もっちゃんの探歩三昧

歴史探訪や仏像鑑賞、友人との交友をタイムリーに投稿します

貴船神社

2014年12月31日 | 歴史探歩

鞍馬寺の奥の院を更に進むと、やがて貴船にたどり着く。

 

貴船に向かう山道は相当急な降り勾配となるが、頑丈な鉄パイプの手摺が架設されているので安心。

 

 鞍馬寺奥の院から慎重に降っても30分で貴船に着く。
 貴船側登り口には冠木門が設けられており、登山用の杖も完備されている。

 

 水の神が祀られているので、結婚相手を選ぶ「水占い」や、雨乞いも行われたようだ。
 この黒白の馬は ①雨を望む時は黒馬を拝み ②晴天を望む時は白馬を拝む。

 

 こちらも船の形をした石が祀られている。
  神社の脇を流れる貴船川では、納涼川床が賑わうがこの繁栄も願うのだろう。

 

 船型石=玉依姫命の黄船(貴船)を小石で囲んでいる。
  玉依姫命は水に関わることに御利益がある神様なので、大切に祀られている。

 

 帰りは貴船川沿いにある降り勾配の道を約2キロ、車に注意しながら貴船口まで…

 

 着いた! 公衆電話がなんともめずらしい感じ、オイラの到着を待っていたかのように電車が入ってきた。

 今年も「もっちゃんの探歩三昧」にお付き合いいただきましてありがとうございました。
   皆さん良いお年をお
迎えください!

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鞍馬寺Ⅳ

2014年12月30日 | 歴史探歩

鞍馬寺金堂の左側から奥の院への階段が始まる。
奥の院を経由して貴船神社へ向かうハイキングコースの始まり。

 

 雨に濡れた階段道を用意してきた杖に縋ってゆっくりと登り始める。

 


 程なく義経息つぎの水場が現れる。柄杓があるが今日は遠慮しておこう。

 

 続いて義経背比べ石が…柱の傷ではなく石で背丈を計った。

 

 巨木が周りを取囲んでおり、説明書きにも「鬱蒼とした樹林の中にある木の根道」とあるが、頂上に近いためか空が抜けており、意外に明るい。

 

 木の根道から少し下ったところにひっそりと佇む不動堂。

 

 不動堂の脇にある義経堂、後世に建てられたものであろう。

 

 一番奥まった位置にある魔王殿を参拝して鞍馬寺に別れを告げる。
 岩場の下りは手摺を頼りに降って行く、先には貴船神社が待っている筈である。

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鞍馬寺Ⅲ

2014年12月29日 | 歴史探歩

鞍馬寺参道は動物天国か?至る所にそれらしき看板がある。

 

 おさるのトイレ案内板かと思ったが、どうもそうではなく人間用らしい?

 

 お次に控えしはウサギ用、これを見ていると登りの辛さが紛れて楽しい。

 

 殿りに登場は鹿、本当に獣害に困っているのだね。


 本堂に到る最後の急階段、京の都は俯瞰できるかな?

 

 本堂脇で出迎えてくれたのは阿吽の虎、どこまで行ってもこのお寺は野獣だね。

 

 吽の虎、心なしか元気なく見えるが、やっぱり虎は吼えないとダメか?

 

 無事本堂にお参りを済ませました。

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鞍馬寺Ⅱ

2014年12月28日 | 歴史探歩

参道を更に進むと右への分かれ道が現れ、突当りが“鬼一法眼社”である。

 

源義経に兵法を指南したと云われる鬼一法眼を祀っている。
お馴染みの天狗の団扇風の紋が描かれている。

 

 参道に戻って歩みを進めていくと、やがて由岐神社鳥居と重要文化財の拝殿が見えてくる。
 周囲は御神木と思しき巨大な樹木で囲まれおり、神々しい雰囲気。

 

 拝殿の中央に参詣する石段が設けられる独特の形式で、割拝殿と呼ばれている。
 向唐門風の唐破風があり、船底天井で左右の建物は傾斜に沿って懸造りとなっている。

 

 中央の石段正面に御神木が立ちふさがる。

 

 本殿はご覧の通りシンプルなもの、鞍馬寺の鎮守社で或る。

 

 由岐神社奥の九十九折り途中にある源義経供養塔、どこまで行っても義経。

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鞍馬寺

2014年12月27日 | Weblog

予ねて行きたいと思っていた鞍馬寺、火祭りを終えた後、冬の鞍馬はどんなものか?

