もっちゃんの探歩三昧

歴史探訪や仏像鑑賞、友人との交友をタイムリーに投稿します

天上の花

2006年09月30日 | 持芳庭
大和古道は三日間とも天候に恵まれ、快適な歴史探歩が出来ました。「近つ飛鳥」も「遠つ飛鳥も至る所に彼岸花が咲き乱れ、我々をいにしえの都にいざなってくれたのです。

彼岸花:曼珠沙華・嫁の簪(かんざし)・御神輿(おみこし)・馬の舌曲がり・野松明などみなヒガンバナの異名だという。更に「幽霊花」「死人花」などおどろおどろしい名も知られている。つい見た人がいろいろ名前を付けたくなる花なのだろう。

「葉見ず花見ず」とも呼ばれているが、これは花の咲く時に葉がなく、花が終わると葉が出てくることからという。                                     
しかし最もロマンを感ずる名前は、仏典に出てくる天上の花であろう。

白い彼岸花もあるんだって の声を良く耳にするので、持芳庭に咲く可憐な花をご覧いただきましょう。
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観光ボランティア

2006年09月29日 | ボランティア
9/28日は広島市観光ボランティアの例会日。最近会議の時間は会員が問題提起しなくなったので、極めて短時間で終わるようになった。 以前のように情報提供することも、勉強会をしようと提案する人もいない。

私もアレコレ提案したが、取り上げられたのは第三土曜日を、「無料ガイドの日」にしようが実現しただけ、まったく進化しないこの組織は、まさに典型的な「ガラパゴス状態」救いようがないネ

今年も「秋の広島を散歩しませんか」を開催すると言う。5~6年前からほとんど同じ内容で開催している。これでは人を動員することなんて出来ませんよ。新たな企画でリピーターを呼び込もうとは思わないんだろうか? 

広島には素晴らしい探歩道がたくさんあります。写真の金堂は国宝であり、禅宗様式の建築物としては日本最大最高の建築物です。                       
               
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静かな秋

2006年09月28日 | 閑谷学校

9/25日はお気に入りの閑谷学校   この日のお客様は手強いソノ道のエキスパートばかり このようなお客様のご案内はとても勉強になるのです。 日頃の傲慢さは影を潜めて、急に謙虚になるこの男あまり信頼がおけませんナ

最初のお客様は東京から大学教授と教え子ご一行様4名 建築のプロだとサ。講堂の丸柱や華頭窓枠をひとしきり褒めた後、講堂建立時(元禄時代)は板加工が大変難しかったのだと力説された。私の話を良く聞いてくださり、感じの良い師弟でした。

二番目は高知からのほろ酔い材木商様 貸切バスでお越しのため例によってお賑やかです。この様なお客には先制攻撃が一番、いきなり歩き遍路の話をひとくさり。さらに二の矢で、四国四県では高知県人が飛び抜けて親切、と持ち上げれば一丁上がり、とても静かに話をお聞きくださいました。                            建物各部に使われている材木の種類や特徴など、色々くわしく教えてくれました。ホントに正直で陽気な方々素晴らしぃ~

最後はナント奈良から国宝を訪ねる会の皆様17名 国宝の宝庫みたいな処から来たんですよ 説明し難いったらありゃしない(急に坂本冬美調)             でもこの方達はホントに紳士、奈良の悪口を言っても顔色ひとつ変えず、反省することあるよネと合槌を打ってくれました。えらい でも最初に私奈良帰りですと一言…

写真は閑谷にある珍しい史跡「繋牲石」、文字通り生贄を繋ぐ石ですが、深い意味は又の機会にお話します。

            

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大和古道 竹内街道

2006年09月27日 | 歴史探歩

9/24日 大和探歩三日目は竹内街道(たけのうちかいどう)。聖徳太子や小野妹子等が通った竹内街道は、難波の津から竹内峠を越えて飛鳥に至る日本最初の官道でした。

私達は大阪府太子町側から歩き始めましたが、街道のいたるところに「近つ飛鳥」の表示を見ました。何のことか理解できませんでしたが、説明を聞いて納得 皆様にもお話しましょう。

