薄紫の儚さが漂う藤の花。
強固な藤棚に支えられて保護されています。
長~い房が垂れ下がって、手招きをしているように見えませんか?
長閑な山並みを背景に、「近寄って良~く見てください」と訴えているようです。
一口に藤と言っても、多くの品種があるようで、それぞれに咲き方が違って見えます。
根元は立ち入り禁止となっているので、近くで見える花は多くはありません。
薄曇りの空は格好の引き立て役ですね。
四方八方へ枝をいっぱいに広げて、雄姿を誇示します。
花の形も様々に変化していくのでしょう。
色合いも多様で見る者を飽きさせません。
豪華絢爛、藤娘が根元に立てばさぞかし・・・
あまりにに伸びやかで、フレームに収まり切れない。
これは異種か?ピンクに近い豪華な一房。
可憐な純白の花びらもありました。
地元の方によると、木が老化しているので、年々花房が短くなっていくようだと語っていました。
幹が複雑にくねっている様子をご覧ください。
来年も頑張ってね! エールを送りながらその場を離れました。