もっちゃんの探歩三昧

歴史探訪や仏像鑑賞、友人との交友をタイムリーに投稿します

宗箇山

2007年02月28日 | 歴史探歩
2/27日 広島浅野藩家老で茶人の上田宗箇が、作庭したと云われる大名庭園が縮景園である。池泉回遊式庭園で作庭時は、周囲の景色を巧に借景した名園であったが、近年は高層マンションなどの林立により、まったくその姿を変えてしまった。残念な事である。

借景された代表的な場所の一つが、広島市西部に位置する「宗箇山」である。なんてったって庭園設計者の名を山名にしているほどであるから、その思い入れはひとしおであったろう。記録によれば頂上には、記念の宗箇松が植えられたとある。

今日は仲良し達とこの記念松を愛でに出掛けたのである。お陰さまで天気予報は本日もはずれ、無風ぽかぽか陽気の一日となった。何せ心掛けが違うのである。
現在植えられている松は四代目、誠に貧相な赤松がその木だとか

宗箇山山頂から春霞の中、縮景園はおぼろ気に望まれた。
こちらは絶景かな絶景かな
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備後安国寺三尊像

2007年02月28日 | 歴史探歩
国重文に指定されている備後安国寺「阿弥陀三尊像」、釈迦殿に安置されており、一光三尊の舟形光背を背にしているが、化仏は何らかの理由で削ぎ落とされている。

阿弥陀三尊像の前には(前仏?)禅宗寺院に見られる、当瑞雲山の開基と伝えられる「法燈国師」69歳の寿像が安置されており、こちらも国重文に指定されている。
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鞆安国寺

2007年02月26日 | 落合郷土史

2/25日は、落合郷土史会員定例の歴史探訪。今湾内架橋の是非をめぐって何かと話題を提供している景勝地鞆の浦。北前船や朝鮮通信使で賑わった、広島県では数少ない貴重な歴史の重みを持つ場所だ。

昨年11月にも訪れているので、今回小生は国重文の釈迦堂が現存する「安国寺」の拝観を楽しみに参加した。
足利尊氏の命により、南北朝時代に創建された事になっているが、事実は釈迦堂に納められている「阿弥陀三尊像」の体内から出た写経などの記載から、更に時代は遡り、鎌倉時代の建造物である事が判明している。

雲山安国寺にある国重文の「阿弥陀三尊像」は、、南北朝以前にに建立された、金宝寺なるお寺の仏像が移された物だという。臨済宗に阿弥陀三尊像は似つかわしくないがこれで納得できた。
更に三尊像の船形光背を良く見ると、化仏と思われる彫り物が削り取られている。これは光背が本来この阿弥陀三尊像のものではなく、他の仏像の物を流用しているためそぐわない化仏を削ったものであろう。

室町時代までは大変栄えた寺院であったが、戦国時代一時衰退したものを、安国寺恵瓊が再興したと伝えられている。
広島県には数少ない国重文の建造物、ぜひ一度足を運んでいただきたいものである。場所は鞆の浦より一つ手前のバス停、「安国寺下」下車徒歩10分程度である。


 

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観光ボラ例会

2007年02月23日 | ボランティア
2/22日は例会の日、最近サボリ気味だったが出掛けてみると、仲々の盛会である。最前列の席まで一杯 ご同慶の到りである。

ところが理由はすぐに判明した。
本日の議事欄を見ると、4月に総会があると案内している。 なぁーるほど合点承知之介、新しい会員さんが大勢入会されたのだ。 何時まで続くのかな

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体をほぐす

2007年02月20日 | Weblog
例年寒さの厳しい2月なのに今年はどうしたのでしょう 事の他暖かな日が続いてなんだか拍子抜けの毎日です。寒さに弱い俺どんはこの時、期極力外出を控える計画を立てていたのに大外れ、体が鈍ってしょうがない。

思い立って会社OBのお二人と、手ごろな山へ体をほぐしに出掛けました。チョッピリ雲が多く天気予報(最近はほとんど当たらない)ほどの日差しはありませんでしたが、久し振りの体育会系活動 なりにGOODでござんした。
仲々の景色でしょう 広島は近郷に魅力的な場所が一杯

