もっちゃんの探歩三昧

歴史探訪や仏像鑑賞、友人との交友をタイムリーに投稿します

青龍

2011年04月30日 | 遍路

 八百長問題で、壊滅的な打撃を受けた相撲業界。少し前まではヒール役の元横綱:朝青龍が話題を独占していた。彼のシコ名は青龍寺(しょうりゅうじ):このお寺から取られたもの、アマチュア時代ここ高知県の高校で勉学にいそしんでおり、期待を一身に集めて横綱まで、のぼりつめたのだが…

 浦の内湾口の岬の突端近くにある、青龍寺にお参りするにはこの赤い橋を渡って行くのだ。後ろの伸びた岬が、今まさに海中にもぐり込もうとする青龍で、人口の赤い橋との対比が絶妙!

 この辺りは、海岸線の侵食が激しく、あたかも何頭もの青龍が海中に没するが如き光景が、連続している。

 青龍が駆け下った道に、山門が建てられている。上部から俯瞰すると転げ落ちてしまいそうな急坂である。

 

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山門(仁王門)

2011年04月28日 | 遍路

 山門の無い札所が結構ありますね? と云う声を時々耳にする。
そうですか?ほとんどの札所は山門があると思っているが…

 桜の花びらが一面に敷き詰められたような参詣道。ここは35番札所:清滝寺。喘ぎつつ登って来た参詣道、その先には階段が控え、やがて仁王門を潜る。
 しかし車道はここから右に大きく曲がって、その先幾多のジグザグカーブを経て、本堂脇の駐車場に到る。

 仁王門の先にはさらに長い階段が続き、一礼して門を潜る遍路の視界に未だ本堂は見えない。

 やっと本堂下の手水にたどり着いた。辛さをひた隠しにして「やっぱり歩き遍路でなきゃぁ…」と呟きながら、身繕いと読経の支度を整える。
 めずらしい?露座の薬師如来立像が、遠くに白波逆巻く太平洋を見下ろしている

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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種蒔き

2011年04月27日 | 遍路

 種崎の渡しを過ぎると高知の町とはおさらば、突然景色はのどかな田園風景に変わる。
数年前、ハルウララと云う競走馬が、100何連敗かして話題になったことがあるが、結局この馬は武豊ジョッキーが騎乗しても勝てず、確か未勝利のまま引退したと思う。
 この近くに、その舞台となった高知競馬場があります。

 4月上旬、高知県は田植えの真っ最中! そんな長閑な田中(でんなか:四国の人は周囲を田圃に囲まれた風景をこう呼ぶ)を、34番札所:種間寺に向かう。
 由来は寺名の通りで、弘法大師が中国から持ち帰った種を、この地で栽培したことからこの名が冠せられたと云う。

 日本を代表するような里山の風景が残されており、山裾の道端には美しい野草も満開で、疲れた遍路を慰めてくれるのです。

 この時は、田も川も満々と水を湛えていますが、今年四国は大変な水不足! 各地のため池が干上がっていました。

 

 

 

 

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高知は太っ腹!

2011年04月26日 | 遍路

 高知市内に一か所海を渡る“渡し船”があります。高知最大の観光地:桂が浜に向かう時には、雄大な浦戸大橋を経由して「月の名所は 桂浜」ですが、へんろ道はこんなものに突き当ります。

 これは水門が閉ざされた渡しの入り口で、東日本大震災後は乗降船時以外は閉門するらしい? でもせいぜい2m程度の高さなので、今回の大津波では一たまりもありません。

 歩行者はオイラ一人、後は通勤・通学の自転車とバイクが10台ほど乗船しました。

 対岸までおよそ15分位、高知市のお金で運営しているらしいのですが、よそ者からも渡し賃は取りません。
雨に濡れたオイラは、ぶるぶる震えながら対岸を見つめていました

 

 

 

 

 

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五重塔のあるお寺

2011年04月25日 | 遍路

 全国的にも、五重塔のあるお寺はそんなに多くない。まして四国の札所では数えるほど…確か4ケ寺かな?

 そのひとつ、高知市の名刹?31番札所:竹林寺、今回は恨みの雨に煙っていました。

いくらでも写したい風情のあるお寺なのに…

 雨脚が激しく手もかじかんで、まずい写真になってしまいました。

 竹林寺の雄大さをなんとか伝えたいと思ってみたのですが…

 

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空海の見た光景

2011年04月21日 | 遍路

45番札所「岩屋寺」は海岸山の山号を持つ…愛媛県ーの山中にあるこのお寺が何故海岸なのだろう? 答えは簡単、霧の海だったのです。

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歩き遍路の楽しみ

2011年04月20日 | 遍路

写真の景色は、何が写っているのか分かりにくいと思いますが、このような場所は歩かないと… 標高890メートルの難所「ひわた峠」の途中で…

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明日に備えて

2011年04月19日 | 遍路

今朝も朝食を終えた直後雨が降りだした。2日続きで勢いも半端じゃあない。沈んだ気分を振り払い、スタートする。実は本日はうら若きご婦人と「同行二人」、楽しい遍路旅なのでした。

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雷付きの雨

2011年04月18日 | 遍路

南国の雨は凄まじい。今日も朝8時から1時間以上雨宿り、やむ気配はなく目的地への到着時間が心配なので雨の道に乗り出す。カメラもまったく使えず、報告は寂しいものになる。「おはなはん」で一世を風靡した伊予大洲の風景

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繋ぎの日

2011年04月17日 | 遍路

今日は何も見所の無いし、参詣するお寺もない。ひたすら歩くだけ… 昨日に続いて前を急ぐ。アラコキの身体は全身悲鳴をあげている。宇和島市に入った。

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修行の道場から菩提の道場へ

2011年04月16日 | 遍路

長かった高知県の遍路から愛媛県にようやく入った。高知県の子供達が元気良く挨拶してくれたのに比べ、愛媛県に入った途端子供も大人も全く挨拶しない。それどころか、すれ違う時目を反らす感じ、なんなんだ!! 〓は独杵です。

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朝日輝よう

2011年04月15日 | 遍路

「これやこの、いくもかえるも、わかれては、しるもしらぬも、足摺岬」と和歌にも歌われているが(そんな訳ないか)、岬へ向かう人戻る人さながら遍路銀座の趣で、心が和みます。 明日からは「菩提の道場」愛媛県に入ります。

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像が好きな高知県

2011年04月14日 | 遍路

高知県は至る処に像が建てられている。室戸岬は中岡慎太郎、桂浜ら坂本龍馬、そして今回った足摺岬は中浜万次郎といった具合。何はともあれ、ついに補堕落浄土東門の足摺岬も後にしました。

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浜辺が遍路道だと…

2011年04月13日 | 遍路

この津波のような波が押し寄せる海岸が遍路道ですと、遠くからの眺めは絶景なれど、歩くのは足がとられて大変!

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川端康成の世界

2011年04月12日 | 遍路

今日はまたもお詣りするお寺のない日。ひたすら前に進むだけ…唯一無二の見ものはこのトンネル、吉永小百合扮する「伊豆の踊り子」が現れそうな雰囲気!!

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