石垣の解説ではこれまで聞いたこともないような、マニュアックな内容が…
この石垣は見てのとおり、左から右へ向かって下がって積まれており、角の優美な曲線を作り出している。
それと共に、手前側から奥側に向かっても下がって積まれており。その結果難しい問題が秘められている。
石の左右両側を下げて積んだ場合、角の角度が90度では上手に積めないらしい?
最下段の石は110度程度にし、上に行くほど角度を縮めていき、最上部を90度にすると綺麗に扇の勾配が形成されると説明された。
オイラの頭脳では理解できなかったが、最下部の石は確かに90度以上の鈍角に加工されている。
更に福山城は、通常では10年程度かかるところを、わずか2年半で竣工された。
考えられないほどのスピードだが、この石のように未加工の石を積み上げ、表面の仕上げは後日ゆっくり加工するなどの手段が取られたようだ。事実この石は未加工のまま現在に至っている。
真ん中より下の部分の表面が未加工。
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