もっちゃんの探歩三昧

歴史探訪や仏像鑑賞、友人との交友をタイムリーに投稿します

化野念仏寺

2018年03月28日 | 歴史探歩

さらに道なりに歩を進めれば、化野念仏寺の門前に至る。

 

ここ化野は「鳥辺野」「蓮台野」と並ぶ葬送の地で、空海が無縁の仏を葬ったと伝わる場所である。

 

苔むした境内に無数の石仏を配して、往時の悲惨さに思いを馳せる。
四国遍路道にも無縁仏がまとめて葬られている場所が数か所。
ふと思いだした。

 

空海の開基であれば真言宗のはずだが、法然が再興したため浄土宗に代わっている。
本尊も空海時の五智如来から、浄土宗の本尊:阿弥陀如来になった。

 

湛慶作と伝わる御本尊の阿弥陀如来。

 

石造りの仏舎利塔が異彩を放つ。

 

これは何を現わすものだろうか?

 

野ざらしにされていた遺骸を、空海が纏めて埋葬した千体仏。
地蔵盆に行われる「千灯供養」の時は、ローソクの炎と相俟って不気味だが…

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常寂光寺

2018年03月27日 | 歴史探歩

これまで私が出会った中で、最高の紅葉は此処常寂光寺である。

 

敢えて春の名残を求めて山門をくぐる。

 

天龍寺界隈の喧騒が嘘のような静寂さ!「常寂光寺」の名、そのものの佇まいは感動もの
この燈籠、火袋より下は埋められた?それとも何を現わすのか?

 

どの方角にカメラを向けても人影はなく、寂光に佇む燈籠もいとをかし。

 

広くない境内だが、起伏に富んでいて、得も言われぬ趣がある。

 

歩みを止めて遠方に眼を転ずれば…この眺め

 

本堂は暇人の居宅とも見える錣葺の質素なもの

 

仁王門も茅葺で周囲の景観にしっくり溶け込んでいる。

紅葉とは真逆の長閑なひとときは何よりな心の安らぎでした。

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嵐山・天龍寺Ⅲ

2018年03月25日 | 歴史探歩

池を巡る散策道を離れて、百花苑に歩を進めて眼を休めようか?

 

花の少ない時期に光り輝く「山茱萸」、何故か蝋梅より小粒な花が愛おしい。

 

陰・日向、散り敷く桃色の花弁はあやしく艶っぽい! そこに大人の色香を感ずる。

 

ここでも大好きな懸崖を求めて…

 

喧騒を逃れようと竹藪方面に向かったところ、「なんじゃ!これは」
確か昔「スカイライン」がCMで疾走してた場所のはず、今や夢のまた夢となっている。

 

人気のない方向に目を転じ、古都の静寂感を懐かしむ。

 

生命力の強い竹林も、詰めかけた人いきれで枯れ尽きてしまうのではないかな?

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嵐山・天龍寺Ⅱ

2018年03月24日 | 歴史探歩

混雑している方丈へは上がらずに曹源池方向へ回り込む

 

方丈から中庭を介して、向唐門・法堂を臨む。

 

今まさに水中に没せんとする臥龍、借景の小倉山も水面に映える。

 

方丈側に設えてある釈迦三尊石
中央:釈迦如来 向かって右:文殊菩薩 向かって左(手前):普賢菩薩と説明されている。

 

対岸の石組は竜門瀑(登竜門)、荒々しい自然石を巧みに配している。

 

これはおそらく亀島であろう?

 

そしてこちらは鶴島であり、蓬莱峡でもあろう

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嵐山・天龍寺

2018年03月22日 | 歴史探歩

電電宮に期待を裏切られたと思いながら嵐山渡月橋を目指す。

法輪寺から数分歩けばこの光景。
由緒ある高級料亭が立ち並ぶ?オイラには何の関係もありません。

 

屋形船に揺られて「雲切仁左衛門一味」が現れても違和感のない世界。
天龍寺側の喧騒が嘘のような静寂感が心地良い。

 

渡月橋の袂まで来るともういけない。
外国語の喧騒と自撮り棒の乱立に、苦々しい思いがこみ上げてくる。

 

雑踏を逃れるように天龍寺境内へ逃げ込むが…
京都五山第一位と言われるが、法堂は小ぶりな寄棟造りで威圧感もない。

このお寺商業主義に徹しているのか境内中車が出入り可能で、徒歩参拝客への配慮が足りない。

 

天龍寺の顔とも言える庫裏、棟の頂点にある煙り出しが特徴。

 

庫裏正面に配された三尊石。
周囲にスナップ撮影中の人が一杯で、ひたすらシャッターチャンスを待つ。

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電電宮

2018年03月21日 | 歴史探歩

説教が面白いと人気の鈴虫寺をやめて、行く先を法輪寺に替えたのは電電宮なるものに興味を惹かれたから…

 

法輪寺境内の一画に鎮座する電電宮を参拝する。
電気に関わる会社で勤務した人間ですが、このような宮があるのを初めて知りました。

 

由緒書が設置されているが、今一合点がいかぬ内容であります。

 