別の「山愛好グループの皆さん」他意はありません。近々ご一緒に今年の活動を始めましょう。
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ひろしま通検定

2007年02月18日 | Weblog

2/18日 待ちに待った「ひろしま通検定」の日。嘘、本当はチョット気が重くて逃げ出したい気持ちだった。

試験会場入り口柱の陰で、知った人がどの位いるか密かに探す。結構たくさん受験しているではありませんか?なんだか一安心、勇気を貰ったような気がして、急に元気になりました。
加えて受験番号は:0838番の上、座席も前から8番目の最後列、ダブルで末広がりときては、もう試験前から合格が約束されたようなもの
写真でオレンジのペットボトルを置いてあるのが、オイラの席

この目で確認したボラガイド仲間の受験者は、男性ではⅠ,KA,NO,MUの皆さん、女性ではKA,SU,TA,YOさん、7期の方でお名前を知らない方も1名いらっしゃいました。(SUさんはなんと同じ教室)
後OBのKAさんも受験されました。

問題はメチャクチャと云って良いほど易しかったです。 回答など教えてもらわなくても合格間違いなし  ホントカネ  取り敢えず

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「甲申」編集会議

2007年02月15日 | 落合郷土史
2/14日 落合郷土史研究会報「甲申」第三集の編集会議、全員の最終稿が提出され後は製本するのみ。とは言えこれが仲々の難物、過去の失敗や各位の親切なアドバイスを織り込んで、会員全員今度こそはの意気込みで…取り敢えず区切りの乾杯をささやかに行ったのです。

来る4/21~22日に「真亀公民館祭り」、5/26~27「口田公民館祭り」で販売開始です。作成部数に限りがあります。お早めにご来場の上お求め下さい。
どんな場合にも居られる裏口がお好きな向きは、オイラの獲得枠が若干ございますので、何らかの方法で囁きを届けてください。

撮影者本人だけが気に入っている、薄暮の平和公園第二弾、供養塔をお届けします。
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薄暮の平和公園

2007年02月14日 | Weblog
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年寄りの飲み会

2007年02月14日 | Weblog
2/13日 恒例年寄りの飲み会日。今回は退社以来3年目にして初めて社員クラブで楽しく一杯 の筈が、弾みが付いてしまって二次会へ チョット頭が痛いでござる。

一杯の前に近くの平和公園に立ち寄り、「薄暮の平和公園」をカメラに収める。アルコールを呼び込む前に、ピューリタンの心で被写体を選ぶ。見慣れた記念碑ですが何時もより荘厳に感じませんか?
なんだか撮影の腕が上がったみたい

またまた自慢話 2/13日マイブログへのアクセスが355件と記録を更新した。愛読者の皆様ありがとうございます。
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難遭遇

2007年02月13日 | 遍路
平成18年3月19日  3/6日一番札所を出発して遍路14日目、この日は参詣する札所もなく、これといった難所もなく、距離を稼ごうにも適当な位置に宿がなく、26キロ程度歩くだけ余裕の一日である。
前夜民宿で快適なサービスを受けてご機嫌でスタート、天下を取った気分。

前回平成16年一回目遍路の時より、4日も早いペースで歩いている。あらゆる面で気が抜ける条件が揃っていた。このあたりも遍路道は二手に分かれており、前回海側を歩いたので、今度は悪魔が待ち受けている事も知らずに、山側ルートを選択した。

佛坂不動経由のルートに向かってソロリ。前半は浦ノ内湾沿いに蛇行する平坦な道を鼻歌で進む。出発して2時間半佛坂峠に向かう山側林道ルートを取る。11時近く峠に到達、南側山あいに海が臨める絶景ポイントが続く。
数分で林道と分かれて佛坂不動に向かう山道へ左折。しっかりした踏み跡があり道に迷う心配はない。

運命の瞬間が刻一刻と… 山中とは思えぬ快適な道に気を許し、美しい景色をカメラに収めつつ進んでいたその時、右足が何かに捕られて前のめりにバタンと倒れる。 一瞬の出来事 右足に激痛が走りその場にヘタリ込んだ。一巻の終わりである
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広島をさがそう

