今回の松山歴史探訪は、国宝本堂を持つ52番札所太山寺が最後の訪問地
山門の木組みは結構手の込んだもので、大仏様の木鼻や彫刻を施された蛙股など多彩。
歩き遍路が奉納したと思われる一足の大わらじも…
桁行7間、梁間9間の堂々たる本堂は国宝。四国札所有数の荘厳さ。
このお寺で意外なものを発見!地獄絵図である。
閻魔様の両脇に司録と司命、三途の川岸に脱衣婆、三途の渡し船まで…オールスターキャストだ!
こちらは百鬼夜行のまさに地獄、額の外から覗く鬼?たちのユーモラスな顔で救われる。
一転!こちらは阿弥陀来迎図か? 救いに現れる25菩薩が丁寧に描かれている。
年老いた歩き遍路が本堂脇でお経を唱えていた。
本堂正面を傍若無人な観光客に譲り、脇で静かに読経中。