鯉のぼりの季節到来、本来なら勢いづく筈なのだが、故障者続出で…
なんとか上位に喰らい付いて行かないと、本当にファンに見放されるぞ!
昨年までの天敵:中日を迎えて、球場はやっと“満員御礼”の垂れ幕が下がった。
そして今年は何故だか、中日とは相性が良さそうです。
今年の中日はいやらしさも破壊力も無く、なんとなく組みしやすしの感じ…
鯉では凄味が乏しいと思ったのか、三本角の怪獣が球場正面にと登場。
「トリケラトプス」と云うらしい。草食恐竜らしいがあやかれるかな?
鯉のぼりの季節到来、本来なら勢いづく筈なのだが、故障者続出で…
なんとか上位に喰らい付いて行かないと、本当にファンに見放されるぞ!
昨年までの天敵:中日を迎えて、球場はやっと“満員御礼”の垂れ幕が下がった。
そして今年は何故だか、中日とは相性が良さそうです。
今年の中日はいやらしさも破壊力も無く、なんとなく組みしやすしの感じ…
鯉では凄味が乏しいと思ったのか、三本角の怪獣が球場正面にと登場。
「トリケラトプス」と云うらしい。草食恐竜らしいがあやかれるかな?
広島県で昔天領だった上下町、此処にもかたくりの自生地があります。
二本寄り添ったヤツ
ひとりもの!寂しそう。
カタクリ離れした風情!ちょっと見たところ菖蒲みたい。
一番人気だったトリオ。
岩陰にひっそり!このような時はどのように撮影すれば良いのでしょうか?
はぐれ狼、急傾斜地に頑張る!
花びらがぐっと反り返って…かたくりらし~い!
“えひめあやめ”の全貌を贈ります。皆さんこの花御存知でしたか?
里山はようやく新緑に衣替えしつつあります。
ひっそりとした谷あいに咲く紫の小さな花。昔『かわいい花』と云う曲が、大ヒットしたことを思い出しました。
今年は気候がこの花に適していたのか、大群落を形成していたようですが…
ちょっと時期を外してしまい残念!
それでも周遊路の近くに、今を盛りと頑張っている姿がいじらしい。
背丈は15センチ位、花は4~5センチ程度で、いかにも野生の花の風情。
光線の加減で、様々な表情に変化します?
来年こそタイムリーな出会いを期待して、山を後にしました。
今年になるまでこの花の存在は知りませんでした。
テレビで放映されたのが随分前で、早く行きたかったのですが、中々遊びが忙しくて…
目的地までの案内は、少し心細いものがありましたが、駐車場からはバッチリ!
手すりも立派なものが造られていました。
雨になっても足元は大丈夫、素晴らしい歩道が作られています。
並々ならぬ地元の息ごもが感じられます。
公開日、公開時間以外は、何人たりとも一歩も内へは入れません。
厳重?な扉が行く手を遮ります。
やっと主人公が顔をのぞかせました。小さくて可憐が売り物かな?
最近はこの手の花が本当にかわいらしくて、気に入っています。
少~しアップでどうぞ!
気にしていた通り、遅きに失した感がありました。残念!
御託が並べられていました。読めますか?
87番札所:長尾寺を過ぎれば、結願寺の88番札所:大窪寺を残すのみですが、此処で少々厄介な問題が…
87番から88番への道は3ルートあり、どれを選ぶかは個人に任されていますが、標高780メートルの険しい女体
山胎蔵峯 (にょたいさんたいぞうほう)を越える山ルートを選ぶ遍路が多いようです。
このルートで最も険しい場所は三点支持を順守して登る、さながら登山の状態です。
近付き過ぎると手前の山に、女体山胎蔵峯は隠れてしまいました。
どんなに険しい道のりなのか、大きな不安と少しの期待で、心臓がドッキン!ドッキン!
夢中での登って行く内に、いつの間にか88番札所:大窪寺に着いてしまいました。
確か何枚か写真を撮っている筈ですが、いくら探しても見当たりません。
何が問題かと云いますと「結願直前に“女体山胎蔵峯に登る=禁欲修業を破る」ことになるのではないか?
