗に、掃き清められているでしょう。

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教王護国寺

2013年06月08日 | Weblog

高野山を参詣し、奥駆修験道の吉野を廻ったあと、京都の東寺にお参りする。

 

 京都のランドマークとも云うべき五重塔、その巨大さにただ驚くばかり。
 その全容はフレームに納まりきらない。

 

 塔内には真言密教の教義である、曼荼羅が構成されているらしい。

 

 四国遍路の絞めを弘法大師所縁の当寺で終えた。

 

  托鉢僧さながら経を唱えながら塀の内側を一回り。
   これで自分なりに納得して納経を終えた。

 

 この案内は余計な御世話ではないのかな?

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吉野Ⅱ

2013年06月07日 | 歴史探歩

私達は吉野奥千本から大峰奥駆道方面に分け入った後、吉野に戻ってきました。

 

 後醍醐天皇が足利尊氏に追われ、仮宮を置いたのが此処吉野。
 現在は吉水神社が置かれ、狭い敷地には荒れた石組の庭が置かれています。

 

 何時の日か京に戻る日を夢見て望まれたた場所からは、金峯山寺の蔵王堂が目の前に…
 もちろん京の都を望むべくもありません。

 

 御所仮宮の跡に建てられた吉水神社には、大峰奥駆修験道の信者達が打ちつけた、札があちこちに貼るれています。
 後醍醐天皇の無念はいかばかりだったのでしょうか?

 

 吉野山上から吉野に下るケーブルカーの巻き上げ機。
 さすが昭和2年製、チェンやスプロケット等がむき出しで運行されている。
 「大丈夫かなぁ~」

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吉野

2013年06月06日 | 歴史探歩

奈良の歴史探歩はは奥明日香から更に足を延ばして吉野まで…
近鉄吉野線終点から、ケーブルに乗り継いで吉野山頂駅まで、さらに奥千本まで行けばそこには…

 



 悲劇の武将:源義経の“隠塔”がありました。立派な建物です。
『吉野山 峯の白雪踏みしめて 入りにし人の 跡ぞ恋しき』義経と静御前の別れの場です。

 

 奥千本の先は修験道のメッカ、大峰奥駆道に続いています。

 

 ちょっぴり先へ進んで見たい気もしますが、さすがに無信心の人間には無理でしょう。

 

  こちらはかの有名な西行法師の庵に続く道。
 登って下っての険しい道ですが、多くの人が行きかうとみえて、良く整備されています。

 

 西行が命を繋いだ名水“苔清水”今も昏々と湧きでています。

 

 後醍醐天皇が南朝を置いた吉野を俯瞰する。
 痩せた狭い尾根筋に、へばりつくように建物が並んでいる。
 新緑:緑滴る吉野も一見の価値あり!

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奈良:山の辺の道から

2013年06月05日 | 歴史探歩

四国遍路の御礼詣りの高野山から一転して、万葉のロマン一杯の奈良を散策。

 

 万葉人が現れてもおかしくない、それはそれは長閑な道をひたすら歩きます。
 

 

 路傍の石仏も、何かを語りかけてくるようです。
 時間が停まってしまったような初夏の街道歩きです。

 

 その気になれば、食べ物も豊富です。美味しいのかな?
 他に桑の実やグミも、手の届くところにありました。

 

 ちょっと厳しい登りの道も、天皇御幸の道と聞けば、なんと云うことはありません。
 あの持統天皇はこの道を31回も往復して、吉野詣でをされたようです。

 

 渡来人と思しき石造もありました。

 

 緑滴る!奥明日香から吉野に到る参詣道です。
 この日は土曜日(6/1)でしたが、他に歩いている人は見掛けませんでした。
 観光地奈良にもこのような場所があるのです。

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高野山

2013年06月04日 | 歴史探歩

四度にわたる四国遍路の締めくくりとして、最後の高野山を訪ねる。
これまで三度と異なり、新緑の季節に訪れるのは初めて、新鮮な気分。

 

 まずは荘厳な参道から、奥の院方向に向ってゆっくり歩を進めて行く。

 

 奥の院でも入り口付近は新しく建てられた、企業関連の巨大な墓所が多い。
 これは有名な足袋会社の物。

 

 信仰ではライバルと目される浄土真宗の開祖、見真上人(親鸞)の墓もある。
 来る者は拒まず、懐の広い真言宗の面目躍如。

 

 安芸42万石、浅野家墓所もメインストリートに堂々と…

 

 『ありがたや 高野の山の 岩陰に 大師は未だ おわしますなり』 入り口から、遥かな大師廟方向を望む。
 最後のお参りと心に決めて、般若心経を三度、鬼の目にも涙でありました。

 

 無縁仏も手厚く葬られています。

 

 “剃髪に墨染めの衣”真言密教の聖地で、絵になる一枚を納めました。
 高野山金剛峯寺に於いて…

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