2007年02月11日 | 歴史探歩

2/10日 今日は真面目に「広島をさがそう」と云うタイトル(副題:原爆を見た建物)の講座を受講した。場所もテーマに相応しく、広島市原爆資料館の会議室である。
予想通り勉強熱心な、観光ボランティアガイド仲間の顔も何人か確認する。しかし
自分が出席する場合だけ、真面目な講座と表現する傲慢さには我ながら辟易する。

演題は 06-9-15日初版が発行された本の、タイトルがそのまま使われている。
講師も著作者:3人の内の一人「山下和也」さん。
私(真面目なブログなのでオイラではない)も発売されたと同時に本は購入しており、一部の身近なお友達にも紹介した物の解説会の感じ。

話は時間を意識するあまり、早口で一部の部分もあったが、ユーモァーを交えて退屈しなかった。
始めてみる写真が多く、こちらは必見ですゾ 写真展の開催を希望しておいた。実現すれば

 

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縁起物

2007年02月10日 | 持芳庭

持芳庭の宝物から今回は「縁起物」を一点紹介します。何方にも平等に福が訪れる事を信じて…
以前にご案内した「立体書画」ですが、これはかなり大物で(只サイズが大きいだけ)高さは1メートルほどあります。

写真が小さいので字が読み難いかも知れませんが、簡単に解説すれば次の通りです。
「つきを呼ぶ月」「松寿は招寿」「福を招く布袋」と云う単純なものです

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今日は良い事を…

2007年02月07日 | ボランティア
2/7日 観光ボランティアの事務所当番の日。協会の活動に何かとイチャモンを付けるオイラだが、会員の義務みたいな事務所当番は、比較的真面目にやっている。義務?を果たさずゴチャゴチャ云う、怠惰な会員ども(中には居るんですヨ)とはきっちり一線を画しているつもり。

冬は観光ガイドも閑散なのだが、今日は一件電話が入った。ナント縮景園・広島城・平和公園三箇所同時の案内依頼。このような物件は例えてみると、目の下三尺の鯛が釣れたような感覚である。

たまたま事務所に顔を出した、新人のガイドKさんに振ると快諾してくれた。気分がいいね、何かよいことが起こりそうで、鼻歌交じりで事務所を後にした。
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電話が…

2007年02月05日 | 遍路
固定電話がオイラに掛かってきたという。最近ほとんど掛かってくることはないので、いぶかしく思いながら出てみると、電話口から元気の良い声で、Uですっと名乗った。
一瞬ですぐに、東京は多摩市のUさんであることが分かった。

何者かですかって 忘れもしない、昨年歩き遍路でお世話になった方でした。お世話になったと行っても、「22番平等寺」あたりから、近くに銭型がある「69番観音寺」くらいまで、付かず離れず歩いただけの事ですが…25日間位ですか?
それでもわざわざ東京から電話を下さいます。
何用かはすぐ分かりました。今年も偏路歩きますよ宣言です。Uさんはこれで5年連続挑戦されるのだと…

春は遍路の季節、偏路は春の季語でもあります。この時期になると無性に気が騒ぎ出します。意志の弱いオイラは、3月中他の行事を一杯詰め込んで、遍路の虫を押さえ込む事にしていました。それでも電話一本で・・・悩みは尽きないなぁー

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忠臣蔵講座

2007年02月05日 | 歴史探歩

2/4日 講座二回目は討ち入りを中心に講座は進められました。真実は映画や芝居とかなり異なっているようで、興味深いエピソードが幾つかありました。

その1:松の廊下での刃傷事件を、江戸屋敷に居た内匠頭の弟大学が、遥泉院に報告する場面で、「して吉良様はどうなりましたか?」と聞く遥泉院に、大学は吉良の沙汰を知らなかったため返答できなかった。(まるで子供の使いなみだと…)

その2:元禄時代の切腹はほとんど形式化していたので、切腹者が腹を切る前に介錯されていたのが事実。赤穂浪士の切腹もこの通りで、一人7分程度で終わった

その3:浪士が預けられた各藩邸の内、最も丁重だったのが細川藩(熊本)であり、最も粗雑に扱ったのが毛利藩(山口)だという。やはり毛利は、広島の後釜浅野が嫌いだったのかな

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