せっかく此処まで、長い期間ずっと禁欲しながら、札所を巡って来たのに、「満願を前にして女体山に登り、胎蔵させてしまった=女
性を犯し、妊娠させてしまった」のだから、此処までの遍路旅が 無になってしまった。
すなわち又一から修行をし直しなさいと…
気を取り直して今回は、四国88か所の“総奥の院”と云われる、與田寺を参詣する。
歩き遍路内では、色々言い伝えがあるようで、曰く「総奥の院:與田寺を参らねば結願ではない」とか「最初に遍路
を始めたお寺にはお礼詣りをしなくてはいけない」とか「最後は高野山を必ずお参りする」とか「いやぁ~京都の東
寺も参るものだ」など、数え上げればきりが無いが、せっかく始めた歩き遍路、すべてのお寺にお参りをしようでは
ないか。
今回は高野山詣で又の機会として、1番霊山寺へのお礼詣りで一旦打ち切りとした。
今回の遍路も残すところ3カ寺、程なく終わります。
85番を打ち終えて86番札所:志度寺へ向かうところ。
左側の線路は琴平電鉄、右側は国道11号線、真ん中の歩道をてくてくと歩きます。
更に50メートル程右側には、JR高徳線も走っています。
両脇を文明の利器が走る中、愚直に歩みを進めていきますと、志度寺の門前に着きました。
堂々とした大寺の風格で、五重塔も聳えています。
お馴染み山門の大わらじ、「これを見るのも後3寺だよ」一人つぶやきました。
この景色はお寺の原点だよね。
めずらしい重文のお堂を見付けました。なんだと思います? のぞいてみましょう。
滅多に主役を張ることは無いこの方のですが、此処では堂々中央に鎮座していました。
地獄の入口に立ちはだかる、御存知“脱衣婆”です。
地獄に送られる人の衣類を剥いで、重さを量り、罪状を推し量る役目です。閻魔様の手先かな?
志度寺はさすがのお寺、本堂の階はこのような石造りの物でした。
もう少しでこの旅も終わりを迎えます。年寄り遍路、老骨に鞭うって先へ進みます。
へんろみちは五色台から急坂を下って高松の町に入ります。
83番札所一宮寺への道すがら、面白くない街中の道をダラダラ歩いていると、後ろから来た車の方が祝儀袋をお接待してくれました。
また気を取り直して頑張ります。「南無大師遍照金剛」
高松市民が体力トレや早朝登山で、ひっきりなしに84番札所:屋島寺の参詣道を行きかいます。
前日に続いてここも登って下る山のお寺です。
境内は雨にもかかわらず、多くの参詣者でいっぱい。休日とあって駐車場は満車状態。
文字通り“屋島”、台形がくっきりと分かります。下ってきて一休み、次の登りに備えます。
85番札所:八栗寺もこの辺りから登りが始まります。
”the hennroyado”といった風情の御宿ですね。私は一度も泊まっていません。
台形の屋島とは異なり、五本の鋭鋒を持つ五剣山の懐に、85番札所:八栗寺はあります。
またまたキツイ登り坂でっせ!
