この博物館には東海道新幹線の運転モニターが、体験できるコーナーがあるのです。
東京駅発⇒名古屋駅着のシュミレーション設備があり、希望者は運転ができるのです。
なんでも実際に、見習い運転手が訓練に使用したものだそうで、リアルな操縦感覚が体験できます。
前回訪問時は時間切れで体験できませんでした。
今回は準備万端怠りなく、予約して順番を待ちました。
時速285キロで疾走する700系新幹線、「見習いコース(初歩)」を操縦中の筆者。
15段階ある加減速レバーを操り、指示速度をキープして走らせます。
東海道新幹線は意外にアップダウンがあり、ちょっと油断するとスピードオーバーしたり、速度が低下したり、意外に忙しく、加減速レバーを操作しなくてはなりません。
静岡駅を指定時間通りに通過中です。
富士山を横目に、わが故郷浜名湖畔を快適に疾走し、無事高層ビルが林立する名古屋駅に滑り込みました。
ATC装置で減速し、最後は手動ブレーキで、指定位置に停車出来ました。
意外にシンプルな運転席。
案内嬢の指示通りに操作して、何とか無事に走り終えました。
僅か15分の経験でしたが、手のひらにぐっしょりと汗をかきました。
これで、リニア鉄道博物館に思い残すことはありません。
立派な終了証をゲット、本当は後2段階の訓練課程が残されているのです。