もっちゃんの探歩三昧

歴史探訪や仏像鑑賞、友人との交友をタイムリーに投稿します

湯田温泉

2022年03月30日 | Weblog

山口市内にある湯田温泉、アクセスが便利なので行きやすい。

 

湯田温泉駅前、巨大な白狐のモニュメントがお出迎え。
湯田温泉の謂れが・・・

 

温泉発見の謂れはよく聞く話。
湯田温泉もご多分に漏れず、「手負いの白狐が傷を湯に浸して治した」と言うもの。

白鷺であったり、動物であったり、有名な武将であったり、いずれも似たり寄ったり

 

今でこそSLは日本各地で運行されているが、最初に復活させたのが山口線。
人気随一の「D51:デコイチ」が、小郡(新山口)⇔津和野間に蘇った。

 

湯田温泉街には、無数のカラーマンホールが設置されているが、こんな哀れな姿のやつが結構多い。

 

泊った宿の温泉は最高だった。
何がって? 大浴場も露天風呂も家族風呂状態なので、独占で満喫できた。

 

最後に足湯につかって帰ろうと思ったが、観光にのめり込みすぎて時間切れ…
あわてて帰りの列車に駆け込んだ。

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山口大神宮

2022年03月28日 | 歴史探歩

山口県庁を囲むお濠から道一本挟んだ場所に、山口大神宮は建立されている。

 

自然岩上のユニークな燈籠が「皆さん参拝しなさい」と招いているようです。

 

境内を支える石垣は、はっきりと横目が通った布積と言うのかな?
自然石を丁寧に重ねてあります。

 

階段を登り切った処、下段にあるのが外宮です。
素木造りで拝殿、塀殿、本殿が縦一直線に並んでいます。
神様は勿論お伊勢さまと同じ、食べ物の神「豊受大御神」が祀られています。

 

言い忘れていました。
山口大神宮は、山口の藩祖:大内氏が伊勢神宮の神様を勧請して建立した神社です。
お伊勢さま同様、内宮・外宮とも遷宮しますので、その用地が確保されています。

 

上段に位置するのが内宮、「天照大御神」が祀られています。

 

此処ではお伊勢さまと違って境内の中ほどまで入れますので、遷宮用地をこの角度で見ることが出来ます。
罰が当たらないかな?

 

内宮本殿を真横から拝みます。
棟持柱がしっかりと、反りの無い屋根を支えているのが確認できます。

 

同じ境内に合祀されている多賀神社もお参りしました。

 

神話の時代から連綿と続く、神道を代表する神様が合祀されています。
「おたかさま」の呼称は「如何なものか!」

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旧山口県議会議場

2022年03月27日 | 歴史探歩

山口県庁一帯は緑が豊かで、すごくゆったりとした空間はさすがに長州の威厳が残っている。

 

何度も近くを通っているが、初めてレトロな雰囲気の正門をくぐってみる気になった。
山口県出身で、何かと物議をかもした前総理が退任したせいかな?

 

これが旧山口県議会議場跡らしい。
外観はしっかりしており、現役の会議場としても利用できそう。

 

素晴らしい保存状況で、館内は塵一つ落ちていない。
三方向の窓から光が差し込み、開放的でとても明るい。

 

本会議場を2階の傍聴席から見たところ。

 

傍聴席の椅子も建屋の構造に併せて、コーナーは緩く湾曲した特注品。

 

広くてメルヘンチックな窓からの採光は申し分ない。
壁は純白で清潔感があり、調度品は落ち着いたブルーとグリーンが基調となっている。

 

今でもそのまま本会議が開催できそう。

 

議長席から議場を眺める。
往時の議長権限は絶大なものだったろう?