歩き遍路にまたも試練が振りりかかります。
鳥居を潜って登り坂がへんろみち、その横をケーブルカーが登っていきます。
車やバイクで登ろうとするとこの看板が待ち構えています。
「車とバイクの人もケーブルカーを利用しなさい」と脅迫しているのです。
私は息を弾ませながら、カーブルカー脇を、エッサホイサと登ります。
狭い山懐の境内に、本堂、大師堂に囲まれて、こんな立派な歓喜天を祀る社もありました。
四国霊場で歓喜天は初めての出会いと思いますがね。
79番札所は高照院天皇寺。崇徳天皇の“もがり場”に隣接してあります。
“もがり場”の碑が建てられていて、清冽な清水が湧きだしています。
湧き出す清水を流す水道には、血痕とも思われる赤い色が石に染みついて見えます。
崇徳天皇は未だに怨霊としてこの地に…
80番国分寺を打ち終えると、いよいよ崇徳天皇御陵のある81番白峯寺へ向かいます。
この案内板では判り難いのですが、この地は白峯、黒峯、赤嶺、黄峯、青峯と五山があり、五色台と云われています。
この峯へ向かうへんろみちを“真っ縦(まったて)”と呼び、峻嶮な山道を直徒する感じです。
白峯寺にある崇徳天皇陵:白峰御陵、宮内庁管理の御陵です。
こちらは仏式で崇徳天皇を弔っている頓証寺殿。
白峯を降って隣の峰:青峯に登ると、そこが82番札所:根来寺。
世にも恐ろしい、人喰いの牛鬼が山門手前の森に潜んでいます。
此処五色台には自衛隊の演習地があり、運が良ければ、戦車もどき車両が疾走する軍事訓練に出会えます。
根来寺の地下には、高野山奥の院を思わせる位牌堂があります。
いよいよ今回の遍路も終わりが近づいてきました。一抹の寂しさに襲われるのがこの辺りです。
雨の日の遍路は本当に注意が必要。
持ち物を濡らすまいと厳重に防水対策をして、リュックにしまい込むので、どうしても地図を見るのが億劫になる。
そして道を間違う。
四国の札所で最もよく見る光景。あちらこちらにあった気がするが…
此処は76番札所:金倉寺=「こんぞうじ」と呼ぶらしい。金蔵寺=これなら「こんぞうじ」と読めるが…
雨の中、地図を取り出すことを躊躇ったため道を間違えたので、ちょっと八つ当たり気味であります。
ちょっと絵になる光景。この女性遍路さん、我が家の隣の団地にお住まいの方でした。
78番札所:郷照寺での出会いでした。
四国一の閻魔さんの触れ書きにつられてのぞいてみました。
「いましたよ」極彩色の立派な閻魔さん、両脇に司録と司命を従え、さらに十王様も揃っています。
さらにこんな“善根宿”も坂出で見付けました。以前は無かったような気がしますがね。
これも坂出商店街で「来まい、買いまい、はってんまい」=「くるまい、かうまい、はるまい」と意味かと思いますが…
実は「来てください!買ってください!はってください!」の意味だそうです。
もう一つおまけに「頑張りましょう」も見付けました。
此処坂出の町は、殊の外へんろにやさしい街で、毎回必ずお接待に預ります。今回もまた…
四国遍路道、歩いていると諸行無常を感じます。(何にを偉そうに…)
前回通りかかった時には、賑やかに泊まり客が出入りしていましたのに、最近店は閉じられたそうです。
このように宿にも、商店にも、食堂にも、浮世の風は冷たいものがあるようです。
捨身が嶽の説明、私には簡潔に出来ないので、この説明を呼んでください。
字が小さくて読めない? すみません詳しいことは、お参りして確認して下さいませんか?
我拝師山出釈迦寺から望む讃岐平野、長閑な佇まいが手に取る様。
へんろみちはこの塀と塀の間を進みます。
「ホントなんですからもう…どうもすいません」これ誰だか分かります?