聖徳太子御廟がある、大阪府太子町付近は飛鳥と呼ばれていましたが、藤原京の置かれた奈良県南部も飛鳥(明日香)と言われています。そこで両地域を区別する必要から、難波の津に近いほうを「近つ飛鳥」、遠いほうを「遠つ飛鳥(明日香)」と呼称したのですと・・・琵琶湖を近江、浜名湖を遠江と呼ぶが如しですネ目から鱗です。

朝一番の探歩場所は聖徳太子のお墓(御廟)がある叡福寺から、ツアーなどでは決して尋ねない場所なので、やかましいガイド付の観光客は居らず、とても落ち着いた佇まいで感動ものです。皆さんも是非一度尋ねて観られたら・・・

写真は叡福寺金堂、入母屋造りですが入口が妻側にあり、更に妻降棟が乗った本当に歴史の重みを感ずる、荘厳な建物がそこにありました。

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大和古道 山辺の道

2006年09月26日 | 歴史探歩

9/23日今日も秋晴れ、天気予報を欺くかのような絶好の探歩日和。同行のメンバーが異なると、こんなに差が出るものなんだ

山辺の道取り付きは、中山みきさん開祖の天理教本部前からスタート。本殿の荘厳さにドギモを抜かれる。教義が良いのか、交通整理をしている若い信者も、礼儀正しく応接してくれて気持ちが良い。

最初の探歩地は私達中国地方の民族に関係深い、物部氏の総氏神「石上神宮」から、物部氏は出雲の勢力が製鉄技術を持って東征し、武門の勇となったものである。藤原氏とおされて次第に衰微して行くが、この地に、二つの拝殿と鉄器二点の国宝物を残している。

今日のハイライトは真言宗の古刹「長岳寺」、天長元年(829)淳和天皇の勅願により、48坊の塔頭・伽藍を持つ寺として建立された。現在も広大な敷地と本堂、浄土庭園などが残されている名刹である。

ここで何を間違えたのか同行の師に煽てられて、本堂で般若心経をあげた、生臭で住職もどきの男がいました。皆さん大体想像がつくかと思いますが、この罰当たりなお調子者を罵ってやって下さい。あ~馬鹿だね

私は四国遍路をしている時に、自然に般若心経を暗記してしまいましたが、仏教の教義では、必ず教本を開いてお経をあげるよう指導しています。これは適正な指導者を失った末法浄土では、教本が唯一の頼りなので、これに縋って仏道に帰依せよと教えているのです。

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大和古道 葛城の道

2006年09月26日 | 歴史探歩
9/22日 皆さんご無沙汰でした。9/22~25日に掛けて、奈良、備前方面へのんびり歴史探訪でした。

この日は葛城の道探歩 二上山、葛城山、金剛山の麓から大和三山を眺めつつ、ゆったりとした散策を楽しみました。
御所(ごせと読みます)からスタートして程なく、田圃の一角に彼岸花が群生していました。遠くに大和盆地を望みながら時はゆっくり流れて行くのです。終着点は全国にある鴨(加茂)氏の総本宮「高鴨神社}でした

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ハイク

2006年09月21日 | ボランティア

9/20日 台風一過ドピーカン 秋シーズン最初のハイキングは「牛田山」。およそ誰も予測のつかない取り合わせでパーティーを組みました。

ただの山歩きではなく、そこはソレちゃんとコースには歴史探歩の寺社も取り入れており、体力強化と教養の養成が両立しています。(あまり欲張って一兎も得ずか) スタートしていきなり傾いた階段を登る「東照宮」。徳川家康など虫が好かん人物の筆頭だが、初めてのメンバーとの始めてのハイク、まずは同行者を気使って、お賽銭も何時になくはずんで、道中の安全を祈願

食事は凄かったよ 乾杯の、リッチなランチ、疲れを癒すデザート、最後はナント国宝の寺院に場所を移して、茶席が開かれたんですよ。堪能しました。約束していないけど、なんとなく「又出掛けましょうね」の雰囲気で散会しました。

 

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厳島神社

2006年09月19日 | 歴史探歩

9/18日 「台風13号一過でも荒れ模様の天気が続く」が気象庁の予報であったがはずれ、好天とは言えないまでも何とか出掛けられたのに…

落合郷土史の9月歴史探歩は「厳島神社」。この時期は潮が大きく満潮時は回廊一杯に海面が迫り、極楽浄土そのまま圧巻の光景が眼前に広がるのだ 予報を信じたばかりに早めの中止 残念