 

 京阪電車で出町柳まで行き、そこから叡山電車で鞍馬へ向かう。
 出町柳駅のホームはめずらしい三角形、その先のレールは曲がって見えるが大丈夫。

 

 叡山電車鞍馬駅に掲げられている鞍馬の火祭用松明、これが実物なのかな?
 それだとしたら、広島県鞆の浦の“お手火用松明”の方が大きいが?

 

 鞍馬寺参道口にある大天狗、立派な造りで巨大さに圧倒される。
 義経の剣法指導したり、鞍馬天狗として幕末大活躍したり、当地の看板です。

 

 昨夜来に雨は上がったが、滑りやすい参道階段を慎重に一歩づつ。
 結構参詣者が多いので、山道を行く今日ばかりは少し安心。

 

 朱塗りの楼門を一礼してくぐり、山上の本殿へいざスタート。

 

 途中マンガチックな六地蔵が祀られていたので、山道の安全をお願いする。
 「鞍馬寺から貴船神社までどうかお守りください」

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京都護王神社

2014年12月26日 | Weblog

幕末の歴史に刻まれた蛤御門から京都御苑を後にした。
すると烏丸通りを挟んだ目の前にあるのが護王神社。

 

 既にこの時期から来年の干支である羊の絵馬が飾ってある。

 

 御祭神は和気清麻呂、偽の御神託により天皇位を狙った弓削道鏡の野望を砕いた立役者。
 しかし道鏡によって鹿児島へ流罪となり、この道中足を傷つけられる。
 苦しむ清麻呂を多くのイノシシが助けた故事に由来する神社。「飛翔親子猪」が祀ってある。

 

 この事から狛犬に代わって狛猪が門前を守っている。

 

 こちらが吽像である。正しいご宣託を下した宇佐八幡宮はこの事実を知っているのだろうか?

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京都御苑

2014年12月25日 | Weblog

しばし年賀状作成でお休みしていましたが、師走の京都探訪続きをどうぞ!

 

 今出川御門から御苑に入り御所を望む。夕方のせいか人通りはほとんどなし。

 

 東北角に位置する「猿ケ辻」は鬼門封じのため、角を欠いている。

 

 御所東側の築地塀、遥か先方に警備のパトカーが見えた。
 さすがに広大である。

 

 倒木となった松の幹に、桜が芽吹いて花を咲かすと云う。
 都会の真ん中とは思えない、御苑の自然は保たれているようだ。

 

 御所に正門に当たる建礼門。割と質素に作られている。

 

 蛤御門、幕末長州と幕府の戦いで有名な場所である。
 長州の英才:久坂玄瑞はここで自刃した。

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京都五山第二位 相国寺Ⅲ

2014年12月20日 | 歴史探歩

相国寺建物の細部も色々興味を引く造りになっている。

 

 方丈の壁に切られたこの障子窓も独特の形をしている。華頭窓の一種なのかな?

 

 法堂の妻側も注意深く観察する、と面白いものが見えてくる。
 入母屋破風の傾斜途中に、兎の毛通しと懸魚を合体したようなものが取り付けられている。
 さらにその左、妻降りの先端に鬼板もめずらしいのでは?

