山口県柳井市祝島で行われる“神舞”を見に出掛けた。8月18日の事である。
大分県国東半島にある伊美神社が、石清水八幡宮から神様を勧請した際、途中瀬戸内海は上関付近で嵐に遭遭遇した。この時懸命に救助活動をしたのが、祝島の住人たちだった。
4年に1回開催される神舞には、本土から大勢の観客が押し掛ける。
当日の臨時船便は、民間企業から借り上げた船が使われていた。我々はこの船に乗船して島に渡る。
伊美別宮社は、お世話になった祝島の人達の為に、4年に1回神様を派遣し大祭を行う。
祝島には五穀豊穣を願う、大歳社として祀られている。
国東半島の伊美別宮社を模したと云われる、祝島大歳社の鐘楼門。
常設の神楽殿などはなく、海岸近くに木、竹、葦等で造られた仮設の神楽殿で神舞は行われる。
外はうだるような暑さだったが、この神楽殿は風通しが抜群で、とても涼しく快適であった。
丸竹や葦、寒冷紗等を巧みに使って造られている舞殿の内部。
舞台上には御座が敷き詰めてある。
鬼の杖で一撃されると、無病息災、家内安全が約束されるとあって大人気。
結構ゴツンと力を込めて叩いてくれる。
坊主頭のオイラには、少々堪えた。