桂離宮と言えば書院全景が売りだが…
へぼカメラマンの悲しさ、書院全景を捉えた一枚がない。
右端から古書院、中書院、楽器の間、新御殿と雁木型に並ぶが、肝心の古書院が切れてしまった。
古書院前の水場にも野生のカモがお越しになる。
豊かな自然が守られている証だ。
古書院前に突き出た形で、竹簀の子の月見台が設えてある。
水面はずっと低い位置にあり、湖面に移る名月を愛でる仕組み。
古書院に近く、月見に最適な場所にある茶亭:月波楼。
竹の垂木を使って、船底をイメージした化粧屋根裏になっている。
書院の玄関に当たる御輿寄、石造りの径に関守石がポツンと置かれている。
帰り際、お庭方向を振り返ると丁寧に刈り込まれた松が眼に入る。
美しい松が視界を遮る。すでに次のお客様が離宮内に来られていた。
2018年の掉尾は桂離宮でした。
今年の11月から拝観料が千円必要です。
今回は邦人枠だったのか、皆さん日本の方ばかりでした。