 

 宝塔(経蔵)にしては二層部分が円ではないので、めずらしいかと思ったが経蔵なら別に…

 

 浴室も庫裏同様、野物材がむき出しで、その結果白壁が際立つ。

 

 

 方丈と同じく、この門も平入りとなっている。

 

 法堂の天井に描かれている鳴龍、柏手に敏感に反応してくれた。
 実物は撮影禁止なのでやむなく、冬季公開中の看板絵を写し撮ったもの。 

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京都五山第二位 相国寺Ⅱ

2014年12月19日 | 歴史探歩

法堂内の鳴龍(蟠龍)の声を聞いてから方丈へ渡る。

 

 方丈前のお庭は白い砂利が一面に敷き詰められており、白塀際にクロマツが…
 本当にシンプルとしか表現できないが、落ち着いた雰囲気で好感が持てる。

 

 法堂と方丈を隔てる向門は、何故か妻入りではなく平入りとなっている。
 この門の形式は、向平入門とでも云うのだろうか?

 

 渡り廊下に切られた華頭窓から、方丈を望む。
 一服の名画を見ているよう、立体感が際立つ。

 

 杉の仕切戸に描かれた白象図、原在中筆と説明された。
 非常にリアルに描かれているが、足の爪はがちょっとおかしいように見えるが…

 

 続いて足利義満と夢想疎石像が祀られている開山堂を拝観。
 こちらも白砂利の敷かれた庭だが、数個の石が配置されている。
 奥に見えるのは三尊石かな?

 

 法堂前の参道脇には赤松林が拡がっている。
 落葉と赤松の樹皮が一面に敷かれたようになっていて、深山幽谷の趣である。

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京都五山第二位 相国寺

2014年12月18日 | 歴史探歩

石清水八幡宮から京都市内に戻って、街中をブラリ散歩しながら相国寺を目指す。
最近何故か足利幕府に興味が湧いてきて、相国寺へ足が向いた。

 

 境内入り口に「犬お断わり」の表示、賛成である。
 広島原爆ドーム周辺も犬のお散歩が結構多いが、お断わりに出来ないのかな?

 

 雨上がりの夕方、人通りが無く、室町期創建当時そのままの雰囲気と勝手に夢想。
 室町幕府三代将軍、足利義満が開基、勧請開山は夢想疎石である。

 

 遠くから眺めると法堂と見紛う程壮大な袴腰の鐘楼は、別名:洪音楼(こんおんろう)と言う。

 

 伽藍配置は、主要な建物が一直線上に並ぶ禅宗様式を踏襲しており、威風辺りをはらう。

 

 相国寺の看板とも言える庫裏、妻入りで大きな煙り出しが特徴的。
 白壁に野物材がくっきりと文様を浮かび上がらせ、入り口に唐破風を配している。

 

 まずは冬季特別公開中の法堂を拝観させて戴く。

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石清水八幡宮Ⅲ

2014年12月17日 | 歴史探歩

石清水八幡宮の祭神は「応神天皇」「神功皇后」そして「比大神」である。
比大神=宗像三女神なので、地元広島の厳島神社とも関連あり。

 

 南総門から回廊付きの拝殿方向を望む。
 門と拝殿向拝が正対せず斜めになっている。一説だがお参り後神様に背を向けないためとか…

 

 京都の鬼門を守るのは比叡山延暦寺と日吉大社、裏鬼門を石清水八幡宮が守っている。
 昼なお暗い境内は神秘的。

 

 本殿側から振り返って南総門を見れば、ぐっと落ち着いた趣で心が休まるようだ。
 参道が斜めに取り付けられているのがはっきりとわかる。

 

 広島からの遠来の訪問者をねぎらうように「千福」が二樽。
 いつでも現在の居住地の事を思う心がこれ程とは…

 

 境内に無数にある燈篭の修理地かな?
 継ぎ臍がはっきり見えて石工の苦労がしのばれる。

 

 石清水八幡宮これでお別れです。
 三大八幡宮は「宇佐八幡宮」「石清水八幡宮」「鶴岡八幡宮(箱崎宮)」らしいですが?

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石清水八幡宮Ⅱ

2014年12月16日 | 歴史探歩

最高気温が10度を下回るような寒い雨の日でも、参詣者は結構おられる。
もっともケーブルカーや車道もあるからで、徒歩でのお参りは数えるほどです。

 

 「夜目、遠目、笠の内」等と例えるのは失礼、参詣を済まされた佳人が階段道を降ってきました。

 

 三の鳥居前の参道に「一ツ石=お百度石」が埋め込まれています。
 でもなぜか結界の注連縄が巡らされています。どうすれば良いのでしょう?