つい先程から本降りとなりました。
四国八十八か所随一の大寺、75番札所:善通寺です。
弘法大師が父親の佐伯善通から土地をもらい、創建したと伝えられています。
また弘法大師の生誕地とも伝わります。
幼少時、佐伯真魚と名乗っていた時のお姿像
寺名:善通寺は、佐伯善通(さえきよしみち)の名前から付けられた。現在では師の名前も善通寺市。
この寺は奈良時代に創建されたもので、佐伯一族の氏寺だとの説もある。
霊魂が籠る山:弥谷寺を後にして一路、弘法大師逸話の残る“捨身が嶽”を目指す。
岸壁に彫られた磨崖仏が至る所に見られるが…
“イヤダニマイリ”を済ませた信者は、教えの通り、後ろを振り返ることなく、一目散に山を降る。
縋りつこうとする霊を振り切るように…
強風が竹林を横切る時、カラカラ パリパリっと、乾いた響きだが、ビックリするような大きな音がする。
竹林を抜ければ、霊山:弥谷山ともお別れである。
間もなく遠方に独特の山容をした、捨身が嶽が姿を現す。
弘法大師出生の地と伝わる処。
一生懸命歩みを進めるが、目的地はかえって遠ざかる感じ、手前の尾根に“捨身が嶽”が隠れてしまう。
「これが歩き遍路の醍醐味だ!」などと、強がりを言いながら歩くが、気分はポキッと折れてしまいそう。
世界遺産登録を目指すと云われる“へんろみち”だが、道路や土地開発でズダズダに寸断されている。
つい先程まで、姥捨て伝説の山を歩いたいたことが信じられない。
そうこうするうちに“捨身が嶽”は目の前に近づいてきた。
山腹に建てられた霊場も、くっきりと目に入る。
お大師様は幼小時の名前は「真魚=まお」という。この地で誕生したと伝わる。
ある意味で、四国遍路札所中最大の難所は、71番弥谷寺であろう。
この地は昔から死霊が籠る山として知られ、地域の風習として“イヤダニマイリ”がつたわる。
小集落の中の、ダラダラとした登り坂をしばらく進むと、家並の向こうにまた山が迫って来た。
天気予報は朝から雨を予測していたが、早朝7時前のこの時点ではまだ降っていない。
「早くお参りを済ませたい」重い足を引きずるように先を急ぐ。
やがて鬱蒼とした木々が立ちふさがるような、狭い道に差し掛かる。
このお寺は昔から、死霊が籠る山との言い伝えがある。
平成16年最初の歩き遍路の時、一緒にこのお寺を参拝した女性遍路から「この周辺には霊がいっぱい」と聞かさ
れた。
今、その言葉を思い出しつつ霊山に向う。
お寺の境内に差し掛かる頃、雲は低く垂れ今にも空は泣きださんばかり…
早くお参りを済まそう。
山門に到達した。眼前に長~い階段が立ちはだかる。
合計5百数十段の階段を上って、本堂にお参りする。
山腹の狭い場所に、多くの伽藍が建てられている。
雨が降らない内にと念じて、思いっきり早朝にお参りしているので、他の参詣者は見当たらない。
本堂を目前にしてやっと一息入れる。無意識に霊を恐れているのだろう。夢中で階段を上って来たのだ。
雲は低く垂れこめているが、人里が目に入ったのでほっとする。死霊の籠る山は不気味である。
本堂でのお参りを済ませて、大師堂へ向かう岸壁に彫られた“釈迦三尊仏”。
修験の山でもあるので、このほかにも多くの磨崖仏が彫られている。
イヤダニマイリでは、人が人を背負う真似をして、里から弥谷山へ向かうのだと云う。
これは姥捨てを形にしたものではないのだろうか?
私は、特に霊感が強い訳でもないが取り憑かれるのも怖いので、お寺の関係者以外、誰に出会うことも無く足早に山
を下りた。
何時お参りしてもこのお寺は、雨様気で不気味なことこの上ない。
60番横峰寺、66番雲辺寺と名だたる難所を打ち終えほっと一息です。
現金なもので、ひたすら山道を前に進むことから解放されると、自然に他の物に目が行くようです。
人間弱いものですね。
雲辺寺の次の札所が67番大興寺、なんとも仁王門から見える石段の美しいお寺です。
この場所から参詣する遍路を狙って、プロのカメラマンが待機していることが…
時間にも余裕があるので?仁王さんもカメラに納めます。
阿形像は、心持微笑んでいるように見えますが、気のせいでしょうか。
吽形像はきりっとしていて、「こわいですね、こわいですね、こわいですね!」
ちょっと古すぎるかな?
続く70番札所は、国宝の本堂をもつ本山寺。
桁行、梁間とも5間の堂々たる構えです。
本堂脇には五重塔も聳えています。
四国八十八か所札所で、五重塔を有するのは僅かに4カ寺のみです。
険しい山岳寺院を参詣し終えた老遍路は、土地の人から見れば疲れ果てて見えたのでしょう。
観音寺手前の路上で、こんなに立派な栄養剤を“お接待”して下さいました。
「ありがとうございます、南無大師遍照金剛」