明治維新の立役者?長州の威光を垣間見た感じだ。

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山口洞春寺

2022年03月23日 | 歴史探歩

続いて毛利元就の菩提寺と伝わる洞春寺を訪ねる。

 

本堂を目の前に見る山門は藥居門と見たが、支柱が屋根を支えていない変形型。
支柱ではなく飾りの趣で不思議な造り。

 

毛利氏の栄枯盛衰をさらっと表現した案内板。

 

本堂は瓦の錣葺き、前面に松が植生されている。

 

庫裏?に正対して鐘楼門がある。
中国風の暖簾が、参詣者を拒んでいるようで抵抗感がある。

 

正宗山洞春禅寺の観音堂は国重文である。
桟唐戸、華頭窓、屋根のてり、など禅宗様式が随所にみられる。

 

観音堂脇に菩提樹の木があり、お釈迦様が悟りを開いたあの木?と思ったが、これは中国原産のもので、インド菩提樹とは異なると説明されている。
残念!

 

観音堂に正対する四脚門は檜皮葺で国重文、3っつの門の中で最も格調が高い。

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国宝瑠璃光寺

2022年03月21日 | 歴史探歩

山口に来たのだからやはり此処だけは訪ねないとね。

 

国宝瑠璃光寺五重塔。
木立に背後を守られるように聳え、水面に雅やかな姿を映して、さすがの存在感。

 

兼六園ではお馴染みだが、瑠璃光寺でははじめてお目の掛かった「雪吊り」。
山口市、それほど雪が降るとは思えないのだが、オイラの認識不足かな?

 

優美な姿を真正面から捉える。
我ながらに「ベタな画像だな」と…ひとりごちた。

 

保寧山瑠璃光禅寺、曹洞宗の古刹である。
国宝でありながら拝観料は無料、さすが禅宗寺院! 大向こうから一声掛かりそう。

 

入母屋造り、妻入り、庇付き、さらに庇の前に向背が付くと言う珍しい造り。
屋根に銅板の覆いがされているのだけは残念。
檜皮・杮葺きとでは、まるで存在感が違う。

 

少し斜め方向から見てみると、降り棟の前方にせり出した蓑甲落ちが、異様に大きいのも特徴的。

 

禅宗寺院だけあって立派な魚板が吊るされていた。
集合、解散、食事時などを修行者に叩いて告げる、禅宗寺院にのみ見られる道具だ。

 

ついて変わったものは、道教の盟主?閻魔大王が入り口脇に鎮座していた。
「後生車」を回して、「後生だから地獄へ落とさないで・・・」と頼めとでもいうのだろうか。

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旧山口藩庁

2022年03月18日 | 歴史探歩

明治維新を成し遂げた権勢そのままの山口県庁、その脇に旧山口藩庁の名残が僅かに残っている。

 

藩庁門へ至るアプローチ、門と塀と土塁の一部が残る。
背後の山は玄武か? 君子南面を彷彿とさせる佇まい。

 

近付いてみると壮大さはいや増す。

 

京都御所の塀に匹敵するような堅固さはどうだ!

 

内側から見るとさらに荘厳さが際立つ。

 

周囲のお濠には懸崖の松が・・・

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龍福寺

2022年03月16日 | 歴史探歩

八坂神社と隣接する?格好で整備された土塁が現れた。

 

長らく復興工事が行われていた、山口の戦国大名大内氏館跡である。

 

説明書きはなかったが、発掘作業によって見つかった側溝跡だろう。
京の文化にあこがれを持った大内氏、公家の屋敷を模した後か?

「西ノ京」と称される山口の中心地である。

 

中央に中島を配した池泉だが、変哲の無い島の形からして、往時の全容は分からず仕舞いだったか?

 

大内氏館跡を南側へ回り込んで、龍福寺山門前へでた。
毛利隆元が烏帽子親である、大内義隆の菩提寺として建立したと伝わる曹洞宗の古刹。

 

大内菱が染め抜かれた膜に、わずかに権勢が偲ばれる。

 

国重文の本堂は大改修を終えて、優雅な屋根などが復元されたが、硝子入りの戸とは?
往時の姿を再現したものなのか確認できなかった。

寺の方に参詣したいと申し出るも、「お断りしています」とそっけない返事が返ってきた。
取りつく縞もなく残念!

