もっちゃんの探歩三昧

歴史探訪や仏像鑑賞、友人との交友をタイムリーに投稿します

祝島式年大祭

2012年08月23日 | 歴史探歩

 山口県柳井市祝島で行われる“神舞”を見に出掛けた。8月18日の事である。
大分県国東半島にある伊美神社が、石清水八幡宮から神様を勧請した際、途中瀬戸内海は上関付近で嵐に遭遭遇した。この時懸命に救助活動をしたのが、祝島の住人たちだった。

 4年に1回開催される神舞には、本土から大勢の観客が押し掛ける。
当日の臨時船便は、民間企業から借り上げた船が使われていた。我々はこの船に乗船して島に渡る。

 

伊美別宮社は、お世話になった祝島の人達の為に、4年に1回神様を派遣し大祭を行う。

 祝島には五穀豊穣を願う、大歳社として祀られている。

 国東半島の伊美別宮社を模したと云われる、祝島大歳社の鐘楼門。

 

 常設の神楽殿などはなく、海岸近くに木、竹、葦等で造られた仮設の神楽殿で神舞は行われる。
外はうだるような暑さだったが、この神楽殿は風通しが抜群で、とても涼しく快適であった。

 

 丸竹や葦、寒冷紗等を巧みに使って造られている舞殿の内部。
舞台上には御座が敷き詰めてある。

 

 鬼の杖で一撃されると、無病息災、家内安全が約束されるとあって大人気。
結構ゴツンと力を込めて叩いてくれる。
 坊主頭のオイラには、少々堪えた。

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出雲神話博Ⅱ

2012年08月22日 | 歴史探歩

 出雲は謎の多い国、いくら話を聞いても、本を読んでも納得のいく答えは出ません。
銅鐸も銅剣も銅鉾も、大量に出土するし、出雲風土記も残されているのに?

 

 荒神谷遺跡から大量に出土した銅剣が、一堂に展示されています。

 

 加茂岩倉遺跡から出土の銅鐸もあります。
此処は「出雲神話博物館」の常設展示場、写真撮影OKです。

 

 銅鐸の紋様も手に取るように分かります。

 

 三角縁神獣鏡だって展示されています。

 

 千木、鰹木、桧皮葺き等、今回の式年遷宮ですべて新調されました。
“亀甲剣花菱紋”も燦然と輝いています。

厳島神社の紋は、出雲大社の紋を三つ重ねた“三亀甲剣花菱”、両神社間に何らかの繋がりがあるのかな?

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出雲神話博

2012年08月21日 | 歴史探歩

 西国33観音霊場詣りを連載したため、証文の出し遅れのようになりましたが、島根県出雲市で開催中の“神話博”に行って来ました。

 出雲大社は現在、60年振りの式年遷宮工事の真っ盛り、平成24年5月10日に式年遷宮祭がおこなわれます。
待ちどうしいことです。

 

 本殿は工事用の覆いが取り除かれ、チラッと新しい大屋根が確認できます。
付属の建物が最後の追い込み工事に入っており、側面に廻ることも出来ない状況です。

 

「雲太 和二  京三」と称された頃の出雲大社本殿模型。
出雲神話博物館では、この度常設展示場に限り、写真撮影が可能になりました。いいぞ!
但し、三脚、フラッシュ撮影は×です。 

 

 慶長年間の出雲大社、三重塔や鐘楼まで建てられていたことが分かります。
まさに神仏習合ですかね?

 

 遠く浜松から。、一人の青年がバイクで訪ねてくれましたので、出雲名物の割子そばを久し振りに…
有名店?Aなので混雑を避け、午後3時に入店したのに、8組待ちでした。
 口コミは凄いです。

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西国22番札所総持寺

2012年08月20日 | 西国33観音霊場

今回二泊三日の巡礼では、10カ寺で打ち終わりのつもりでいたが、最終日あまりに順調に廻れたので、欲を出してもう1カ寺追加した。

 

 此処総持寺の山門、どうと云うことはない楼門だが、参道を遮るようなこの塀はいただけない。
信者を寄せ付けないような雰囲気は如何なものか。

 

 山門の仁王像、鳥除けの金網が掛かっていないので、とても身近に感じられる。

 

 1400年代に鋳造された古鐘だが、参詣者に『どうぞ お撞きください』と云っている。
感謝しながら一撞きさせていただく。

 

 総持寺の御本尊は“子育て観音”。 境内に観音様のお姿が…

 

