年初から病院からの招待が絶えず、気の滅入る毎日だが、沈んだ思いを振り切りたいと奈良へ…
塔尾とも書くようだが南山城地区と呼称されることもあり、京都府に属する。
交通のアクセスから奈良経由がベターと感じ、奈良駅からバスで向かった。
この地域は奈良興福寺の別当地だったようで、石仏群と共に往時は多くの寺院が存在したようだ。
奈良からバスに乗った観光客は、浄瑠璃寺で下車してしまい、岩船寺まではオイラ一人。
山門をくぐると正面に朱も鮮やかな三重塔が見えた。
阿字池の水際には珍しいピンクの馬酔木が満開。
「馬酔木の花は白と決まっている」勝手に思い込んでいたのは私だけか?
本堂は桁行・梁間とも5間、入母屋造で向拝一体型。
梵鐘は撞座(鐘を撞く位置)が高く、古鐘かと思ったがそうでもないようだ。
江戸時代以降の新しい鐘は撞座がもっと下に来るのだが…
十三重の塔は穏やかな阿字池に逆さに映る。
裏山に登り境内を見下ろすとまた変わった風情、素朴な景色だだが去りがたし
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