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山口八坂神社

2022年03月14日 | 歴史探歩

今八幡宮から歩いて5分程、こちらも国重文の八坂神社に到着。

 

国重文とは、とても想えないほど荒れた境内にビックリ!

 

拝殿の形も少々変わっている。
裳階の様な感じで前面にせり出した向背に、左右には切妻造りの建屋が付属している。

 

八坂さん、祇園さん、八雲さんなど、スサノオノミコトを祀る社殿を、氏子は親しみを込めて呼称している。
此処は八坂神社で、祇園の掲額があった。

この地でも祇園祭が催行されているのだろうか?

 

三間社流れ造りの本殿も檜皮葺で、国重文に指定されている。

 

境内の一画に無造作にまとめられたお墓?
卵頭塔墓も見られるが、神仏分離の余波が此処にも…

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山口今八幡宮

2022年03月13日 | 歴史探歩

歩きが主体の節約旅、宿をとった湯田温泉駅でもなく、町の中心山口駅でもなく、行きたい場所優先で上山口駅で下車する。

 

旅のパンフレットで、およその見当を付けて閑静な住宅街を歩いて行くと、見事なしだれ梅に出会った。

自転車ですれ違う、下校中の中学生が「こんにちは」と元気に声を掛けてくれる。
今時ではめずらしいことで、とても気持ちが良い。
今八幡宮への道を尋ねると、明るく大きな声で「この道真っ直ぐでOKです」
さらに追いかけてきてくれて「今八幡宮の石段に突き当たります」と補足された。
素直にうれしい!

 

国重文「今八幡宮」の石段前に到着しました。

下から拝殿を見上げたところ、何やら工事中らしい囲いが見えました。
山口市の観光案内には修理中の語句はなかったのだけれど…

 

拝殿前に立つと、参詣客のために塀殿を経て本殿は望むことが出来ましたが、杮葺き屋根の補修中で国重文の建物には全面的に覆いが掛けられていました。
残念!

 

鎌倉時代に大内氏が周辺の数社を合祀して建立した為、今八幡宮としたと説明がありました。

それにしても合祀した摂社はいずれも立派な建物です。
狛犬が配されているうえ、社殿は唐破風の向背に立派な彫り物も施されています。

残念ながら建屋の全容は見られずじまいでした。

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青春18の旅22

2022年03月10日 | 歴史探歩

コロナワクチン3回目接種完了、広島の蔓延防止解除、即旅立ちです。

 

とは言え、未だ蔓延防止の都道府県は多し、今回はやむを得ず隣県の山口までで、じっと我慢の子。

新山口駅での山口線ホームでは転轍手によって、車両の増結中でした。
この種の作業は、昨今めったに見られないね。

 

山口駅のレトロな駅名表示、字体も時代を感じさせて良し!

 

地元の高校生による精一杯の「おもてなし」でしょう。

 

大内びなもお出迎えです。

 

そして国宝「瑠璃光寺」へ「おいでませ」と言っている?

オミクロン未だ治まらず、おっかなびっくり腰の引けた身近な旅です。

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節分草22

2022年03月05日 | 山野草

令和4年は2月に入って寒さが厳しく、春の山野草には受難の年かな?

 

節分草の里もこの通り、2月末に多量の残雪があり開花場所は限られている。

 

それでも日当たりの良い斜面に、健気な姿が散見された。

 

足元の平らな歩道部分は残雪で滑るので、慎重にポジシォンを決めて撮影。

 

足がつりそうになるのを懸命に堪えて、数少ないピンクの花弁を見つけた。

 

こちらもわずかに一輪だが、八重(二重)をフレームに収める。

 

ユキワリイチゲもやっと1~2輪でした。

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