 妻降りが付けられた本堂。

夏の青春18切符の旅は西国観音霊場詣り、この後8月末にもう1度西国観音霊場詣りに出掛けます。

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西国18番頂法寺・19番札所行願寺

2012年08月19日 | 西国33観音霊場

 六波羅蜜寺を打った後、効率良く?参拝するため、18番と19番を逆打ちすることにした。
偶然だと思うが19番行願寺は革堂、18番頂法寺は六角堂の別名の方が通りが良いらしい。

 結構工程には苦労するんです。

 

 「鴨の河原の水枯れて~」の祇園小唄とは異なるが、8/11日朝の鴨川。
平安の都を、年寄り遍路がトボトボと歩きます。

 

 京都寺町通りの一画にひっそり佇む札所:革堂行願寺。
参詣を終えて納経を済ませたところで、寺の若い女性が声を掛けてくれた。「18番さんのお参りはお済ですか」
 四国88か所詣りでは納経所に、必ずと云って良いほど次の札所案内地図が用意されているし、道順を親切に教えてくれる。
西国33観音廻りで、道順を心配してくれたお寺は初めて…感激する。

 

 この場所に“囲碁本因坊戦”命名の由来となった塔頭:本因坊があったのかな?
革堂の女性が教えてくれた18番:六角堂への道順は…
『寺町通りを下ると直ぐに広い道:御池通りに出ます。そこを横切って3本目の通りが六角通りです。右に曲がって7本目の通りを過ぎた右手の、白い塀の建物が六角堂さんです。』

 

 案内してくれた通り無事、ビルに押しつぶされそうになっている、六角堂の白い塀を見つけることが出来ました。

 

 これが本堂ですが、境内が狭くて、どうしても全容を捉えることができません。

 

 16羅漢さんも苦心の配置です。

 

何気なく張り紙に書かれていたのは、「隣の展望エレベータから六角堂が見えます」
展望台が無いので、昇降中のエレベータからパチリ!
複雑な屋根構造ですが、中央の六角が、かろうじて捉えられています。

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西国17番札所六波羅蜜寺

2012年08月17日 | 西国33観音霊場

清水寺を参拝したあと、ダラダラ坂を下って六波羅蜜寺を目指す。
このお寺は初めての参拝。

 

 想像していた通り、町中の狭い小路に挟まれた一画にひっそりと佇んでいたお寺です。

 

 お馴染み開基:空也上人が迎えてくれました。
小雨交じりの天気なので、屋根の下に入れてあげました。
 どう?やさしいじゃろう。

 

 平家と云えば清盛、平安時代に我が世を謳歌したが、京の町には全く面影はない。
唯一無二と言ってよいお馴染みの肖像、空也上人同様屋根の下に入れて上げました。
 どう?やさしいじゃろう。

 

 境内に残されている史跡らしい物は、僅かにこの五輪塔のみ。
清盛の塚となっているが…

 

 今日もお世話になりました。京阪電車は京の町中では地下に潜っています。
車両も新しく、感じのよい私鉄でした。

 想像していた通り、平家の関わる遺跡はほとんど残されていません。
そういった意味からも、我が広島にある厳島神社は貴重な清盛(世界)
遺産です。

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西国16番札所清水寺

2012年08月17日 | 西国33観音霊場

京都観光の五本指に入る、このお寺が観音霊場詣りの札所になっているのだ。
今更の感もあるが、新たな気分で参詣する。
8/11日早朝、小雨に煙る舞台造りを訪ねた。

 このお寺には数え切れないほどお参りしているが、何か違和感を感じていました。
今回それが分かりましたヨ!
 この山門をご覧になってください。真横から写したものですが、この門は360度何処からでも撮影可能です。
そう、このお寺には境内を囲む塀が無いのです。

 

 山門を潜ったところで、変わったものを見つけました。
明治時代の測量の基準点だそうです。

 

 堂塔伽藍はコンパクトに建てられています。

 

 しっとり濡れた清水の舞台、雨に煙る平安京の都、願っても無い光景に出合えました。
 旅は良いね!

 

 お馴染みの姿ですが…やっぱり美しいです。

 

 お城!と見違うばかりの石垣ですが、この部分は孕みを補強しているのでしょう

 

 東北の英雄「阿弖流為と母」の碑があるのですが、お寺とのかかわりが分かりません。

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西国15番札所観音寺

2012年08月16日 | 西国33観音霊場

この日(8/10)は、歩行距離が少し長いお寺が多く、此処今熊野:観音寺は4カ寺目。
京阪電車東福寺駅から、ダラダラ登りの道を20分程で到着。

 到着したとは言え、御寺泉湧寺が掲げられた総門だ!
千数百年の伝統あるお寺も、応仁の乱後寺勢が衰え、泉湧寺の塔頭の一つに落ちぶれてしまったのだとか…
此処から又一息歩いたところが観音寺境内。