 

 やっと南総門が見えて来ました。入母屋造、唐破風向拝付、桧皮葺の荘厳なものです。

 

 雨に煙る境内では、常夜灯が灯されていました。さすが三大八幡宮の一つですね!

 

 さぁ~お参りしましょう。予てからの念願がかないます。

 

 来年羊年の方位表が掲げられています。「三碧木星」の人は八方塞りだと占っています。

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石清水八幡宮

2014年12月15日 | 歴史探歩

予てから訪ねてみたいと思いながら、アクセスの悪さから足が向かなかったお宮。
ようやく機会が訪れたが…

 

 今回は最初から此処を目指していたが、生憎の氷雨となってしまった。
 あえてケーブルカーを無視して、一の鳥居をくぐり表参道へ足を踏み入れた。

 

 すぐに回廊に囲まれた神社が現れる。
 頓宮殿と言うらしいがお旅所である。本殿が山上にあるので此処でお参りを済ます人もあるらしい。
 もっとも現在はケーブルカーが通じているので、誰でも簡単に本殿へお参りできる。

 

 やがてつづら折れの石段道となった。段が微妙に傾斜しているので脚元注意である。

 

 参詣道の途中に一筋の滝が懸かっている。勝手に石清水と思って一拝して通り過ぎる。

 

 雨に煙る参詣道、中々の風情である。

 

 足元に気を付けながら30分程で三の鳥居に到着した。雨はやむことなく降り続く…

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トヨタ産業技術記念館

2014年12月14日 | Weblog

メーグル名古屋でひと渡り観光スポットを巡った後、此処を見学することに決めた。
名古屋駅前から徒歩10分程度の場所だが周囲は閑散としており、広大な敷地を有している。

 

 自動車館最初の展示物がこの動力ユニット、自転車にとりつけて走るものだ。
 どこかで同様のものを見た。そう!ホンダのスーパーカブだ
  残念ながらトヨダ製は日の目を見りことなくボツ。

 

 豊田初の量産車(流れ作業ではない)A4のエンブレム。豊田である。

 

 あまりにも有名、観音開きの名車トヨペットクラウン、世界一へのスタートはこの車から…

 

 高度成長期の物流を担ったトラックのエース、その名もズバリ「トヨエース」
 乗用車クラウンと二枚看板で、トヨタを世界一に導いた。

 

 スポーツカー志向の若者のハートを鷲づかみにした「セリカ」の雄姿。
 今見ても斬新なスタイルである。

 

 二人乗り自転車風四輪車、試作品で発売されていないようだ。
 つい先日日産ギャラリーで見たものに酷似している。

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名古屋もやるなぁ

2014年12月13日 | Weblog

今年二回目の名古屋、駅前の再開発が凄まじい!

 

 名古屋駅表玄関でいきなりこの光景、無残な廃虚のように見えるが…
 これが現在建設中の「大名古屋ビルヂング」
 上下に鉄骨がむき出しで、中央だけガラスやサッシが嵌まった異様な光景。

 

 こちらはJR名古屋駅ツインタワーに繋がる?新駅も工事たけなわ。
 やはり中央のガラスが最初に嵌められている。これが新工法なのかな?

 

 さてどこに行こうか思案に暮れていると、目の前をこんな奴が通っていく。
 野次馬根性丸出しで乗って見た。市内を循環するバスで名付けて「メーグル名古屋」。
  市内を循環するバスで名付けて「メーグル名古屋」。

 

  始めて訪れたのが此処「トヨタ産業技術記念館」
 世界最初の円錐型織機だと云う。

 

 のこぎり型の採光屋根と煉瓦造りが懐かしい、工場跡を改装した記念館。

 

 古い機会が化粧直しされているだけでなく、実際に機を織るから素晴らしい。

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