久方ぶりのお花見ですぞ!
少しピンクがかった花びらは、俗称「御車返し」と言うらしい?
選びし場所はアクセスが良くて、宴も楽しめる此処ですよ。
春爛漫と咲き誇る、今まさに満開です。
春には珍しく、抜けるような青空が背景として広がる。
崩れしままの石垣に、集うは敗残兵の片割れか?
日本全国お城にも、城跡にも必ずお供の桜花かな。
久方ぶりのお花見ですぞ!
少しピンクがかった花びらは、俗称「御車返し」と言うらしい?
選びし場所はアクセスが良くて、宴も楽しめる此処ですよ。
春爛漫と咲き誇る、今まさに満開です。
春には珍しく、抜けるような青空が背景として広がる。
崩れしままの石垣に、集うは敗残兵の片割れか?
日本全国お城にも、城跡にも必ずお供の桜花かな。
伊予松山城を訪ねた。何回目だろう。都度新たな発見がある。
せり出した石垣の上に、ピッタリ隙間なく櫓が乗っかり、さらに石落としが外側に設置されている。
大手登城道も幅が狭く左側は崖、右側は石垣が迫り、堅い防御構造となっている。
観光客が歩きやすいよう現在は簡易舗装されているが、本来は不規則な階段道で移動を難しくしている。
天守間近まで到着したが、複雑な建物構造が攻撃側を惑わす。
ここでも門の先は行き止まり? 左は石垣、右は崖、攻撃側は進退窮まれり。
門は小振りで威圧感はなく、荒い加工の野物材が使われている。
連結・連格式とでも言うのか、建屋と建屋が連結されたり、間に廊下を配したり、塀で仕切って虎口を設けたり、複雑な縄張りとしている。
塀の支えも石柱が使われており、埋め込んだ部分が腐食する心配がない。
この辺りは新しく建てられただけあって、工夫されている。
全体的に装飾を省き質素な造りとなっているが、天守への入り口は唐破風様で前勾配が付いており、ちょっとおしゃれ。
現実問題として入り口に、雨だれが落ちるのを防いでいるのだろう。
櫓内の梁は、防虫効果のある楠木材が使用されている。
この部分材料は、綺麗に加工されているのが不思議。
勝山と言う低山に築かれた松山城の縄張り。
右上部斜めに細長い場所(白地の部分)が本丸、左下側の四角く仕切られた部分が二の丸。
松山城の御城印、梅鉢は久松氏、左巴は蒲生氏、蛇の目は加藤氏、葵は松平氏である。
道後温泉を訪ねる度に気になっていたこの神社、やっと思い切って訪ねることにした。
道後の温泉街近くに大鳥居が立ち、見上げる先に社殿らしきものが遠望できる。
標柱の前に立って見挙げるに、この急勾配である。
さらに加工の荒い石で階段が作られているので、足元が極めて悪い。
何度か訪れた時に、雨だったことが多い記憶も残る。
雨天時この階段は危ないよね!
標柱に辿り着いたところで振り返るとこの景色。
勾配のきつさが半端ではないことが分かる。
階段の先、市街地へ向かう道路が、目の錯覚だろうが急こう配の登りに見える。
拝殿は「岩清水八幡宮」や「宇佐神宮」などと同じようなこの造り。
由緒書きにも日本三大八幡宮の一社に数えられるとある。
本殿は「前殿」と「後殿」と呼ばれる流れ屋根が二つ、寄り添うように建っている。
神様は昼は「前殿」に、夜は「後殿」に鎮座されているのだとか・・・
御祭神は「応神天皇」「仲哀天皇」「神功皇后」の八幡三神と「三柱姫大神(市杵島姫命・端津姫命・田心姫命)」
本殿は檜皮葺・流れ造の美しいものだが、金に塗られた柱は異様に細く感じられる。
さらに棟持柱ではなく、中央の柱は途中に「舟肘木」「蟇股」「獅子噛」を介して、棟を支える形になっている。
9間の後殿も柱間の幅が、大小二通りになっているのが珍しい。
道後温泉街中の高名な外湯:椿の湯がよく似た造りになってい居るのは、この神社の影響を受けたものか?
因みに松山市の花は「やぶ椿」である。
湯築城の河野氏が鎮守として建立した現在の建物は、国重文由緒ある建物で一見の価値がある。
松山市の史跡としては、現存天守が残る松山城が有名だが、もう一方のお城を訪ねた。
全国に名だたる名湯:道後温泉近くにそれは存在する。
城跡全体を俯瞰する場所が近くに見当たらないので、資料館の模型で代用する。
説明では中世築かれた平山城とあった。
路面電車道後温泉駅側は搦手側(西側)にあたるようだが、お堀と土塁に囲まれた内側がこの光景。
上級武士の館があった場所で、排水溝や土塀などが復元されている。
平山城と言われているが天守はなく、豪族の館跡の感じ。
これは内堀で写真の右側に外堀が穿たれていたようだ。
大手側(東側)の山腹は、急傾斜の自然巨岩で構成されている。
現在は綺麗に剪定された松などが植えられている。
これは明治初期まで使われていた湯釜(湯口)。
蓋部分に描かれているのは弘法大師だろう。
現在は道後公園として市民の憩いの場所となっている。
搦手側入り口付近にある懸崖の松。
春近し、旅心を抑えきれず近くの温泉へ出掛けた。
めずらしくJRではなく、路面電車を利用する旅だ。
日頃見慣れない場所で眺める広島の街並み。
見慣れない電車が入線してきた。外国の街にいるのかと錯覚する。
車体に描かれたBRANCHERAは造語で、「未来を切り開く」と言う意味が込められているとか…
到着したホームも路面電車の駅らしからぬ、ゆったり感がある。
路面電車から船に乗り換えて、暫し海上の旅を楽しむ。
国立公園指定第1号の瀬戸内海は多島美が売りだ。
早速目の間前に、小振りの富士山が現れた。
そうかと思えば、ウクライナの戦禍を思わせる無残な光景も展開される。
巨大な廃工場跡を眼にするのは、何かしのびない。
人口流失に悩む、現在の広島を象徴するようだ。
2時間強の船旅で目的地に到着。
最寄りの私鉄駅では、郷土色に塗りあげられた列車が待っていた。
市街地ではこんなモダンなヤツが、路面を走っている。
電車を降りて歩くこと数分、目的の宿に着いた。
今宵の宿はいかがかな?
陰陽を表すようなロビーの飾りに迎えられて、期待はいやがうえにも高鳴る。
三寒四温の言葉がぴったりのこの時期に、ひっそり開花するこの花は本当に愛おしい。
「ここに咲いているよ」と言われなければ見過ごしそうな処にひっそり、息を潜めて。
地域の方々の思いやりが心に沁みます。
今年も案内幟がはためいて、どうぞ見て下さいと招かれる。
可憐な節分草を育てる清冽な雪解け水の流れが、もうすぐ春だと告げている。
此処での主役はオイラだよ!と言わんばかりに、枯れ葉を押しのけて顔を出す。
人気絶大の一輪、突然変異なのか薄紫の可憐さがひと際目を引く。
小粒なのにこの存在感はどうだ。
傍らには福寿草も、名前も美しく春の人気者だが、節分草の前ではちょっと分が悪い。
雪割イチゲ、こちらも引き立て役に甘んじる。
集団で寄り添い存在をアピールする奴達もある。
スズランを彷彿させる?八分咲きの株達。
大きな枯れ葉で、雨風を凌ぐ賢い一輪。
節分草に囲まれた、幸せいっぱいの先祖代々のお墓か?
節分草の故郷の佇まい。