 

 今熊野を名乗るだけあっって、深山幽谷を旅する雰囲気。

 

 本堂は、西国霊場に多く見られる、入母屋二重造りの形だが軒下に注意。
東山に良く溶け込んでいて、一見の景観だと思う。

 

 良く写真をご覧になってください!(分かり難い点はご容赦)
野地板(この写真では瓦と垂木の間の板)が三層に重ねられている。
 ちょっとめずらしいと思いますが…

 

 ご自慢の石造物か? 説明がなく由緒は分からない。

 

 大口寄進者を纏めて掲額しているのか、納額大王一同とはなんとストレートな表現でしょう。
熊野信仰も、平安の都では苦戦しているのかな?

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西国10番札所三室戸寺

2012年08月15日 | 西国33観音霊場

 奈良は飛鳥方面のお寺を打ち終えて京都に向う途中、宇治にある花のお寺:三室戸寺に立ち寄る。
折しもこの日(8/10)は、宇治川の花火大会とかで、電車内は浴衣掛けの善男善女で溢れていたが、此処は嘘のように静寂。

 

 例によって、路銀の乏しい老いぼれ遍路は、京阪電車三室戸駅から灼熱の参道を歩く。
それでも飛鳥のお寺と違って、平坦な道が僅かながら救い。
 程なく山門にたどり着くが、おやっ?西国の札所にはめずらしい、質素な“薬医門”である。

 

 午前中に訪ねた長谷寺同様、花の寺がウリらしいが、残念この時期は僅かに睡蓮が残るのみ。
コンデジで精一杯近付いて収めたが…

 

 お寺での撮影なので、バックにも気を配らないといけない。

 

 阿弥陀堂を背景に花を引き立てようとと思ったが、主客転倒になってしまった。

 

 人影のない本堂で、思いっきり声を張り上げて“般若心経”を唱える。
その時の気分によって、読経も変化するのは我ながら不思議。

 

 帰りの参道でも未練たらしく、首なし地蔵前の花を…

昨日(8/14)、宇治方面は豪雨で大変だったらしい。大したことが無いことを祈るのみ

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西国第8番札所長谷寺

2012年08月14日 | 西国33観音霊場

 岡寺参詣をを早朝涼しい内に済ませ、近鉄線を乗り継いで、近年国宝の指定された長谷寺へ…
初瀬の里は、昔ながらの門前町の様子が残っており、簡素な佇まいのお寺も美しい。

 近鉄長谷寺駅からは、下って登る道を30分程、午前10時を過ぎれば日ざしは高く強烈。
喘ぎつつ門前にたどり着けば、この寺の特徴とも云える「長~い階段に屋根付きの登廊」が待ちかまえている。

 

 入母屋造りの国宝本堂は、前面に大きく舞台がせり出す“懸造り”

 

 さらに登って右側に回り込むと入り口があり、本堂の中央に通路に繋がる。
建て物は1階に連結された二棟の入母屋があり、その上に直行する形で大きな入母屋が重ねられている。
 お寺では双堂(ならびどう)形式と説明していた。

 

 斜め背後から見ると、複雑な建物の形が良く分かる。

 

 登廊の折れ目(直角に曲がる)に懸崖する紅葉、秋はさぞかし…

 

 納経を済ませて振り返ってみれば…

帰路、研修?を終えた若い修行僧二人と同行して、長谷寺駅へ向かう。
真言宗豊山派と聞いていたが、二人とも剃髪ではなかった。

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西国第7番札所岡寺

2012年08月13日 | 西国33観音霊場

8/9日参詣したのが6番札所南法華寺、8/10訪れたのはこれから掲載する岡寺。
この二つの寺は同じ近鉄吉野線で、間に飛鳥寺駅を挟むだけの指呼の位置にある。
それなのに日を改めて、出直さなければならないのは、どのような理由からか?
答えは簡単、各お寺には納経時間(門限)が決められており、西国の場合17:00か16:30分となっている。
昨日時間切れだったのです。

 

 出直しして朝1番岡寺を目指すが、写真の通りこの登り坂、距離も岡寺駅から4キロ以上ある。
下に見えるのは参道脇に構える一軒の茶屋、残念ながらウィークデーなので、店は閉まっている。

 

 弾む息を抑えつつ、噴き出る汗をふき、納経する態勢を整える。
此処も両脇から仁王像が参詣者をにらみつける、最も一般的な楼門。
本当に残念であり、無神経さに腹が建つのが、参詣者を拒むように駐車している車。
この日は植木職人の所有車であった。

 

 不心得者は入門を許さず! 怖い仁王様が門番です。
やましいところが皆無とは言い切れないので、何時もどのお寺でもちょっと震えます。

 

 梁間、桁行がほぼ同じ(正方形)に見える本堂、めずらしいのではないかな?

