もっちゃんの探歩三昧

歴史探訪や仏像鑑賞、友人との交友をタイムリーに投稿します

持芳庭 2017秋

2017年11月29日 | 持芳庭

久し振りにアップする持芳庭の秋

 

今年紅葉の主役は満天星つつじ、春の花も可憐だが紅も見どころあり

 

庭一面を覆う苔も癒してくれるが、主が腱鞘炎やら何やらで手入れが今一じゃな
加えて相変わらず、飲んべーだし

 

紅葉もあるのじゃが…剪定を失敗している感じじゃね

 

ぐっと引いて見るとこんな光景になる

 

対比の妙で…

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広島の国宝 不動院

2017年11月28日 | Weblog

広島市に残された数少ない国宝の一つが、オイラの利用するバス沿線にある不動院

 

バス停、アストラム不動院駅から徒歩3分で国重文の二重楼門に着く

 

狭い境内だが、それでもこの時期、そこかしこで紅葉が楽しめる

 

禅宗様式の建築物としては日本最大級の国宝本堂
杮葺、裳腰付で庇の反りあがり具合は例え様もなく優雅

 

入母屋造、白い袴腰と朱が絶妙に入り混じって、一幅の名画さながら…

 

この絶景がナント!入場料0円で鑑賞できるのですよ!

 

何時までも守りたい国のお宝が、広島の街にあります

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ビバ!サンフレッチェ

2017年11月26日 | ボランティア

 

本年最後のスポーツボランティアは、サンフレッチェの地元広島での最終戦。

 

紅葉真っ盛りのエディオンスタジアムに、FC東京を迎えての残留を懸けた戦い。

 

スタジオ前お祭り広場は、朝9時前と言うのにこの人出。
キックオフは13時なのに、サンフレッチェのJ1残留を願うファンの願いは届いたのか?

 

10時開門前のゲートに、ボランティアとアルバイトが終結。
今日はサポーターでスタンドは埋まるか?

 

スタンド上段まで紫一色に染まった。
キックオフ!


2時間後、歓喜の歓声がスタジアムにこだました。

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千本釈迦堂(大報恩寺)Ⅱ

2017年11月25日 | 歴史探歩

千本釈迦堂には「地獄の六道」へ救いに来てくださる六観音がすべて揃っている。

 

 

上段向かって左から①聖観音 ②千手観音 ③馬頭観音
下段向かって左から④十一面観音 ⑤准底観音 ⑥如意輪観音

仏像は撮影禁止のお寺がほとんどなので、目に焼き付けて帰るしかない。

 

①聖観音は一番罪の重い地獄道に落ちた人を救ってくれる。

②千手観音は子供を虐めて餓鬼道に落ちた人を助ける。

③馬頭観音は文字通り馬の冠をかぶっており、畜生道に落ちた人を救う。

 

④十一面観音は喧嘩に明け暮れた人が落ちる修羅道へ救いに駆け付ける。

⑤人間道に落ちた人は准底観音が救ってくれる。

⑥最も罪が軽い人は天上道へ迎えられ、如意輪観音の助けを受ける。

 

人間道には、不空羂索観音が救いに来てくれるという説もある。
羂索(けんじゃく)とは、人を括りつける紐のことである。

 

人間は亡くなるとすべて、地獄の六道の何れかへ送られる。一番の重罪人は地獄道へ送られ、以下順番に餓鬼道、畜生道、修羅道、人間道、最も罪の軽い人は天上道へ送られる。

六観音がすべて揃っているお寺は少なく、替わりに六地蔵を揃えるお寺は多い。

 

罪深い庶民を救ってくださる千本釈迦堂、是非機会にお参りください。

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千本釈迦堂(大報恩寺)

2017年11月24日 | 歴史探歩

今回の大人の修学旅行、最終訪問地は千本釈迦堂。

 

北野天満宮から20分ほど歩くと、千本釈迦堂へ向かう小路に出る。
住宅街?の一画に埋もれるように存在し、国宝の看板が無ければ通り過ぎてしまう。

 

入口も質素なもので、国宝が数多く保管されているとはとても思えない。

 

境内もこの状態で、きれいに掃き清められているものの、樹木など自然のままにされている。
右寄りのしだれ桜は別名「かめ桜」

 

瑞応山大報恩寺は真言宗智山派の寺院、鎌倉初期の創建で洛中にあって唯一応仁の乱の災厄から免れた。
本堂は入母屋造、檜皮葺、回廊が巡らされ、蔀戸も見られる事から寝殿造と言われている。

 

境内の一画には美女の典型と伝えられる「お多福おかめ像」がある。

 

本堂内に置かれた二体目の「お多福おかめ像」当寺に伝わるおかめ伝説とは

              おかめ伝説
 大工の棟梁高次は本堂造営の際、主柱の採寸を間違い短く切ってしまった。
 これを知った妻のおかめは「いっそ斗供構造にして、柱の短さを補っては」と進言した。
 結果的にはこの意見を取り入れて立派に本堂は完成したが、上棟式を待たずにおかめは自刃して果てた。
 おかめの提言で本堂が建てられたと伝わることを心配して、自らの命を絶って夫:高次を立てた美談として伝わる。

 

回廊にも二体のお多福おかめ像が置かれている。しかしおかめ寺とは言われない

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北野天満宮

2017年11月23日 | 歴史探歩

現代庶民の信仰で、最も愛されているのが天満宮ではないか?