様ざま、電気に関係する会社の崇敬が集まっています。
木札を釘で打ち付けてあるのが、得も言われずマイナーな感じ。

 

電電塔なるものも建立されていて、壁面には「エジソンとヘルツ」の胸像があります。

 

一方こちらは平安時代清和天皇の御代から始まったと伝わる、針供養塔です。
2月8日:こと初めの日と、12月8日こと納めの日に使い古した針を供養します。
針の生産日本一の広島に暮らす人間として、お参りしてきました。

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京都嵐山 法輪寺

2018年03月20日 | 歴史探歩

当初は鈴虫寺へ行く予定だったのだが、急に気が変わって法輪寺へ…

 

最近京都は足しげく訪問しているが、阪急嵐山線に乗車するのは初めて

 

阪急嵐山駅から指呼の場所にある法輪寺、5分ほどで山門に着いた。

 

山門から本堂に続く階段は、幅が広くさすが京都の寺院だ!

 

本堂は意外と小さく、隅下りが三筋降りているのが特徴と言えばそれか?
「十三参り」が有名と聞いていたので、十三仏にちなんだ行事かと思ったが、13歳の子供が参るのだとか…

 

 

多宝塔は立派だが、無粋な囲いがなんとも情けない。

 

境内から嵐山方面が一望に俯瞰できる。

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竹原Ⅱ

2018年03月17日 | Weblog

重要伝統的建造物群を歩く

 

季節柄町並み保存地区の旧家では雛飾りを公開中、座敷に上がらせていただき絶好の撮影ポイントで1枚。

 

天井のない2階、梁がむき出しの部屋に飾りびな。
この違和感が何故か、往時の映画を偲ばせる。

 

第二次世界大戦の終戦玉音放送を聞いたか?と思われるラジオもあった。

 

竹原格子も随所にみられる。

 

人気のない小路を納めたくて、シャッターチャンスをひたすら待った1枚。

 

さらば竹原!また来る日まで。

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竹原

2018年03月15日 | Weblog

久し振りに古都の風情を残す竹原へでかけた。

 

竹原駅前商店街に置かれた道しるべ、ちょっとユニークではありませんか?

 

そのほかにも、こんなものを配して興味を持たせようとしているが、人影はまばら。
「ももねこ」と表示されていたが、意味は不明のまま…

 

御手洗の街並みを真似たか? 右側の花立はウナギ取りの魚籠ではないか?

 

連続テレビドラマで息を吹き返したウイスキーの看板。
「ニッカウイスキー」はアサヒビールの傘下入りして、かえって勢いをなくしているのではないか。

 

どこまでも門口には花立が配されている。

 

お雛様飾りを見んものと、ある旧家の座敷に上がらせて頂く

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節分草2018Ⅲ

2018年03月14日 | Weblog

今年はゆっくり鑑賞出来ましたが、時機を逸した感ありで、変わり種が見つかりませんでした。

 

こんなに群生した中から、色付きや八重などの変種を探すのです。

 

でもどれも本当に愛らしい顔をしていますよ!
石ころだらけのこんな劣悪なな処にも、その存在を誇示しています

 

 


訪問客を必死で捉えました。彼等だって命を懸けています。

 

八重とは言えないかもしれないけれど、6枚花弁をやっと見つけました。

 

紫色が花弁の先に僅かながら見られます。
紫と言えば「サンフレッチェ広島」見事スタートダッシュに成功しました。

 

こちらは「雪割一華」です。
一点の曇りもない真っ白で、また違った魅力があります。

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山野草2018Ⅱ

2018年03月13日 | Weblog

可憐さが売り物の山野草と言っても、地域の方々の懸命な努力でやっと生きながらえている感じ…

 

菊の御紋章にも似て、素朴さの中にも凛々しさも…

 

『春の小川はさらさら行くよ 岸のスミレやレンゲの花に… 』
山野草を育む「田総の里」を潤す流れ、田舎の原点がそこにはある。

 

栽培されていた和紙の原料となる楮
存在を誇示することなく、なんとなく引き立て役の感じでひっそりと…

 

梅花黄連かと思って撮影していたが、どうも勘違いらしい?

 

集団で勝負する節分草、我ながら上手く一画を切りとった。

 

孤独感を漂わせて一幅の名画を気取る。

暫しアップを怠っていたが、気が付くと訪問者数が30万人を越えていた。『無事これ名馬!』か
皆さん本当にありがとう!

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山野草2018

2018年03月12日 | Weblog

今年もやっと日程の隙間を見つけて山里へ出掛けた。

 

一杯に屈んでやっとこのアングル、ローアングルはきつい。

 

福寿草だがこれでは開き過ぎかな?

 

そしてこちらは相も変わらずの節分草。
セツブンソウ祭はすでに終わっていたが、今年は異常寒波のお陰か結構花が残っている。

 

素人カメラマンが少ないので、存分に撮影出来てご機嫌!
自分のことは棚に上げて勝手な言い分。
何かとストレスが多いご時世、これなら命の選択も進みそう?

 

少し凋みかけの一輪、人間に例えればさしづめ後期高齢者か?
あまり自分を責めるのも、ほどほどにしないと…

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