もっちゃんの探歩三昧

歴史探訪や仏像鑑賞、友人との交友をタイムリーに投稿します

これぞ癒しの道

2011年03月31日 | 遍路

 向かう階段道の先に、今まさに朝日が昇らんとす。と云うことは、日の出前から胸突き八丁の峠道に取り付く日もあると云うことなのです。
早出早着が歩き遍路の鉄則、空気の清浄な早朝から歩き始めて、早めの宿入りが理想のパターン。

   

 四国遍路道を代表するスポット。あらゆる紹介記事や雑誌の表紙などを飾る、12番焼山寺を目指す癒しの道。“へんろころがし”の難所に差し掛かったばかり…標高差1000メートルを越す峠の道は延々と続き、歩き遍路を桃源郷へいざないます。

 3月中旬でも山深い四国の道は、しばし雪に見舞われます。胸が遣えんばかりの登り坂に、滑りやすい雪が重なって…札所を目指す参詣者の荒い息遣いが聞こえてくるようです。

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

へんろ装束

2011年03月30日 | 遍路

 四国遍路に標準の服装があろうとは思わないが、札所で販売している標準装備と称するものや、“参詣の心得”などを見る限り、装束は白一色で統一し、肩に和袈裟を掛けて、編み笠(遍路笠)に白木の杖を持つのが、スタンダードとされているらしい。

 そこで図のスタイルと相成った。3月初旬の寒い時期なので、笈摺(おいずる)の下にセーターを着込み、タオル地のマフラーで防寒対策を施している。
 遍路笠の顎紐は、強風に飛ばされないよう標準品の紐ではなく、工事用ヘルメットの顎紐を流用し、がっちりとフィットさせている。又杖は遍路用のものではなく、山登りに備えて登山用の伸縮自在のものである。

遍路道最大の難所:“へんろころがし”と俗称される、12番焼山寺に向かう前の雄姿。

 笈摺の背中には験をかついで、向って右側には20番:霊鷲山鶴林寺の鶴、左側には39番:赤亀山延光寺の亀の朱印が押してあり、都合で鶴亀あやかっている。不老長寿の願いであるが…

  杖を突いて、玉垣にすがって…足下の階段は、流紋岩の自然石である。

昨日、オイラのブログは遂にランキング4000番台に突入、分母は156万件であります。
今夜はお祝いに、般若湯(般若麦汁)を少し多めに戴こうっと!

コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

へんろのお宿

2011年03月29日 | 遍路

 歩き遍路は機動力がありませんから、一日で歩ける自分の体力と相談しながら、遍路道沿いにある宿を的確に選ばなければなりません。これは中々難しい難しいことなのです。
 泊まりたい宿は早く押さえるに越したことはないのですが、毎日コンスタントな距離を歩ける保証はなく、更に山のお寺や峠越えなど、距離だけでは計れない、難易度が異なるからです。
 やさしいおもてなしや御馳走が待っていて、安らぎの得られるお宿選びは、楽しくもあり苦しくもあるのです。

 四国88か所詣りに相応しい宿の案内が、歩き遍路しか通らない峠道に出ています。看板に偽りなし?

上記看板のお宿は、錣葺き屋根の本堂がある“12番平等寺”山門脇にある“民宿山茶花”。温かなもてなしで有名なお宿です。
まさに歩き遍路の為にあるようなうれしいお宿です。もちろん今回もお世話になりました。

 歩き遍路道(本当はサイクリングロード)には、こんなユニークな看板も!

 

 

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お四国のおもてなし

2011年03月28日 | 遍路

 四国遍路ワールドにおける“おもてなし”と云うと、食べ物やや現金が話題に挙がるが、“お遍路休憩所”も素晴らしい。
空気がきれいで眺めの良さそうな処に、何気なく作られたもの

12番焼山寺から13番大日寺に向かう峠を越えた、絶景に作られた休憩所

説明書きの文字が小さくて良く読めないかもしれませんが、良く見るとこの小屋の電力は“風力発電”で賄っていると書かれている。
建て付けもしっかりしていて、宿泊も可能な頑丈な作りになっている。