 

複雑な形状の門の前に受験シーズンでもないのに多くの参拝者がいる。

 

そして天神様には付き物の臥牛がどっしりと…
天神様=菅原道真公は丑年生まれ、都を発つとき牛が泣いて見送った、牛に跨り太宰府へ落ちたなど逸話が一杯。

 

なんともユニークな軒の飾り物。
「鳥衾」「蟇股」「懸魚」なんと呼ぶのかな?分厚い檜皮葺も流石だが、梅鉢は控えめ。

 

入母屋が複雑に重なる本殿、七五三参りもいたよ!

 

平入向唐門は裏口、背後にも御神体が鎮座しているのか?

 

神社の社にしては組み物が半端ではないのがかえって珍しい。

 

ひときわ輝いていたのがこの銀杏、この時神様が降臨していたのか!

 

通り抜けて失礼

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平野神社

2017年11月22日 | 歴史探歩

北山の左大文字を背にして降ること10分?平野神社に着いた。

 

桜の名所として一度訪れたことがあるが、夜桜見物でごった返す雑踏の記憶しかない。

 

神紋が桜なので日本人には大層親近感がある神社ではないか。
確か枝垂れの魁桜が有名。

 

それにしても境内のこの静けさはどうだ!さすがに此処まではインバウンドの足も届いていない。
でも季節外れだから当たり前か、桜の季節はさぞかし…

 

臣籍降下した方々所縁の神社なので、その雰囲気は確かなものだ。
本殿は比翼春日造とも、平野造とも称される独特なもの。

 

左近の桜である。

 

右近の橘も立派!

 

拝殿は組上げ小格子天井、周囲に三六歌仙の掲額がある。

帰り掛けの駄賃と思ったが結構見応えがある。
若い一組のカップルが、ともに大吉を引いたと喜びを爆発させていた。オイラに何の関係もなしだが…

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金閣寺Ⅲ

2017年11月20日 | 歴史探歩

室町文化の粋を堪能して出口参道へ、此処は怪しげな土産物にあふれていた。

 

「銀河泉」湧き水が岩肌をつたって流れ出ている。義満公お茶の水と案内されている。

 

「巖下水」義満公手洗い水とある。
隣り合わせに上水と下水があったことになるが…

 

「龍門瀑」滝の流れは細いのに、鯉魚の巨大なこと。

 

「金閣寺垣」金閣寺独特のもので「四つ目垣」が基本。
背の低い竹垣とし、上側を割り竹で覆って腐食を防ぐ工夫がなされている。

 

「曲水」かな?なぜか気を惹かれて納めたが、説明書きはなかった。

 

京都五山の送り火の一文字:左大文字が眼前にある。

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金閣寺Ⅱ

2017年11月19日 | 歴史探歩

金閣寺(舎利殿)は仏さまのお骨を納める建物だが、杮葺に金箔塗の外壁が映えて目を奪われる。

 

周囲の緑との対比が絶妙で、俗人にはこの世のものとは思えない美しさである。
だが此処には、天皇になろうとした男:足利義満の野望が込められている?

 

建物形式から見れば、1階は宸殿造、2階は書院造、3階は禅宗様寺院の外観である。
この意味は、1階には公家と天皇が、2階には武家である足利家が、3階には法皇にまで登り詰めた足利義満が住まうことを祈念した。
『逆説の日本史』に井沢元彦氏はこのように記述しているが、本当はどうなのだろう。

 

紺碧の空に燦然と輝き、今まさに飛び立たんとする鳳凰=法皇=足利義満?

 

舎利殿前庭に広がる鏡湖池には、大小さまざまな島と石が配されて、建物の優美さを際立たせている。


 

この平らに安定した石組からみて亀島を現わしているのだろう。

 

金閣を裏側から見ると西側に張り出した質素な建物に目がいく。
これは宸殿造の建物に付随し、池に張り出す釣殿と言われるもの。
言葉通り魚釣りを楽しむ場所の意味だが、お客様の饗応に使われたものか?

天皇になろうとした足利義満は自身を最上位に置き、下に幕府と朝廷を置くことを夢見たか?

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金閣寺

2017年11月18日 | 歴史探歩

山号は北山、京都五山第二位:相国寺外塔頭の一院。

 

此処も黒門前は、ご多聞に漏れず修学旅行生と外国人ばかり…
少量のお酒と粗末な昼食を取ったせいか、少し鷹揚に構えていられる自分が不思議?

 

特に何の変哲もない総門付近、でも外国の方ばかりです。

 

庫裏と非公開となっている方丈方面をみる。杉戸絵なる作品を所蔵しているらしいのだが…

 

ちょっと期待できそうな紅葉、でも金閣寺で紅葉狩りは聞いたことないな!