誇張でもなんでもなく、満潮時の厳島神社は必見 皆さん是非お出かけ下さい

それにしても今回、台風被害はほとんど無かったみたいで同慶の至りでした。

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宮島を語る

2006年09月17日 | 歴史探歩

9/16日 鈴峯女子短期大学主催で全10回の「宮島に関する講座」の最終回である。私は都合で8回しか参加できなかったが、主催者の熱意が伝わってきて楽しい講座であった。

最終日の今回は学長が出向いて来て、1コマの講座と単位修得者(6回以上参加者ということで非常にハードルは低い)には、写真の終了証まで交付された。元来賞状の類とは無縁の男である。感激して押し頂いた(チョット大げさかな

学長の話 鈴峯女子短期大学は、広島ガスと広島電鉄が一体であった会社「広島ガス電気軌道」が設立した学校だと言う。建学の精神は「地元に有意義なことをを還元する」にあると言う。見上げた心構えである。今後も継続して欲しいものだ

今回の序後者は200名をゆうに越えたのだそうだ。皆勉強好きなんですね 各方面で付き合いのある方々に数多く出会えた。

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新しい車

2006年09月15日 | Weblog

こいつがあっしの新しい足となるやつです。これまで私の車遍歴は全て国産メーカー製で、購入順に「F.HO.D.D.N.MI.T.MA 」となりました。

この会社はバブル期、身の程知らずにも5系列の販売網を持っており、系列毎に5種類のエムブレムを使用していたそうです。その結果倒産寸前に至り、神にもすがる思いでエムブレム1種類に統一したところ、奇跡的にも業績回復し現在に至ったと聞いています。

エムブレムの持つ意味は、バードフライorM(飛ぶ鳥の勢いor社名の頭文字エム)なのだそうです。やはり会社の顔がひとつでなくては、企業の発展など出来るはずがありません。

この車の特徴は、サスペンションとバケットシートはあくまで硬く、ペダルは中空のアルミ製で扁平タイヤを装着するなど、徹底してスパルタンなグレード 前車のオジン仕様から一転し、年齢で言えば40歳程若返らないと付き合えそうも無い代物 怪我をしないようにでいくしかないね。

でも淑女の皆さん黄昏から深夜まで、となりの席でお付き合い願えれば、紅に輝くインスツルメントパネルの仄かな明かりでロマンが高まり、青春が甦るかも知れませんよ

メチャ悪オヤジの危険な誘いに乗ってみませんか

 

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落合郷土史例会

2006年09月14日 | 落合郷土史

9/13日は落合郷土史の定例会日:毎月第二水曜日です。活動日の設定や情報交換が主たる会合です。

私達は歴史探訪のほかに、定期に研究会誌「甲申」を発行しておりますので、今日の主議題は第三集の編集スケジュールです。

毎年3月に開催される「公民館祭り」で、最新版を1部500円で発売しています。次回も同金額で販売予定ですが、会員各位の1年間の集大成が詰まっています。是非機会に手にとってご覧頂きたいと思います。

尚、第二集は若干手持ちがございますので、ご希望の向きは下記メールにアクセスをお願い致します。

メールアドレス:y_motinaga@ybb.ne.jp です。

 

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観光ボラ研修

2006年09月13日 | ボランティア

9/12日 今日は広島県各市町に組織されている、観光ボランティア団体が一堂に会しての研修会である。私達広島市観光ボラも39名が出席するので、観光バスを仕立てて会場の「鞆の浦」に繰り込む。

今日も雨、近くの座席に座った会員から「私雨女なんです」と告げられる。9/6日グランドゴルフに行った時の、マイブログを読まれたんだろうか 深く思いを巡らすことなく「そうなんですか」とあいづちを打っておいた。私もチョットは大人にならんとね~

研修内容は相変わらず詰まらん 特に前半は毎回判で押したように、物知り顔のヤツが出てきて、愚にもつかん説教もどきの話をする。主催者(県か?)もいい加減に気がつかんのか、お役人のやる事はホントに陳腐。

現地研修と称する女性ガイドの案内は、落ち着いて話していたが内容は今一だな。間違いも結構あった。気がついた間違いは

①沼名前神社には素戔紗鳴尊が祀られており、ここから勧請されて八坂神社の祭神となったと説明していたが間違い。沼名前神社が何故祇園さんと呼ばれているか考えてみれば判ること。

②厳島神社には弁天様が祀られており、名前を市杵嶋姫命と言うだと 日本三弁天は何処と何処でしょうか?