牟岐にある有名な“常設休憩所”付属している警察所が工事中の為、道路向かいに仮設でおもてなし中でした。

歩き遍路は2時間に1回くらいの休憩が、体調維持には欠かせない。絶妙の場所に提供される休憩所は、最高のおもてなしです。

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

歩き遍路の命綱

2011年03月27日 | 遍路

 歩き遍路と車やバスツァー巡拝との決定的相違は、札所にたどり着くまでの道のり。歩き遍路は一人で「へんろみち保存協力会」の標識を頼りに、ひたすら前を向いて歩くのみ。

 様々な形の案内標識があるが、目を皿のようにしてこの標識を探しながら歩く。でもこれではどちらに進んで良いのやら…

 狭い山道に入れの案内、本当に?一瞬不安になるが二枚も看板があるのだからと、勇気をふるって進むのです。

 古そうなヤツと新しいのがダブルで鎮座、迷わずあぜ道に入って行きます。
今回歩いてみて、五年前より随分案内標識が増えていることを感じました。 ありがとう!心にお礼を唱えます。

 

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

打ち止めの四国遍路

2011年03月26日 | 遍路

 これで打ち止めにしようと出掛けた四国遍路。3/10日、広島発徳島行きの高速バスに乗車、鳴門西バス停で下車
「お気をつけて!」とバスの運転手が声を掛けてくれる。
「ありがとう!南無大師遍照金剛!南無大師遍照金剛!南無大師遍照金剛!」とオイラが返す。


1番霊山寺の多宝塔、札所に多宝塔は多いが、形の美しいのはこれ

山門の典型的な形、二重楼門を潜って、これから始まるぞ!

休日を中心にバスツァーの巡拝者が押しかけるので、納経場所を分けてくれる、良心的な札所。ここは二番極楽寺です。

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

土佐湾

2011年03月21日 | 遍路

海岸線の長い高知県の遍路道。すべての場所が津波時避難対象地域、標高確認と避難経路ばかり探して歩く。9時間歩いてやっとたどり着いた大日寺。山門は掛け造りさながら珍しい。

コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

土佐の関所寺

2011年03月20日 | 遍路

修行の道場に入って四つ目の寺は27番札所神峰寺。ここは15時までにお詣りしないと魔物出ると伝えられる。今日も前途を邪魔するように雨が降りだした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「みくろど」

2011年03月19日 | 遍路

ここ、遥かな太平洋を望む場所で弘法大師は悟り開き、空海を名乗ったと伝えられる。又室戸岬は補堕落浄土に向かう場所の一つ、痛む足をなだめつつ室戸岬を周りこんで、これからからはひたすら西を目指す。

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

現実は厳しい

2011年03月18日 | 遍路

現代の遍路は歩く苦痛があるとはいえ、贅沢を言わなければ宿はなんとか確保できる。でもだんだんより良い設備を求めるのは人情、ひっそり営業を閉じた宿が、そこかしこに見られる。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

歩き続けるだけ

2011年03月18日 | 遍路

多分太平洋だと思うが海が見える所迄歩いて来た。しかし次の寺迄75キロもあるので、ひたすら歩き続ける… 青い穏やかな海は美しいけど…被災された方を思うと、このまま遍路していて良いのかな!?

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

海岸線へ

2011年03月16日 | 遍路

徳島県山の寺を巡って来たが、とうとう23番薬王寺を打ち終えました。明日から修行の道場、海岸側のひたすら歩きが始まります。

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山の寺

2011年03月15日 | 遍路

今日は「発心の道場」最後の難所に挑む。20番鶴林寺、21番太龍寺、22番平等寺を併せて、標高差千メートルを越える。果たしてオイラは無事ここを越えられたでしょうか!?

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

難所前

2011年03月14日 | 遍路

明日は鶴林寺、太龍寺の二つの山上の寺を打つ。今日位から身体がほぐれて楽になるはずだが、一向にペースが掴めない。年か!? 明日登る山は、遥か彼方に!!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

沈下橋

2011年03月13日 | 遍路

3月13日、遍路3日目疲れはピーク。それなのに今日も出発即峠道、あえぎにあえいでやっとこさ。 でも歩き遍路だけが楽しめる沈下橋をご覧下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする