もっちゃんの探歩三昧

歴史探訪や仏像鑑賞、友人との交友をタイムリーに投稿します

大井川鐡道Ⅲ

2024年03月03日 | Weblog

いよいよ大井川鐡道きっての秘境感漂う「奥大井湖上駅」を目指します。

 

不通区間を代行するバスに乗車していざ出発! すぐに大井川に架かる橋を渡ります。
渡る橋の名は「駿遠橋(すんえんはし)」、静岡県は浜松市を中心とする西部は遠州、静岡市を中心とする中部は駿河、東部は伊豆と三つの地域に大別されます。
首都圏との関わりが大きい伊豆は別として、大井川を挟む遠州と駿河は何かと競い合う、ライバル意識が強い関係にあります。

 

「箱根八里は馬でも越すが 越すに越されぬ大井川」と箱根馬子唄にも謡われた難所大井川も、いくつかのダムが建設された影響で水量が減り、すっかりおとなしい流れに変わってしまいました。

 

秘境へ向かって、いくつもの橋が架けられています。
静岡県の川勝知事が、この大井川の水量がこれ以上減らないようにとの理由から、リニア新幹線トンネル工事に反対しています。
どのように決着が計られるのでしょう。

 

長島ダムの建設によって陸の孤島のように見える「奥大井湖上駅」を俯瞰しています。
住民の乗降ではなく、観光客のために造られた駅のようです。
中央の見える建物は、土・日・祭日にオープンするカフェで、それ以外の日にも休憩所として開放されていました。
ありがたいことです。

 

バスの乗客から「視界を遮る雑木を何とかしろ!」の声も出ましたが、やっぱり自然は大切にした方が良いのでは?

 

好天に恵まれたこの日、おいらたちは徒歩でプチハイク、温暖が売りの静岡県では河津桜が満開でした。

 

巨大な長島ダム湖の沿って遊歩道が整備されています。

 

対岸を「アプト式」の車両が行き過ぎます。
1990年以降に運航を開始した車両は新しさを感じさせます。

 

歩いて眼下に線路を臨む場所に到着しました。
車両の通過を待ちたいところですが、何せ運行本数が少ない上帰りの時間もありますので、涙を呑んで先へ進みます。

 

秘境ウォークの案内板、おいらたちは1/3程度を楽しんだにすぎません。

 

まるで絵葉書を見るような絶景ポイントに着きました。
遊歩道からの視界は開かれていました。
感謝!

 

アップダウンを乗り越えて、線路を眼下に望むところまで来ました。
想像を超える急坂でした。

 

線路だけしか目に入りませんが、歩行者用の歩道が併設されたいます。

 

存続が危惧されるローカル鉄道とは思えない、立派な橋梁が架けられています。

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2 コメント

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Unknown (同級生。k)
2024-03-09 09:24:47
三泊四日の浜松の旅。どこからスタートするのか期待して待っていました。大井川鉄道❗いいね、私の一人鉄道旅の始まりが大井川鉄道でした。随分前の事ですが今でも、どの旅より鮮明に覚えています。こんなに見所満載の地であったなんて😃残念です。山田線、釜石線、車窓からの眺め!比べちゃいけないね。
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遠州の至宝 (もっちゃん)
2024-03-11 12:04:57
大井川は高校生の時、井川発電所の見学が印象に残っています。
水力発電の仕組みを一生懸命勉強した真面目な高校生でした。
今回は浜松でウナギが主目的で、大井川鉄道はおまけでしたが、とんでもない! 土砂崩れで全線開通の目途が立たない中、懸命に会社を維持していくスタッフに感動しました。
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