③対潮楼はもとは真言宗のお寺で、本尊は十一面観音菩薩だと言う。本陣に祀られているのは千手観音菩薩である。いい加減にしてもらいたい。

私達広島のガイドもお互い説明はたとえ拙くても、はっきり分かる嘘を説明するのはやめましょうネ

ひとつだけいいものを見つけた。写真を見てください。この建物名は何と言うのででしょうか 良く観てください。庇屋根にな!な!なんと「妻降」が付いています。素晴らしいですね

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倉橋島探歩

2006年09月11日 | 歴史探歩
9/10日 は「髭の梶さん探歩会」、今回は倉橋島です。参加者の中に本島出身者がお二人居られて、興味深い子供時代のお話も聞くことが出来ました。

写真は島内桂浜に鎮座する「桂浜神社本殿」過去の掲額、御神体はご存知、宗像三女紳と八幡様です。(八幡様:仲哀天皇、神功皇后、応神天皇)

桁行・梁間共三間造りで、杮葺きの屋根を持つ一級の神社です。氏子各位の信心のお陰で、創建時(1470年)そのまま?の姿が保たれています。
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宮島浦めぐり

2006年09月09日 | 歴史探歩
9/9日 今日は鈴峯女子大学主催の宮島研修の内、宮島七浦めぐりの日、JRの連絡船を貸切での浦めぐり、仲々リッチでしたよ

落合郷土史の仲間と同一行動をとったけど、米田先生を通じての知り合いや、観光ボラ会員、梶さんの探歩仲間など、バラエティーに富んだ仲間と出会い、一日楽しい研修会でありました。

囲碁プロ棋士の仲で最も尊敬する「藤沢秀行名誉棋聖」の絵馬が、大経堂(千畳閣)のほぼ中央に掲額されている。無頼派の天才棋士藤沢秀行(しゅうこう)と読んでいただきたい。現在の「本因坊:高尾紳路」の師匠でもある。

久し振りに千畳閣に登ってよかったなぁ、その外弁慶の引きづり鐘と思える絵馬もあり、色々楽しみがありますよ
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遍路宿-宿坊

2006年09月08日 | 遍路

遍路中の楽しみと言えばなんてったって、寛ぐことの出来る宿探しだ。今回は二回目なので、前回の反省で「絶対に泊まらないと決めた宿」が何軒かある。これは他人やインターネット情報ではなく、自分の体験と目で確かめたものだから間違いない。  決めた根拠は ①トイレ、風呂など水周りが不備(ウオッシュレットが一番嬉しい) ②寝具が不潔 ③もてなしの心が無い がワーストスリーだ。
インターネットでも多くの人が色々な意見を寄せているが、選定基準はバラバラなので鵜呑みには出来ない。私は前記①~③が選定条件で、そのまま優先順位である。

遍路宿は大きく分けて四種類 ①宿坊 ②民宿 ③旅館 ④ホテルがある。それぞれに味わいや潤いがあり、どれが良いと一概には決められないが、宿坊と民宿はあたりはずれが大きい。

今回は素晴らしい宿坊について述べる。歩き遍路仲間の情報で良いと評価されているのは ①安楽寺 ②薬王寺 ③鯖大師 ④金剛頂寺 ⑤岩本寺 ⑥仙遊寺 ⑦善通寺である。あくまで私が聞いた限られた範囲である。この内私が実際に宿泊したのは①④⑤⑥の四カ寺、この内前評判通りだったのが「金剛頂寺」と「岩本寺」、私の期待する三条件を全て叶えてくれた。敢えて2寺の優劣をつけるとすれば、食事の素晴らしさで「金剛頂寺」が最高である。

更にひとつ感想を付け加えれば、朝のお勤めなどで変に、宿泊客におもねるお寺があるのは残念。やはりお寺の威厳を持って、相応の厳しさで接遇してもらいたいものである。

写真は「金剛頂寺」の個室、いい加減なホテルなど足元にも及ばないのが分かりますネ

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