 

 簡素ながら良く手入れされている枯山水。
庭があるお寺は何故か落ち着きます。気持ち良く早朝のお参りを終えました。

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西国第6番札所南法華寺

2012年08月12日 | 西国33観音霊場

 奈良にやってきました。此処は別名:壺阪寺。
浪曲でうたわれていた「壺阪霊験記」の、“お里・沢市”の話で有名なお寺。
 浪花亭綾太郎の名調子 『妻は夫に従いつ 夫は妻を慕いつつ~』が思い出されます。

 

 いきなりインド石で彫られたと云う、巨大な釈迦三尊が出迎えてくれます。

 境内一面に堂塔伽藍や石仏などが、所狭しと並んでいます。

 

 大仏様の頭の奥に見える六角屋根の建物が本堂です。
その奥に見える山に、高取城跡が残されています。此処から山道をざっと1時間の処です。

 

 御本尊は十一面千手千眼観音菩薩です。係の方にお断わりをして撮影しました。
特に眼病に霊験あらたかな仏様です。

 

 真言宗のお寺と云うことで、巨大な五鈷杵が奉納されていました。
1メートルはあろうかと思われる立派なものです。

 

 最寄駅は近鉄壺阪山駅、案内を良く御覧になってください。
お寺まではかなりの登り坂を含めて、4.5キロと表示されています。
 前回、高取城跡巡りを兼ねて来た時は、もっと近かったと記憶していましたが、間違っていました。
暑さも強烈で、完全にグロッキー状態になりました。

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西国第5番札所葛井寺

2012年08月12日 | 西国33観音霊場

猛暑が到来し、手術後の体力の衰えも考慮して、この夏も“青春18切符の旅”は諦めようと思っていたのだけれど、やはり虫が起こってしまい出掛けました。
 第1弾として8/9~11日までの二泊三日で、奈良、宇治、京都の西国33観音霊場詣りをすることにしました。

 まずは藤井寺市にある葛井寺(ふじいでら)を訪ねます。
ちょうど千日詣りの時期で、門前町から境内まで多くの人が参拝に詰めかけています。

 

 多くのお店が並んで、昔ながらの賑わいです。
このお寺は初めての参詣でしたが、近鉄藤井寺駅から至近にあるので助かりました。

 

 古色蒼然とした本堂で何時もながら、般若心経を唱えます。
このお寺は安産の祈願寺とのこと、娘の安産を願ってお守りを受けて来ました。
暑い中、遍路を目指すものにご褒美をくれました

 

 御本尊の千手千眼菩薩は秘仏でしたが、壁にはこのようなお姿が…
結跏趺坐の観音様は、めずらしいのではないでしょうか?

 

 門前の参道で見掛けた、ちょっと変わったマンフォールの蓋。
参道の石畳のつもりでしょうかね。

第5番札所葛井寺を無事打ち終えて、酷暑の中奈良へ向かいます。

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原爆記念日Ⅱ

2012年08月08日 | Weblog

多くの人たちがそれぞれの思いで、広島平和公園に集まってこられました。

 

 灯篭流し、穏やかな元安川の水面に…

 

 捧げられた花、遠くに霞んいるのは原爆ドームです。

 

 これは広島市の花:夾竹桃。今年も健気に咲いています。

 この頃広島市の空は、真っ赤に染まっていました。

 

 原爆資料館の建物も真っ赤に染まって、炎上しているかのようです。

 

 どうです!原爆ドームです。

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原爆の日

2012年08月07日 | Weblog

 今年も8月6日がやってきました。暑く重苦しい一日。

 

 夕方の原爆ドーム周辺、多くのキャンドルが並んでいます。

 

 今日も昭和20年と同じ、広島の空は何処までも青く快晴です。

 

 多くの修学旅行生や家族連れが、千羽鶴を納める“原爆の子の像”
10年振りとかの大清掃で、ブロンズの輝きが戻りました。

 

 原爆ドーム前の元安川には、日のある内から燈篭が浮かんでいます。
岸の柳と燈篭が絡んで、七夕飾りのように見えますが、多くの悲しい記憶をお持ち方がいます。

 

 平和記念式典を終えた原爆慰霊碑の周辺、平和の泉も鏡の様な水面に…
「安らかに眠ってください、過ちは繰り返しませんから」

 

 何時もは何気なく通り過ぎる噴水ですが、今日ばかりは悲しげな姿に見えます。

 

 薄暮の平和公園の西の空はこの通り。
不気味な“キノコ雲”を連想させます。

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