 

北山を借景にして燦然と輝く金閣寺。
優雅な人でなければ思いもつかない建物構造は秀逸だ。

 

宝形造、杮葺、二重三階、楼付の優美な建物。
ここには足利義満の、大いなる野望が隠されていると言うのだが…

それにしても質素な杮屋根と、壁面の金箔はアンバランスOR絶妙?

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龍安寺Ⅱ

2017年11月17日 | 歴史探歩

何時までも縁側に座り込んでお庭を眺め続ける欧米人。

 

人ごみの隙間を縫って石庭の一部を切りとる。

 

何事か大声で話しながら、自撮り・他撮りに余念のない東アジア人たち。
インバウンドここに極まれり!これから先日本の観光地はどうなるのだろう?

 

ガイドに吹き込まれたのか、声を合わせて石の数を数える修学旅行生。
いつかな静けさは期待できず。やむなく裏庭へ廻る。
最後まで庭の全景を納めることはできなかった。

 

四隅に「五・隹・足・矢」と書かれており、中央の口を共用すると…
「吾唯足知」「われ・ただ・たる・をしる」となる、有名なつくばい。

 

更に樹木中に鯉魚を見る。
この辺りになると人影はまばら。

 

疲れた足をカウンターの椅子で休めつつ、ぬる燗をチビリ、チビリ
ちょっと小洒落たお店で遅めの昼食。

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龍安寺

2017年11月16日 | 歴史探歩

大人の修学旅行は「きぬかけの道」をひたすら歩く。

 

少年時代の甘酸っぱい気持ちがよみがえる「きぬかけの道」
それにしても、あまりに年を取りすぎた。

 

歩く人も、自転車も、観光バスもひっきりなし。
山門にやっとたどり着いたが、危惧した通り外国の方も、修学旅行生たちも、境内一杯に…

 

大団体を避けて、先に鏡容池のほとりをゆっくり散策。
池面一杯の蓮はもちろん時季外れ、紅葉も今一だが静けさにほっとする。

 

方丈入口の衝立、「うんかん」と読むらしいが、大雲山龍安寺の玄関の意味らしい。

こちらは「つうき」、気が通るで「気力が漲る」と言うことらしい。

 

枯山水のお庭に三尊石をみる。
背後の傷みかけた塀が印象的、でも方丈内は大混雑で騒々しい限り。

 

喧騒を避けて…

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仁和寺Ⅴ

2017年11月15日 | 歴史探歩

真言密教は出家には厳しい戒律があるようだが、在家には限りなく優しい。

 

国重文五重塔、5層とも屋根の広さがほぼ同じが特徴。
ちょっと安定感に欠けるが、樹木に支えられているようで微笑ましくない?

 

真言密教の本尊「大日如来がおわします」と塔の入り口に掲示している。

 

紺碧の青に溶け込む威風堂々とした国宝金堂、床下の亀腹部分を改修中。
向拝部分に続く大屋根瓦の葺き方が独特、瓦職人の腕の見せどころか?
屋根中央付近の少し段が着いたように見えるところだよ!

 

金堂軒下に迫ってみれば3重の垂木が大屋根を支えます。
軒先の装飾金物にも丁寧な細工が施されています。

 

神仏習合の名残か九社神社が…

真言宗御室派総本山仁和寺堪能しました。御室桜の季節にもう一度…

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仁和寺Ⅳ

2017年11月14日 | 歴史探歩

見どころ満載の仁和寺、勅使門を見てみよう。

 

外壁には描かれていなかった五条塀に挟まれて、彫り物がこれでもかの勅使門がある。

 

天井板も屋根の破風にそった曲線で、梁も優雅に曲げられている。
勅使をお迎えするに似つかわしい、柔らかな雰囲気。

 

左右に鳳凰が向かい合わせ、中央の獅嚙は何を象っているのだろう。
透かし彫りになっているが裏側は南庭なので、近付いて鑑賞することはできない。

 

蟇股の真ん中は御室桜?唐草模様にも見えるし、勝手に色々なぞらえるのもまた楽しからずや。

 

切妻造、本瓦葺、平入、八脚門、色がなんともぼけているがこれも国重文の中門。

 

向かって右は東の守り持国天、二王門同様前面に金網がないのですっきり!

 

向かって左は北の守り多聞天、右手に戟を左手には宝塔を掲げている。

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仁和寺Ⅲ

2017年11月13日 | 歴史探歩

宸殿内部には白砂を敷き詰めた簡素な造りの南庭と、池を配した北庭がある。

 

白砂の上にまっすぐ伸びる箒目は何を模したものか?
簡素な中にも凛とした雰囲気が漂う南庭。

 

宸殿裏側には池を配した明るい北庭。
背後の山が借景になっており、のびやかな空間が広がる。

 

宝形造の屋根が二重になっている霊明殿。
この形も錣葺と言って良いのかな?

 

黒書院は入母屋造、平入、向拝が大屋根と一体になっている。

 

白書院と黒書院、宸殿を結ぶ宸殿造の回廊。

 

宸殿前庭には左近の桜と右近の橘が植えられ、御室御所と呼ぶにふさわしい佇まい。
檜皮葺の劣化しているのが痛々しい。

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